国営ひたち海浜公園・秋のコキアイベント(2025)
コキア・ウェルカムガーデン
コキアライトアップ
コキアカーニバル
コキアの見頃はいつ?
緑コキアなら8月
グラデーションコキアなら9月
赤いコキアなら10月上旬〜中旬
黄金コキアなら10月下旬
見頃が終わった後は……
国営ひたち海浜公園の基本情報・アクセス・マップ
ひたち海浜公園の周辺スポット
【豆知識】コキアってどんな植物?
おわりに

茨城県ひたちなか市にある「国営ひたち海浜公園」といえば、春のネモフィラと、秋のコキア。

秋のコキアは、夏から秋にかけて、緑から赤、赤から茶へと色が移り変わっていきます。赤いコキアが見頃となる10月には、例年「コキアカーニバル」や「ライトアップ」などのイベントが開催され、多くの人が訪れます。

ここでは、ひたち海浜公園のコキアの見頃や、イベント情報をまとめて紹介します。コキアの数は以前は3万3000本でしたが2024年から4万本に拡大され、2025年も同じく約4万本が植えられています。今年も圧巻の景色が見られそうですよ。

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※この記事は2018年8月時点の情報をもとに作成しました
※2025年8月、一部情報を更新しました
※掲載の情報は、諸事情により変更となる場合があるため、お出かけの際はご自身で最新の情報をご確認ください

国営ひたち海浜公園・秋のコキアイベント(2025)

コキア・ウェルカムガーデン

2024年から登場した「 コキア・ウェルカムガーデン」は2025年も登場!

みはらしの丘の第一頂上下に、25品種・約2万本の草花が植えられていて、この時期ならではの色彩を楽しむことができます。植えられているのは、マリーゴールドやケイトウ、メランポジウム、アゲラタムなど。10月下旬頃までが見頃です。

まるでブーケのように、さまざまな花が立体的に散りばめられていてロマンチックな散歩が楽しめます。

●関連情報:コキアが埋めつくす「みはらしの丘」入り口に、今年も “ウェルカムガーデン” が登場!現在見頃です(国営ひたち海浜公園)

コキアライトアップ

国営ひたち海浜公園の期間限定イベント コキアライトアップ

国営ひたち海浜公園の期間限定イベント コキアライトアップ

例年「コキアカーニバル」に先駆けて開催されるのが「コキアライトアップ」。音楽に乗せ、カラフルな光でコキアと「みはらしの丘」を照らします。

2025年は期間が12日間に拡大し、ダンスのステージショーやクラフトイベント、グルメなど楽しみ盛りだくさん。2025年のライトアップテーマは「光の軌跡」。10回目の開催となるアニバーサリーイヤーを記念して、これまでのライトアップを振り返ります。

昼間の公園とはまったく違う、光と音楽の演出は必見です。

【コキアライトアップ開催概要】
●期間:2025年9月12日(金)〜9月23日(火・祝)
●時間:17:00〜21:30
 (点灯時間は17:30〜21:15)
●料金:
 コキアライトアップは[①入園料]+[②観覧料]の合計金額の支払いが必要です
 ①入園料
  中学生以下……無料
  高校生以上……450円
  65歳以上……210円
 ②観覧料
  幼児以下……無料
  小中学生……500円
  高校生以上……1000円
●公式サイト:コキアライトアップ|国営ひたち海浜公園

コキアカーニバル

コキア・コスモス・ソバ

コキアカーニバルでは、コキア・コスモス・ソバの花が一緒に楽しめます

例年、コキアの紅葉が見頃となる季節には、国営ひたち海浜公園の「みはらしの丘」をメイン会場に、「コキアカーニバル」というイベントが開催されます。

約4万本、2.3ヘクタールの面積がコキアに埋め尽くされた絶景が楽しめるほか、この時期限定の「コキアソフト」が登場。みはらしの丘の前にある売店で販売され、真っ赤なコキアをイメージしたクランベリー風味のソフトクリームが味わえますよ。そのほかにもさまざまなフードの販売も。

