濱田屋

和歌山県の北部・伊都郡に位置する「濱田屋」。有名な高野山グルメである胡麻豆腐を販売するお店です。
濱田屋の創業は1880年ごろ。九度山町にあった問屋の次男・由兵衞が高野山に登り、豆腐店を開業したのが始まりです。開業当初は木綿豆腐を製造し、高野山の寺院で食べられる高野豆腐用として卸していたそう。しかし1950年頃、高野山で高野豆腐が作られなくなったことから、胡麻豆腐を製造の中心に変え、現在に至ります。
濱田屋の胡麻豆腐は、ゴマの皮を取り除いて中身のみを使用するため、あっさりとした味が特徴。見た目は白いですが、ゴマの風味をしっかりと感じられる奥深い味です。 製造途中には、参詣に訪れた人々への感謝の気持ちを込めて、『般若心経』と『大師御宝号』を唱えているのだそう。持ち帰りだけでなく、店内での食事も可能。1つ300円で、わさび醤油か和三盆糖を選んで味わうことができます。