紫式部と清少納言について
生きた時代と歴史背景
二人の代表作
二人の性格や関係性
紫式部や源氏物語ゆかりのスポット
(京都)京都御苑
(京都)宇治市源氏物語ミュージアム
(滋賀)石山寺
(福井)紫式部公園
清少納言や枕草子ゆかりのスポット
(京都)泉涌寺
(京都)嵯峨嵐山文華館
(山口)史跡 周防国衙跡
まとめ

2024年放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」の舞台は平安時代。

吉高由里子さん演じる主人公の紫式部を中心に描かれる、平安貴族たちの人間模様に期待と注目が集まっています。

有名な女流作家と聞けば、今もなお多くの人が紫式部をイメージするでしょう。

そんな彼女と同時代に生きた著名作家として、必ず名が挙がるのは清少納言ですね。

みなさんは、混同されることが多い二人の関係性や、それぞれの代表作をご存じでしょうか。

この記事では、紫式部と清少納言について解説するとともに、二人にゆかりのあるスポットを紹介します。

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紫式部と清少納言について

日本人なら誰もが知る作家といっても過言ではない紫式部と清少納言。

まずは二人が生きた時代や、二人の代表作、性格や関係性などを解説します。

生きた時代と歴史背景

二人が生きた平安時代は、天皇に権力が集中する律令政治から、上流貴族が権力を握る摂関政治に移り変わった時代です。

遣唐使の廃止によって日本独自の文化が発達し、「寝殿造」のような建築様式や、「十二単」などの服飾が生まれました。

かな文字

かな文字

漢字から派生した日本独自の文字である「かな文字」が登場したのも、この時代。

かな文字の浸透は、二人が残したような、優れた文学作品が数多く誕生したきっかけにもなっています。

紫式部と清少納言が活躍したのは、平安時代の中期。

紫式部図

紫式部図(出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム)

紫式部は、970年から978年の間に、代々すぐれた文人や学者を輩出している「藤原家」に生まれました。

文人の家系に育ったことから、紫式部も幼いころから学問を好み、家にある歌集や書物を読み尽くすほど文学が好きだったと言われています。

一方、清少納言は966年ごろ、中流貴族である「清原氏」の家系に生まれました。

清少納言図

清少納言図(出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム)

藤原家ほどに文人の多い家系ではありませんでしたが、父・清原元輔は村上天皇から『後撰和歌集』の編者に選ばれた歌人です。

末娘として可愛がられていた清少納言は、幼いころから父親に漢学を学び、父親の優れたユーモアセンスや歌の才能を受け継いで育ちました。

二人の代表作

二人の代表作は言わずもがな。紫式部は『源氏物語』、清少納言は『枕草子』によって、今なおその名を轟かせています。

紫式部の『源氏物語』は、全54帖からなる、世界最古といわれる長編恋愛小説です。

源氏物語図

源氏物語図(出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム)

主人公は、美しい容姿と優れた才能を兼ね備えた皇子・光源氏。数々の女性と光源氏の恋愛模様を中心に、貴族社会の権力抗争や人間の内面などが、リアリティをもって描かれています。

『枕草子』は、清少納言が宮廷で過ごす日々で体験したことや感じたことを綴った随筆集。

「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは……」から始まる一編は、学生時代に国語の授業で教わった方も多いのではないでしょうか。

枕草子の写し

枕草子の写し(出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム)

千年以上も前に宮廷に仕えた女性が書いた作品でありながら、鋭い感性をもって描かれた自然の変化や人の心情は、現代人の共感をも引き起こします。

また、二人の詠んだ和歌は「百人一首」にも残されています。下に記す二人の和歌は、どちらも耳に覚えがあるのではないでしょうか。

清少納言(歌番号62番)
「夜をこめて 鳥の空音は 謀るとも 世に逢坂の 関は許さじ」

紫式部(歌番号57番)
「めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」

百人一首をもとに作られた江戸時代の「歌かるた」

百人一首をもとに作られた江戸時代の「歌かるた」(出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム)

二人の性格や関係性

宮廷の様子を巧みに描写した二人は、どちらも宮中で使用人として働く「女房」の立場にありました。

平安時代の貴族の館「寝殿造」イメージ

平安時代の貴族の館「寝殿造」イメージ

同じ立場で同じ時代を生きた女流作家であることから「ライバルだったのでは?」と思われがちな二人。

しかし、清少納言が女房の立場を退いた後に紫式部が宮廷入りしたため、二人が実際に対面したことはないと言われています。

紫式部が日記文学作品『紫式部日記』において、清少納言に対する痛烈な批判を記したことは有名な話です。

紫式部日記絵巻断簡

紫式部日記絵巻断簡(出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム)

