人気の記事
【金閣寺】歴史や見どころは?金色の世界遺産を徹底解説! 古き良き日本の古都・京都。時期や国内外を問わず、多くの観光客で賑わう場所です。そんな京都でも特に有名なのが「金閣寺」。金色に輝く金閣は目にしたことがある人も多いはず。 京都だけでなく日本の観光名所でもある金閣寺は、京都を訪れた際には絶対に見逃せないスポット。今回は金閣寺の歴史や見どころを紹介します。 【関連記事】 金閣寺を含む京都の世界遺産を全部知りたい人はこちら↓ [【京都の世界遺産】は実は1つだけ?古都の文化財を徹底解説](https://thegate12.com/jp/article/419) ######419#####金閣寺の歴史金閣寺創建までの歴史 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/03/31/11/33/08/Kinkakuji_Temple_Debut.jpg" alt="創建から600年以上の歴史を持つ金閣寺" /> <small>創建から600年以上の歴史を持つ金閣寺</small> 金閣寺は臨済宗相国寺派(りんざいしゅうしょうこくじは)の塔頭寺院で、その歴史を紐解くと600年以上も昔に遡ります。京都の北山にある西園寺家(さいおんじけ)の邸宅と庭園を譲り受けた、室町幕府第3代将軍の足利義満。1397年に山荘である北山殿(きたやまどの)の造営に着手し、舎利殿(しゃりでん)の建設を始めました。 翌年に舎利殿が完成。51歳でこの世を去るまで、義満は金閣寺の舎利殿に住んでいました。舎利殿とは、釈迦(しゃか)の遺骨である仏舎利(ぶっしゃり)を安置する建物のことです。義満の死後、将軍邸としての役割を終えた北山殿。義満の遺言により「鹿苑寺(ろくおんじ)」という名前になりました。 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/04/05/16/05/13/Kinkakuji_Temple_Yoshimitsu.jpg" alt="金閣寺を建てた足利義満" /> <small>金閣寺を建てた足利義満</small> 既に気づいた人もいるかもしれませんが、実は金閣寺というのは呼び名で正式名称は鹿苑寺。舎利殿が「金閣」という名前であることから、金閣寺と呼ばれています。鹿苑寺という名前は、義満の法号である「鹿苑院殿(ろくおんいんどの)」から付いたもの。法号とは、亡くなってから葬儀が行われるまでの間に、日蓮宗の僧侶に付けてもらう名前を指します。 中国との貿易を盛んにし、文化の発展に貢献した舞台である金閣寺。舎利殿を中心とした庭園や建築は極楽浄土を表したと言われ、当時栄えた北山文化の華やかさを象徴するスポットです。
31.mar 2021
史上最恐!【日本三大怨霊】にまつわる悲しい歴史とは?ゆかりの場所も紹介 世の中の事故や災害といった不吉な出来事は、時として偶然とは思えないようなタイミングや連鎖で起こることがあります。そんな時、よく口にされるのが「祟り」や「呪い」といった超自然的な存在。「そんな迷信はあるわけない」と思いつつ、どうしても説明できない、そんな奇妙な出来事に遭遇したことがある人も多いのではないでしょうか。 日本では古くから、人に祟りや災いをもたらす悪霊は「怨霊」と呼ばれ恐れられてきました。その中には、大災害を引き起こすほど恐ろしい力を持ち、現在でも伝説として語り継がれるものもいます。 今回は「日本三大怨霊」と呼ばれた菅原道真、平将門、崇徳天皇について解説していきます。日本三大怨霊は実際に神として祀られていますが、その場所にまつわる不思議な噂は現在でも絶えないんだとか。歴史に語り継がれる日本三大怨霊について、深く探っていきましょう。 【関連記事】 日本の幽霊と妖怪の違いやお化けの歴史を知りたい人はこちら↓ [【幽霊と妖怪】の違いとは?日本のお化けの歴史に迫る!](https://thegate12.com/jp/article/340) ######340######
22.jan 2021
【しまなみ海道】観光スポット17選!おすすめのモデルコースは? 瀬戸内海の島々を結ぶ「しまなみ海道」。絶景を眼下に巡るドライブやサイクリングはまさに爽快で、全国各地から多くの人々が訪れます。 しまなみ海道には見どころ盛りだくさんの観光地やグルメが溢れているため、どこに行こうか迷ってしまう人も多いはず。そんな方のために、しまなみ海道でまずは訪れてほしい定番観光スポットを17選に厳選しました。 今回は広島県・尾道を起点とし、今治までの観光名所をモデルコース風にお届けします! 《関連記事》 [しまなみ海道で【初サイクリング旅】最初に知りたいあれこれ徹底解説](https://thegate12.com/jp/article/495) [しまなみ海道で【ドライブ】立ち寄りスポット18選](https://thegate12.com/jp/article/501) [しまなみ・ゆめしま・とびしま海道で食べたい【ランチ25選】](https://thegate12.com/jp/article/499) [しまなみ・ゆめしま・とびしま海道【タイプ別の宿23選】](https://thegate12.com/jp/article/502)
18.oct 2022
【十干と十二支】の意味とは?意外と知らない干支の正体! 年末が近づくとよく耳にする「干支」。年賀状を書く時期になると「来年の干支は何だっけ?」という話題が出るように、干支といえば寅(トラ)や酉(トリ)など「十二支(じゅうにし)」を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、干支は「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を略した言葉。正確には、十干(じっかん)と十二支を合わせたものが干支です。 意外にも多くの名称や出来事に用いられている十干と十二支。気づかないうちに身近なところで目にしているかもしれません。今回は十干と十二支について紹介します。十干と十二支の正体 干支を構成する十干と十二支。そもそもどういったものなのでしょうか。十干と十二支をそれぞれ解説していきます。 