黄金湯

東京都墨田区、錦糸町エリアに位置する「黄金湯」。創業約90年の老舗銭湯ですが、2020年に大規模な改修を行い、現在はスタイリッシュさと昔ながらの情緒を兼ね備えた銭湯となりました。
一風変わっているのは、銭湯でありながら宿泊できたり、DJブースがあったり、番台にバーがあること。またサウナは本格的なフィンランド式のサウナです。男湯はオートロウリュの広々空間、女湯は日替わりアロマ水でセルフロウリュができるコンパクトな空間です（毎週水曜日に男湯・女湯の入れ替えあり）。愛らしいタッチの壁画は『きょうの猫村さん』の作者であるほしよりこさんによるもの。
店主の新保朋子（しんぼ・ともこ）さんはもともと、銭湯の経営とはまったく別の仕事をしていましたが、夫の卓也さんが東京・押上の「大黒湯」を継いだことをきっかけに、黄金湯の店主を努めることになりました。
昔と比べ利用者が減っている日本の銭湯。銭湯文化を未来に繋ぎ、世界に広めていくために、新保さんは黄金湯を若い世代にも利用してもらえる空間、また通いたくなる場所へのアップデートを続けています。
番台バーではクラフトビールや自家製ドリンクなどがいただけます。お風呂でサッパリして、ドリンクを飲みながらの癒しのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
（写真：Yurika Kono）