しかしこれは、紫式部が一方的に、当時から貴族の間で人気だった清少納言の作品を読んで批判したもの。

清少納言の作品には紫式部に関する記述がないため、ライバル関係ではなかったとの見解が主流です。

また、全く異なる作風であるため、二人の性格は正反対だったと推察されています。

自身の知識を披露しながら、物事を明朗かつ客観的に描く清少納言の作風からは、陽気で自信にあふれた性格が窺われます。

一方で紫式部の作風のベースにあるのは、しみじみとした情趣を表す「もののあはれ」の感性。

母親や姉が早逝した過去や、夫と死別した経験も相まって、悲観的で人付き合いを好まない性格だったのではないかとされています。

紫式部や源氏物語ゆかりのスポット

二人にゆかりのあるスポットは、平安時代に都があった京都を中心に点在しています。

まずは、紫式部や源氏物語にまつわる4つの場所を見てみましょう。

(京都)京都御苑

「京都御苑」は、平安時代から明治までの千年以上にわたって天皇が住まれ、政事が行われた「京都御所」を含む公園施設です。

皇子である『源氏物語』の主人公・光源氏が生まれたのも、この「京都御所」。

物語の始まりの舞台として、『源氏物語』のゆかりの地を巡るうえでは欠かせないスポットです。

朱塗りの承明門の奥に見えるのは京都御所の中で最も格式高い正殿「紫宸殿(ししんでん)」。ほかにも、京都御苑では歴史的建造物や四季折々の風景を楽しめます

朱塗りの承明門の奥に見えるのは京都御所の中で最も格式高い正殿「紫宸殿(ししんでん)」。ほかにも、京都御苑では歴史的建造物や四季折々の風景を楽しめます

移転や再建を経たため、平安時代と現在の建物は異なりますが、「京都御所」の建築には今も平安文化が受け継がれています。

約100ヘクタールもの敷地内では、歴史的な建築はもちろん、四季の草花や運動などを楽しめるのも魅力的。

広大な園内を巡って小腹がすいたら、京都ならではの和スイーツを楽しみたいですよね。

園内には、和菓子屋「笹屋伊織」が自然に囲まれた中にカフェを出店しています。園を出て少し歩けば、洗練された庭と建築が特徴的な「虎屋菓寮」も。

笹屋伊織による「SASAYAIORI+ 京都御苑」

笹屋伊織による「SASAYAIORI+ 京都御苑」(写真提供:instagram étéさん

どちらも京都で生まれ、全国的に有名な老舗和菓子店。間違いのない甘味とともに、店内から見える豊かな緑を楽しみながら、ゆったりとしたひと時を過ごせます。

京都御苑
住所:京都府京都市上京区京都御苑 3
公式サイト:京都御苑

SASAYAIORI+ 京都御苑
住所:京都府京都市上京区京都御苑 3
公式サイト:SASAYAIORI+ 京都御苑

虎屋菓寮 京都一条店
住所:京都府京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400
公式サイト:虎屋菓寮 京都一条店

(京都)宇治市源氏物語ミュージアム

『源氏物語』の54帖のうち、最後の10帖の舞台となった京都府宇治市。

大河ドラマ「光る君へ」の放映を記念して、現在「紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト」を実施中です。

そんな宇治市がいまプッシュしているのが「宇治市源氏物語ミュージアム」。その名の通り『源氏物語』に関する資料や模型が揃う博物館です。

宇治市源氏物語ミュージアム館内の風景

宇治市源氏物語ミュージアム館内の風景(提供:宇治市)

光の演出を使った幻想的シアターや、『紫式部日記』を基に制作されたオリジナルアニメーションなど、作品の世界観にのめり込める数々の展示が集まっています。

同施設を訪れた際にあわせてチェックしたいのは、ミュージアムに併設されたカフェ「雲上茶寮」。

心地の良い静けさが漂う空間で、上質な素材を使った贅沢なお茶やスイーツを堪能できます。

宇治市源氏物語ミュージアム
住所:京都府宇治市宇治東内45−26
公式サイト:源氏物語ミュージアム THE TALE OF GENJI MUSEUM, UJI

雲上茶寮
住所:宇治市宇治東内45-26 源氏物語ミュージアム館内
公式サイト:雲上茶寮

(滋賀)石山寺

奈良時代から観音の聖地だった「石山寺」。平安時代には貴族たちの間で石山詣が流行しており、紫式部も新しい作品をつくるために同寺で7日間の参籠をしました。

『源氏物語』は、そのとき目にした琵琶湖と十五夜の名月の美しい景観から着想を得たともいわれています。

平安時代、京都から近い場所にあり風光明媚な石山寺に参拝することが、貴族の女性たちの間で流行していたそうです

平安時代、京都から近い場所にあり風光明媚な石山寺に参拝することが、貴族の女性たちの間で流行していたそうです(写真:公益社団法人びわこビジターズビューロー)

