明治神宮ミュージアム

明治神宮境内にある、明治天皇ゆかりの品々を展示したり、日本文化にまつわる展覧会を開催したりする建物。明治神宮宝物殿に納められていた調度品を収蔵・展示するため、世界的建築家・隈研吾による設計のもと2019年につくられました。
周囲の森林と見事に調和した明治神宮ミュージアムは、ゆるやかな勾配の屋根が特徴です。モダンかつシャープなデザインながら、木材を多用することで温もりある空間に仕上げました。2階建の建物はゆったりとしたつくりで、ガラス張りの壁面をもつ広いロビーでは、腰掛けて境内の様子を眺めることができます。
三つの展示室では、それぞれ明治神宮に関する展示、明治天皇・昭憲皇太后ゆかりの品々の展示、日本の歴史に根ざした調度品や美術作品を扱う展覧会を実施。展覧会は定期的に展示替えを行います。
写実的で威厳と品格をそなえた肖像画「御尊影」、1889（明治22）年2月11日の憲法発布日に使用された馬車「六頭曳儀装車」、明治天皇が常用していた机「御常用御机」。明治神宮ミュージアムでしか見られない貴重なコレクションの数々をご覧ください。
（公開：2024/8/21　最終更新：2024/8/21）