東京染ものがたり博物館

東京都新宿区、西早稲田に位置する「東京染ものがたり博物館」。地場産業の染物を紹介する、染織工房をかねた小さな博物館です。
町人文化が栄え、人々が染物のしゃれた着物を着るようになった江戸時代。神田川沿いには清流を求めて染物屋が集まりました。新宿の地場産業として発展した染物の伝統を受け継いでいるのが、東京染ものがたり博物館です。工房では東京染小紋と江戸更紗を中心に、染色作業を見学したり、実際に体験したりすることができます。工房の中には幾種類もの型紙や刷毛がずらり。細かい作業に職人技が光ります。
神田川を挟んだ向かいには、新宿区立の日本庭園「甘泉園（かんせんえん）公園」があります。大都市にいながら日本の伝統文化に浸れる、知る人ぞ知る観光地を巡ってみてはいかが。