青鬼集落

長野県の北西部、白馬村に位置する「青鬼（あおに）集落」。
山の中腹に佇む小さな集落です。江戸時代から明治時代にかけて建てられた家屋が現存していて、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。「日本の棚田百選」に選ばれた棚田も見どころ。石垣を伴った大規模な棚田は、まるで昔話に出てくるような美しい風景です。
集落にある「青鬼神社」は、善鬼伝説に由来する善鬼大明神をご神体としている神社。毎年9月21日の例大祭では、灯籠揃えや花火の打上げなどの伝統ある神事が行われます。中でも注目すべきは「火揉みの神事」です。村指定無形文化財の神事で、神聖な火をおこし神社の灯明や各家々の灯籠、打上花火の火に利用します。