青井阿蘇神社

熊本県の最南部、人吉市に位置する「青井阿蘇神社」。1,200年以上の歴史を誇り、国宝に指定されている神社です。
地元住民からも「青いさん」との名称で親しまれている青井阿蘇神社。境内には、稲荷神社、興護神社、宮地嶽、大神宮の4つの神社が立ちます。
見どころのひとつは、茅葺の華麗な装飾を取り入れ、華やかさと迫力を兼ね備えた建築様式。神社の入り口には、朱色の手すりが特徴的なコンクリート造の三連アーチ橋「禊（みそぎ）橋」が架かります。橋の下の池には一面に蓮が広がり、6〜7月中旬にかけて見頃を迎え、清らかな絶景を演出します。
御神木である、大神宮にそびえ立つ高さ約20mのクスノキにも注目を。人吉地方では最大の楠で、パワースポットとしても知られています。
同社では、1年に3つの大きな祭りを開催。神社の創建を祝う「おくんち祭」、罪・穢れを人形に封じ込め祓い清める神事「夏越祭」、五穀豊穣や福徳を祈願する「稲荷神社の初午」は、どれも地域独特のもの。長い歴史の中で育まれてきた伝統文化が今も大切に伝えられています。