上賀茂神社（賀茂別雷神社）

京都市西部に位置し、京都でもっとも古い神社の一つとして知られる「上賀茂神社（かみがもじんじゃ）」。正式には「賀茂別雷（かもわけいかづち）神社」といい、厄除や電気の守り神、必勝の神として人々の信仰を集めています。天武天皇時代の678年に社殿が造営されたと伝えられる歴史ある神社です。
境内には国宝の建造物が2棟、重要文化財が41棟立ちます。境内全体が平安時代の姿を残していることから1994年には「古都・京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録されました。本殿と権殿（ごんでん）はひさしが長く伸びた流造（ながれづくり）の代表建築として価値が高く、国宝にも指定されています。
毎年5月に開催される「葵祭」は「京都三大祭り」の一つ。平安装束を身にまとった総勢500名以上の行列が、京都御所から上賀茂神社までを練り歩きます。