十二支とは? <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/10/57/02/Jikkann_Junishi_all.jpg" alt="元々の十二支は動物ではなかった?" /> <small>元々の十二支は動物ではなかった?</small> 子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の12種類の動物によって構成されている十二支。紀元前の中国で、暦や時間を表すために使われ始めたのが起源とされています。 当時の中国で年を数える時に使われていたのが木星の動き。人々は木星の位置で年を数えていて、木星の公転周期が12年であるために天を12等分しました。この時に誕生したのが十二支の起源。実は子から亥の12個の漢字は、中国で数を表すものです。 この十二支を浸透させようと、王充(おういつ)という人物が動物の名前に変更。つまり、動物の意味は後から付け足されたものです。日本に伝来した頃には、時間や月にも当てはめられるようになった十二支。お昼の12時を正午、その前後を午前、午後と表すのは、11時から13時を午の刻と呼ぶことが影響しています。 十二支に選ばれた動物に込められた意味を、1つずつ見ていきましょう。 #子 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/00/04/Jikkann_Junishi_mouse.jpg" alt="十二支最初の動物はネズミ" /> <small>十二支最初の動物はネズミ</small> 子が表しているのはネズミ。十二支の中で1番目の動物です。ネズミは繁殖力が高いことから、子宝の象徴とされている動物。子孫繁栄の意味を込めて、ネズミが当てはめられました。 #丑 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/02/06/Jikkann_Junishi_cow.jpg" alt="生活に欠かせないパートナーだったウシ" /> <small>生活に欠かせないパートナーだったウシ</small> 昔はウシといえば生活のパートナー。重い荷物を運んだり畑を耕したりと、生活に欠かせない動物でした。ウシは力強さの象徴。粘り強さや誠実さを表すことから、丑という字にウシを当てはめました。 #寅 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/03/16/Jikkann_Junishi_Tiger.jpg" alt="トラは勇敢さを象徴している" /> <small>トラは勇敢さを象徴している</small> トラは勇猛果敢な動物。その勇ましさから、トラが当てはめられました。また、決断力の高さや才覚のある様子も表されています。 #卯 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/04/25/Jikkann_Junishi_rabbit.jpg" alt="ウサギには飛躍という意味も込められている" /> <small>ウサギには飛躍という意味も込められている</small> おとなしくて穏やかなイメージがあるウサギ。安全の象徴という意味が込められています。また、ウサギの特徴といえば跳躍力。飛躍や向上という意味も込められているそうです。 #辰 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/05/25/Jikkann_Junishi_dragon.jpg" alt="龍は権力を象徴する" /> <small>龍は権力を象徴する</small> 辰はドラゴン、つまり龍のこと。十二支の中で唯一空想上の生き物ですが、東洋において龍は生活に密接しているモチーフでした。中国では古代から龍といえば権力の象徴。日本もその影響を受け、辰は権力の意味合いを持っています。 #巳 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/06/20/Jikkann_Junishi_snake.jpg" alt="ヘビは再生を象徴する動物とされている" /> <small>ヘビは再生を象徴する動物とされている</small> 巳が表すのはヘビ。脱皮を繰り返して成長するため、永遠や生命、再生の象徴とされています。 #午 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/07/20/Jikkann_Junishi_horse.jpg" alt="ウマも人々の生活に密接した動物" /> <small>ウマも人々の生活に密接した動物</small> ウマもウシと同様に生活に欠かせない存在。粘り強さを表すウシとは異なり、ウマは健康や豊作を象徴する動物として十二支の1つになっています。 #未 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/09/18/Jikkann_Junishi_sheep.jpg" alt="群れで行動するヒツジは家内安全の象徴" /> <small>群れで行動するヒツジは家内安全の象徴</small> ヒツジは群れでの生活を好む動物。その特徴から、家内安全の象徴とされています。 #申 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/09/53/Jikkann_Junishi_monkey.jpg" alt="サルは知能の高い動物" /> <small>サルは知能の高い動物</small> 知能が高く、神の使いであると信じられてきたサル。賢者を象徴する動物として、十二支に選ばれています。 #酉 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/12/54/Jikkann_Junishi_cock.jpg" alt="トリは商売繁盛の象徴とされている" /> <small>トリは商売繁盛の象徴とされている</small> 酉という字はトリ、特にニワトリを表すもの。「酉の市」という言葉があるように、商売繁盛の象徴として扱われています。 #戌 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/13/46/Jikkann_Junishi_dog.jpg" alt="イヌは忠義の象徴とされている" /> <small>イヌは忠義の象徴とされている</small> イヌもウシやウマと並び、古くから生活をともにしてきた動物。特に主人に忠実であることから、忠義の象徴という意味があります。 #亥 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/14/50/Jikkann_Junishi_boar.jpg" alt="イノシシには無病息災の意味が込められている" /> <small>イノシシには無病息災の意味が込められている</small> 昔からイノシシの肉は万病に効くと考えられており、イノシシは無病息災の象徴。また猪突猛進という言葉から、一途で情熱的なイメージも含まれています。 日本における十二支の由来 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/20/31/Jikkann_Junishi_god.jpg" alt="日本では神様の手紙により十二支が決まったとされている" /> <small>日本では神様の手紙により十二支が決まったとされている</small> 中国ではそれぞれの動物に意味が込められていますが、日本で十二支の由来とされているのは昔話。ある時神様が「1月1日の朝、1番から12番までに来た動物を1年交代で動物の大将にする。」という手紙を書きます。それを受け取った動物たちは1番になろうと出発。ただし、1月2日の朝に行けば良いとネズミに騙されたネコだけは出発しませんでした。 新年の太陽が昇った時、最初に現れたのはウシ。前日の夕方から出発し、1番に到着しました。しかし、実はウシの背中にはネズミが。ウシの背中から飛び下りて1番に到着したネズミは、十二支で最初の動物になりました。その後次々と動物たちが到着。12番目のイノシシが到着し、神様と十二支による宴が始まりました。 そこへものすごい剣幕で現れたのがネコ。騙されたネズミを追いかけ回します。さらに、途中まで仲良く並んで走っていたイヌとサルは、必死になるあまり大喧嘩を開始。宴の間も喧嘩が続いていました。これがきっかけとなり、今でもネコがネズミを追いかけ、イヌとサルは「犬猿の仲」と言われているそうです。 十干とは? <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/31/29/Jikkann_Junishi_Jikkann.jpg" alt="猿田彦神社には十干と十二支で方位を表す「方位石」がある" /> <small>猿田彦神社には十干と十二支で方位を表す「方位石」がある</small> 十二支に比べて、あまり聞き馴染みのない十干。こちらも古代中国の思想から考えられたものです。十干は10日間を一区切りにし、1日ずつ名前をつけたもの。「甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)」という10個の要素で十干は成立しています。 日本では独自の十干の読み方が誕生。順番に「きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと」となりました。十干の読み方がこのようになるのは、「陰陽五行思想(いんようごぎょうしそう)」という中国の思想が関係しています。 十干の根底にある陰陽五行思想 <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/27/14/17/00/Jikkann_Junishi_Innyougogyo.jpg" alt="十干の根底には陰陽五行思想がある" /> <small>十干の根底には陰陽五行思想がある</small> 陰陽五行思想は、陰陽説と五行思想が合わさってできたもの。陰陽五行思想を用いることで、十干だけでなく全てのものを説明できると言われています。 陰陽説とは、「陰」と「陽」の2つの要素が森羅万象を構成しているという考え方。「光と闇」、「昼と夜」などが陰陽説に当てはまります。一方で五行思想は、「木、火、土、金、水」という5つの要素が万物を構成しているという考え方。月曜日や火曜日は、五行思想にエジプトの思想が結びついて誕生した言葉だそうです。 陰陽五行思想により、十干の読み方が決定。十干における陰と陽は「兄(え)」と「弟(と)」が当てはまります。また五行思想によって、十干の甲と乙に木、丙と丁に火、戊と己に土、庚と辛に金、壬と癸に水をそれぞれ分配。これにより、日本独自の十干の読み方が誕生しました。 【関連記事】 陰陽五行思想が根底にある陰陽師を詳しく知りたい人はこちら↓ [【陰陽師】安倍晴明とは?仕事や術まで徹底解説!](https://thegate12.com/jp/article/388) ######388###### 十干と十二支の組み合わせは何通り? <img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/05/25/11/24/49/Jikkann_Junishi_Kannreki.jpg" alt="60歳が還暦なのも十干と十二支によるもの" /> <small>60歳が還暦なのも十干と十二支によるもの</small> ここまで十干と十二支について説明してきましたが、十干と十二支は1年ずつ変化します。組み合わせが変わることによってその年の干支が決定。例えば、十干が丙で十二支が子の場合は「丙子(ひのえね)」、十干が壬で十二支が寅の場合は「壬寅(みずのえとら)」となります。 十干が10種類で十二支が12種類あるので組み合わせは120通りになりそうですが、実は十干と十二支の組み合わせは60通り。これは十干と十二支の差が2つだからです。2つずつずれていくので、1つの十二支と組み合わさる十干は5種類。これによって十干と十二支の組み合わせは60通りとなり、十干十二支を「六十干支(ろくじっかんし)」と呼ぶこともあります。 また60歳になった時を「還暦」として祝いますが、これは干支が60年で1周して元に戻るからです。
25.may 2021