慶應義塾図書館旧館

東京都の港区、三田の慶應大学三田キャンパス内に位置する「慶應義塾図書館旧館」。1912年竣工のゴシック様式洋風建築で、国の重要文化財に指定されている大学図書館です。
1912年、慶應義塾大学創立50周年を記念し、卒業生ら有志の寄付にて建設された図書館。当時の大学図書館としては画期的な蔵書数を誇りました。
壮麗な円錐上の塔をたずさえ、赤レンガと花崗岩でアカデミックかつ荘厳な雰囲気を見せているのが特徴です。ステンドグラスには女神と鎧武者が描かれ、封建社会の日本が西欧文明の扉を開く様子を表しています。書かれている文字はラテン語で「ペンは剣よりも強し」。
2019年6月に耐震補強、保存修理の工事が完了し、現在は内部工事が開始するまでの間、限定でステンドグラスを含むエントランスホールを公開しています。