男池

大分県西部に位置する阿蘇くじゅう国立公園の一角、黒岳（くろだけ）のふもとで見られる高い透明度と美しい青色が特徴の名水群。周囲を豊かな自然に囲まれた男池（おいけ）は、阿蘇野川の源流にあたります。
「日本名水100選」にも選定されている男池は、地下水が1年以上滞留して湧出してできたもの。水質は炭酸水素カルシウム型で、水温は年間を通じて12.6℃と一定です。
男池の水は、古くから近隣住民の生活用水や農業用水に用いられてきました。現在も飲料水として利用でき、空の水筒やペットボトル等で水を汲んで帰ることもできます。
池の周囲は夏でも涼しく、低地と比べて過ごしやすいため避暑地としてもおすすめです。池を基点に整備された1.4kmの遊歩道にはベンチや手すりも設置されています。せせらぎの音をBGMに原生林のなかで森林浴を楽しみましょう。
（写真：［公社］ツーリズムおおいた）
（公開日：2024年6月25日　最終更新日：2024年6月25日）