平和祈念公園

沖縄県の南部、糸満市（いとまんし）に位置する「平和祈念公園」。沖縄戦や平和創造にまつわる学習・研究・教育の拠点施設です。
沖縄県は第二次世界大戦下の日本において、最後の激戦地となった場所。園内には、沖縄戦の歴史に触れられる記念物が点在しています。沖縄戦の写真や遺品を展示している「平和祈念資料館」、沖縄戦の戦没者の名を全て刻んだ「平和の礎」、鎮魂と永遠の平和を祈る「平和祈念像」。「国立沖縄戦没者墓苑」には沖縄戦で命を落とした180,000人余りの戦没者の遺骨が埋葬され、慰霊塔が50基建立されています。
周辺には、戦場の病棟で活躍した女学生隊、ひめゆり学徒隊に捧げる慰霊碑「ひめゆりの塔」と「ひめゆり平和祈念資料館」があります。資料館では、学徒隊の犠牲者の遺品やガス弾により多くの犠牲者が出た「伊原第三外科壕」を実物大で再現。沖縄戦について、深く学べる場です。