大洲城

愛媛県大洲市（おおずし）に位置する「大洲城（おおずじょう）」。鎌倉末期に築城された「地蔵ヶ岳城」がはじまりとされる城で、日本100名城のひとつに数えられています。
明治時代の取り壊しや災害などを免れて現存するのは、4つの櫓（やぐら）。「台所櫓」「高欄櫓」「苧綿（おわた）櫓」「三の丸南隅櫓」はいずれも、国の重要文化財となっています。四層四階からなる木造天守閣は、2004年に復元されたもの。江戸期の木組み模型「天守雛形」などの史料から忠実に再現した、木組みの天守閣内部は見学も可能。天守にはかつての城郭と城下町一帯のジオラマが展示されています。