白池地獄

大分県別府市の人気観光地・別府温泉のなかにある7つの「地獄」の一つです。青白い湯の色の理由は、噴出した透明な温泉が底面に落ちることで起こる温度と圧力の低下。泉温は約95度で、主な成分は塩化ナトリウム、ケイ酸、重炭酸カルシウムなどです。
1931年に開業した白池地獄は、2021年で創業90年を迎えました。この間、別府温泉のなかでも特にユニークな色と地形をもつことから、観光と研究の両面で高い価値があるとして、2009年に国指定名勝に認定されています。
白池地獄を囲む回遊式露地と和風庭園が醸し出す風情は魅力の一つ。園内にはほかにも、温泉による熱を利用した「熱帯魚館」や県指定有形文化財の「国東塔」と「向原石幢（むこうばるせきどう）」、初代社長の美術絵画コレクションが展示された「二豊南画堂」があります。
入場券の有効期限は購入日とその翌日の計2日間。お得な7地獄共通券を買えば、見どころたくさんの白池地獄と合わせて7つ全ての地獄を巡ることができます。
（写真：大分県）
（公開日：2024/7/31　最終更新日：2024/7/31）