国営ひたち海浜公園限定のコキアソフト

国営ひたち海浜公園 イベント限定のコキアソフト:写真提供 @yumihr

【コキアカーニバル 開催概要】
★2025年の開催情報は、8月22日時点で確認できていません
以下は2024年の開催情報です。

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●期間:2024年10月1日(火)〜31日(木)
●時間:9:30〜17:00
●料金:
 コキア見頃時期は[①入園料]と[②季節料金]の合計金額の支払いが必要です。
 ①入園料
  中学生以下……無料
  高校生以上……450円
  65歳以上……210円
 ②季節料金
  350円
 ※10月5日(土)・6日(日)は入園料無料。9月16日(月祝)は65歳以上の入園料が無料
●公式サイト:きて みて さわって コキアカーニバル|国営ひたち海浜公園
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コキアの見頃はいつ?

国営ひたち海浜公園の紅葉したコキア

国営ひたち海浜公園の紅葉した見頃のコキア

真っ赤に染まったコキアの例年の見頃は、10月上旬〜中旬頃です。その年の天候により最盛期は前後しますので、詳しくは公式サイト内の2025年コキアの紅葉状況か、スタッフブログをチェックしてみてくださいね。

また、コキアといえば秋の紅葉以外にも、緑のモコモコした姿や、緑から赤へ変わる途中のグラデーション、黄金に輝く姿も魅力です。し、緑色→赤色→黄金色へ変化します。季節ごとに違う景色が見られるのもコキアの魅力です。

緑コキアなら8月

夏のみはらしの丘

8月のみはらしの丘は、緑コキアが見事

毎年6月下旬から7月上旬に植えられるコキアは、夏の日差しを浴びながら生長。植えたばかりのコキアは、大きさ15cmほどですが、9月までに80cmほどまで生長します。

みはらしの丘いっぱいを埋め尽くす緑のコキアは、ゲームや絵本の世界のようでメルヘンチック。ひまわりの花とのコントラストも綺麗です。

グラデーションコキアなら9月

国営ひたち海浜公園のグラデーションコキア

国営ひたち海浜公園のグラデーションコキア

例年9月下旬になると、国営ひたち海浜公園のコキアは少しずつ赤色に色づき始めます。この時期のコキアをよく見てみると、根元部分は緑色で、葉先のほうがら赤く色づいているのがよくわかります。そんなグラデーションコキアは、季節の変わり目にしか見られない光景です。

赤いコキアなら10月上旬〜中旬

国営ひたち海浜公園の秋の見頃のコキア

国営ひたち海浜公園の秋の見頃のコキア

燃えるように赤く色づいたコキアは、10月上旬〜中旬が見頃。ひたちなか市内でも一番標高の高い、みはらしの丘は、傾斜があるので麓から頂上までを見渡すことができます。

まるで真っ赤な絨毯のような光景は、他ではなかなか見られない絶景です。

黄金コキアなら10月下旬

10月下旬の黄金のコキア

国営ひたち海浜公園の黄金のコキア

紅葉の見頃を過ぎた10月下旬になると、コキアは次第に色が抜けていき黄金色の時期へと変化します。黄金色のコキアは、和名のほうき草、そして過去にほうきに使われていたことがわかる色合いです。11月に入るとすぐにコキアは刈り取られてしまうので、お見逃しのないように。

見頃が終わった後は……

見頃が終わるとコキアは刈り取られてしまいますが、実は違う場所で生まれ変わります。

毎年12月頃、ひたち海浜公園の園内に、翌年の干支をモチーフにした巨大地上絵が描かれます。地上絵の材料となるのは、園内で採れた松などの間伐材や乾燥させたコキア。縦22m・横36mに及ぶ地上絵は、プレジャーガーデンの大観覧車から全貌を見ることができます。

