興福寺

奈良県の北部・奈良市に位置する「興福寺」。平城京を中心に栄えた「南都六宗」の一つに数えられている、法相宗の大本山の寺院です。1998年には「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されました。
興福寺の起源は「山階寺」というお寺。重い病気を患った藤原鎌足の回復を祈願するため建てられたと言われています。その後平城遷都の際に、興福寺と名付けられたのです。
国宝館では、計40以上もある国宝の中から知名度の高い阿修羅（あしゅら）像や千手観音菩薩像を展示。貴重な文化財を見られるため、興福寺のマストスポットです。興福寺の南側にある「猿沢の池」では、毎年中秋の名月に「観月祭」が開催されます。古来中国様式の船が池に浮かべられ船から月を鑑賞できる祭り。池周辺にも観客席が設置されてます。