境内の「明王院」では、大河ドラマ「光る君へ」を記念して「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」がオープン。

独自インタビューやメイキング映像などが放映されるほか、ドラマで使用される小道具や衣装が展示される予定です。

さらに「世尊院」では、『源氏物語』に登場する恋の和歌をテーマにした「源氏物語 恋するもののあはれ展」が開催。

どちらも2024年1月29日〜2025年1月31日の期間限定であるため見逃せませんね。

石山寺の紫式部像と四季折々の風景

石山寺の紫式部像と四季折々の風景(写真:公益社団法人びわこビジターズビューロー)

大本山石山寺
住所:滋賀県大津市石山寺1丁目1-1
公式サイト:大本山石山寺

光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館
源氏物語 恋するもののあはれ展
公式情報サイト:紫式部の筆はしる源氏物語誕生の地 大津

(福井)紫式部公園

紫式部は生涯のほとんどを京都で過ごしましたが、父・藤原為時の赴任に付き添って一年余りの間だけ別の地域で暮らしていました。

その場所が、現在の福井県越前市です。越前市にある「紫式部公園」には、金色の紫式部像や、紫式部歌碑、本格的な平安朝式の庭園が設けられています。

四季折々の風景が美しい紫式部公園。藤の花が咲く時期には祭りも開催されます

四季折々の風景が美しい紫式部公園。藤の花が咲く時期には祭りも開催されます(写真:福井県観光連盟)

さらに紫式部の生きた時代への見識を深めたいのなら、隣接する「紫ゆかりの館(紫式部と国府資料館)」にも行ってみましょう。

紫式部の人生を絵巻物風に紹介するアニメーションや、年に4回変わる展示など、歴史ファンも満足できる充実した展示が揃っています。

紫ゆかりの館の展示風景

紫ゆかりの館の展示風景(写真:福井県観光連盟)

越前を訪れた際にあわせて楽しみたいのが、ソウルフードの「越前おろしそば」。

太めで黒っぽい麺に、辛味の効いた大根おろしと削り節、きざみネギがたっぷりとのせられて、サッパリとした味わいをしています。

冬は寒さが厳しい北陸地方ですが、越前では寒くても冷たいおろしそばを食べるのが一般的だそう。

越前名物の「越前おろしそば」

越前名物の「越前おろしそば」(写真:福井県観光連盟)

紫式部公園
住所:福井県越前市東千福町20
公式サイト:紫式部公園

紫ゆかりの館
住所:福井県越前市東千福町21-12
公式サイト:紫ゆかりの館

清少納言や枕草子ゆかりのスポット

続いて紹介するのは、清少納言や枕草子にゆかりがある3つのスポット。紫式部のゆかりの地とあわせて巡れば、平安時代への理解がより深まります。

(京都)泉涌寺

真言宗泉涌寺派の総本山で、古くから皇室との関わりも深い「泉涌寺(せんにゅうじ)」。

近くには父・清原元輔が住居とした「月輪山荘」があったとされており、清少納言も晩年はこの近くで過ごしたといわれています。

泉涌寺の仏殿横にある清少納言歌碑。清少納言の代表作の一つ、百人一首歌第62番が刻まれています

泉涌寺の仏殿横にある清少納言歌碑。清少納言の代表作の一つ、百人一首歌第62番が刻まれています

泉涌寺では、参拝者にむけて華道と香道の文化体験を提供しています。

華道体験は、花を美しく生けながら、草花の出生や、儀礼作法等を学べるプログラム。香道体験では、泉涌寺に受け継がれる泉山御流を習い、古くから伝わる香木の香りを楽しめます。

どちらも2時間程度で実施されるため、訪れた際はぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

紅葉が美しい秋の泉涌寺。皇室の御陵に香や花を供えることから「香華院」とも呼ばれる泉涌寺ならではの体験を

紅葉が美しい秋の泉涌寺。皇室の御陵に香や花を供えることから「香華院」とも呼ばれる泉涌寺ならではの体験を

泉涌寺
住所:京都府京都市東山区泉涌寺山内町27 総本山 御寺 泉涌寺
公式サイト:泉涌寺

(京都)嵯峨嵐山文華館

「嵯峨嵐山文華館」は、誰もが一度は遊んだことのある「百人一首」の歴史や魅力に触れられるミュージアムです。

「百人一首」といえばかるたのイメージがありますが、本来は藤原定家が編纂した和歌集のこと。嵯峨嵐山は、定家が清少納言や紫式部をはじめとする100人の優れた歌人の和歌を選出した場所だとされています。