地上絵づくりに参加できるイベントもあるので、気になる人チェックしてみて。

国営ひたち海浜公園の基本情報・アクセス・マップ

「国営ひたち海浜公園」は、茨城県ひたちなか市の沿岸部に位置しています。花と緑に囲まれた公園で、茨城県を代表する観光地。春はチューリップやネモフィラ、夏はバラやヒマワリ、秋はコスモスやコキアなど、四季折々の花々が楽しめます。

基本情報

●住所:茨城県ひたちなか市馬渡大沼605-4

●開園時間
 ①3月1日〜7月19日……9:30〜17:00
 ②7月20日〜9月1日……9:30〜18:00
 ③9月2日〜10月31日……9:30〜17:00
 ④11月1日〜2月末日……9:30〜16:30

●休園日:
 ・火曜
 ・12月31日
 ・1月1日
 ・2月第1火曜の前日〜直後の金曜
 ※春期、夏期、秋期、冬期の特定期間は毎日開演
 ※開園日は公式サイト内、開園日・時間ページの開園日カレンダーをご確認ください

●入園料:
 中学生以下……無料
 大人……450円
 65歳以上……210円

「プレジャーガーデン」チケット情報

国営ひたち海浜公園内に位置する「国営ひたち海浜公園プレジャーガーデン」は、30種類以上のアトラクションが人気を集める遊園地。

レストランやショップも併設されており、バリアフリー施設も充実しているため、家族連れで訪れるのにもおすすめです。

そんなプレジャーガーデンで利用できるお得なチケットは、下記リンク先(アソビュー)で事前購入できます。
ひたち海浜公園プレジャーガーデン|のりもの1日フリーパス(入園料別)

アクセス・駐車場

●駐車場:あり(普通車1日600円、二輪車300円)
●アクセス:
①JR常磐線[勝田駅]からバス・車・タクシーで15分
 ※バスの乗り場はJR常磐線[勝田駅]東口2番乗り場。時刻表はこちらを参照
 ②常陸那珂有料道路[ひたち海浜公園IC]から車ですぐ
 ③常磐自動車道[日立南太田IC]から車で約30分


入り口と「みはらしの丘」のマップ


入り口と「みはらしの丘」のマップ

コキアが植えられているのは、ひたち海浜公園の北側にある「みはらしの丘」です。4つあるゲートのうち「海浜口・風のゲート」または「西口・翼のゲート」からのアクセスが便利です。

ひたち海浜公園の周辺スポット

【豆知識】コキアってどんな植物?

国営ひたち海浜公園の色鮮やかなコキア

国営ひたち海浜公園の色鮮やかなコキア

コキアは、ふんわり柔らかい葉と、丸っとした可愛らしい形で人気の植物です。赤くなるのは花ではなくて葉。花は8月頃に小さな黄緑色のものが咲きます。

南ヨーロッパ原産のヒユ科のホウキギ属で、種を蒔いてから一年以内に開花する「一年草」です。和名を「ほうき草」といい、昔はコキアの茎を乾燥させたものがほうきとして使用されていました。

また、コキアの実は食用となり、形や色、歯ごたえが似ていることから「畑のキャビア」と呼ばれることも。秋田県では名産品の「とんぶり」として古くから愛されてきました。(国営ひたち海浜公園のコキアは鑑賞用)

コキアの花言葉

コキアの花言葉は『恵まれた生活』『あなたに全て打ち明けます』など。『恵まれた生活』はコキアの枝や種が観賞用以外のさまざまな用途で使用されることから、『あなたに全て打ち明けます』は夏の緑の葉がだんだん赤くなる様子が、頬を赤らめる女性を連想させることからつけられました。

おわりに

国営ひたち海浜公園のコキアが見頃となる10月は、みはらしの丘に多くの観光客が訪れます。みはらしの丘の通路は観光客で身動きがとれなくなるほど。開園直後であれば、比較的自由に動けるので、思い思いの角度からコキアを楽しめますよ。

Text:編集部
Photo(特記ないもの):PIXTA