泉岳寺

東京都港区、高輪に位置する「泉岳寺」。赤穂事件で討たれた主君の敵討ちの後、全員が切腹した悲劇で知られる「赤穂四十七士」のお墓がある曹洞宗の寺院です。
こじんまりとした境内には四十七士のリーダーである大石内蔵助（おおいしくらのすけ）の銅像や、敵（かたき）である吉良上野介（きらこうずけのすけ）の首を洗ったといわれる首洗い井戸など、赤穂浪士の討ち入りにまつわる史跡の数々が。ずらりと並ぶ義士の墓には、全国各地からお参りに来る熱心なファンからのお供えが途絶えません。
討ち入りから300年を記念して建てられた「赤穂義士記念館」では、彼らの遺品の展示や忠臣蔵を紹介する映像を上映。年に2回行われる義士祭では、義士の墓前供養が行われるほか、勇ましい義士に扮した行列も出て多くの参拝者が訪れます。