嵯峨嵐山文華館の入り口

嵯峨嵐山文華館の入り口

「嵯峨嵐山文華館」が位置するのは、かの有名な渡月橋からほど近く、嵐山の山並みを見渡せる川沿いの場所。

充実した展示はもちろん、施設の2階から見渡せる日本画のように美しい景観も魅力です。

嵐山散策やミュージアムの観覧で疲れた後には、1階にあるカフェ「嵐山 OMOKAGEテラス」がおすすめ。

人気メニュー「宇治抹茶ティラミス とろ湯葉仕立て(800円)」と、テラスから望む美しい風景

人気メニュー「宇治抹茶ティラミス とろ湯葉仕立て(800円)」と、テラスから望む美しい風景(写真提供:instagram 𝑛𝑜𝑛☺︎︎さん

飲み物やスイーツのほか、うどんやトーストなど、軽食代わりにもなるメニューがそろっています。

開放感のあるガラス貼りの店内やテラス席から石庭と四季折々の自然を眺めれば、都会の喧騒も遠くに感じられるでしょう。

嵯峨嵐山文華館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
公式サイト:嵯峨嵐山文華館

(山口)史跡 周防国衙跡

最後に紹介するのは、山口県にある「周防国衙跡」。大化改新後、中央集権国家が成立したことから全国60余りの国に設置された国府の一つです。

周防国衙跡

周防国衙跡

30年前の発掘調査により、周辺に清少納言の父・清原元輔が過ごしたとされる建物の跡が見つかりました。

このことから、清少納言も幼少期にこの場所で過ごしたのではないかとされています。

防府市を訪れるなら、名産品の「天神鱧(はも)」にも注目です。山口県における鱧の漁獲量は全国トップクラス。

特に鱧の産卵地に適した遠浅の海が広がる防府市では、脂が乗って活きのいい鱧がたくさん水揚げされます。

鱧しゃぶのイメージ

鱧しゃぶのイメージ

「天神鱧」は、地元の飲食店が立ち上げた「はも塾」で修業した職人が調理する鱧料理のこと。産地ならではの新鮮さを活かした「鱧しゃぶ」は、職人たちがおすすめする自慢の一品だそうです。

周防国衙跡
住所:山口県防府市国衙、警固町、多々良惣社町、勝間
公式サイト:周防国衙跡

まとめ

紫式部と清少納言の関係性やそれぞれの代表作について解説するとともに、二人のゆかりの地を紹介しました。

大河ドラマ「光る君へ」をきっかけに、関連スポットは盛り上がりを見せています。

物語をより一層楽しむためにも、各所を訪れて、平安時代の歴史や文化を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

Text:きいろ Edit:Sakura Takahashi
Photo:PIXTA(特記ないもの)

参考文献:
知恵の会『京の歴史・文学を歩く』(勉誠出版/2008年)
丸山裕美子『清少納言と紫式部 和漢混淆の時代の宮の女房』(山川出版社/2015年)
繁田信一『紫式部の父親たち 中級貴族たちの王朝時代へ』(笠間書院/2010年)

参考:
voice! vol12.特集:清少納言と紫式部〜二人は女房〜|伊勢市立伊勢図書館京都御苑|一般財団法人国民公園協会京菓子 笹屋伊織株式会社 虎屋源氏物語ミュージアム|宇治市宇治市 源氏物語ミュージアム |京都宇治観光マップ大本山 石山寺大河ドラマ「光る君へ」特設サイト|NHK大津放送局紫式部公園|福井県公式観光サイト ふくいドットコム紫ゆかりの館そばがもっと美味しくなる「ふくいそば事典」。歴史や食べ方のコツ、おすすめの福井産のうつわまで。|ふくいおでかけ情報ポータル ふーぽ(2023年11月30日閲覧)/そばと大根おろしの相性がたまらない!福井のソウルフード、越前おろしそば|福井県公式観光サイト ふくいドットコム皇室御香華院 御寺 泉涌寺嵯峨嵐山文華館嵐山OMOKAGEテラス 【嵐山カフェ】公式Instagram高校生が平安装束を製作!その理由は清少納言!?千年前に思いを馳せて|tysテレビ山口(2023年11月30日閲覧)/周防国府|防府市山口県の文化財|山口県天神鱧レファレンス協同データベースNHK for school『枕草子日記的章段の研究』発刊に寄せて|三省堂