杉本寺

神奈川県の南部、鎌倉市に位置する「杉本寺」。苔むした急勾配の階段が有名な、鎌倉最古の寺院です。
734年に藤原房前（ふじわらのふささき）と行基菩薩（ぎょうきぼさつ）によって建立されたといわれる杉本寺。数々の寺院が残る鎌倉の中で最も古い、歴史あるお寺です。3体の十一面観音を御本尊として祀り、そのうちの2体が重要文化財に指定されています。そのほか、鎌倉時代初期に活躍した仏師・運慶の作品「地蔵菩薩」や「仁王像」などを所蔵しています。
杉本寺では、年に数回お祭りを開催。なかでも8月10日に杉本寺、長谷寺、安養院で行われる「四万六千日大祭（しまんろくせんにちたいさい）」は、この日にお参りすると46,000日分のご高徳があるといわれるもの。毎年多くの人が訪れます。