清水寺【音羽の滝】のご利益は?飲み方や参拝の順番を徹底解説 かの有名な清水寺にある「音羽の滝」をご存知でしょうか。清水寺に深い関わりを持ち、さまざまな御利益を得られるとされてきた音羽の滝。清水の舞台から少し移動した位置にある定番の観光スポットです。
神社やお寺ではなく、願いを叶えてくれる「滝」というのが珍しいところ。3本に分かれた水流が人目を引き、観光客の行列ができることも少なくありません。清水と崇められるほどの歴史の深さや、自然に磨かれた水質にも注目です。
今回は音羽の滝の参拝方法や見どころを紹介していきます。
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######406#####音羽の滝とは?
<img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/07/20/18/02/31/otowanotaki_hisyaku (1) (1).jpg" alt="音羽の滝はさまざまなご利益のある京都有数のパワースポット" />
<small>音羽の滝はさまざまなご利益がある京都有数のパワースポット</small>
音羽の滝とは、清水寺の寺名の由来となった清水の湧き出す滝。古来「金色水」「延命水」とも呼ばれ、現在では学業や恋愛成就、長寿にあやかれるパワースポットとして親しまれています。
祠(ほこら)から伸びる水流は三本に分かれており、それぞれ違ったご利益を持っているのだとか。柄杓で清水をすくって飲み干すことで願いが叶うとされています。
音羽の滝がある清水寺
<img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/07/20/18/07/39/otowanotaki_kiyomizudera.jpg" alt="音羽の滝が建立のきっかけになった清水寺" />
<small>音羽の滝が建立のきっかけになった清水寺</small>
清水寺の起源は奈良時代末期のおよそ1,200年前。修行僧の賢心(けんしん)が「北へ清水を求めていけ」とお告げを受けたことが始まりです。賢心は音羽山で清泉を見つけてその地を守るようになり、やがて「延鎮上人(えんちんじょうにん)」と呼ばれます。
平安時代に征夷大将軍となった「坂之田村麻呂」が鹿狩りに訪れた際に殺生の罪を説き、賢心の教えに感銘を受けた坂上田村麻呂は寺院を建立。音羽の滝の清水にちなんで名付けられた寺院が清水寺で、今や京都観光には外せないスポットとなっています。
音羽の滝の水源と歴史
<img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2021/07/20/18/08/23/otowanotaki_kawa (1).jpg" alt="京都の自然に磨かれた水質" />
<small>京都の自然に磨かれた水質</small>
音羽の滝の水源には諸説ありますが、一説によれば京都の地下水が音羽山の断層から湧き出したものなのだとか。神社などの入り口にある手や口を清めるための「手水舎(ちょうずや)」とは違い、「霊水」と呼ばれる神様のご利益をいただけるお水です。
音羽の滝の上部にはお堂があり「倶利伽羅竜王(くりからりゅうおう)」が祀られています。これは不動明王の化身とされる龍神で、山岳仏教でよく水辺に祀られるそう。歴史的に見て音羽の滝が山岳信仰の場であったことが伺えます。延鎮上人の滝行の名残から、体の汚れを冷水によって取り去る水垢離(みずごり)の儀式は現在も受け継がれています。
20.jul 2021