高野山とは?
高野山における信仰の中心「奥の院」
歴史深く見どころ多い壇上伽藍を訪れよう
高野山で御朱印をゲットしよう
高野山のおすすめランチをご紹介
つくも食堂
濱田屋
高野山で、夜はお寺に泊まる「宿坊」を体験しよう
常喜院
恵光院
福智院
高野山へのアクセス
まとめ
周辺情報

和歌山県の北部、高野町に位置する「高野山」。2016年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、多くの人が訪れる観光名所です。高野山は、弘法大師・空海によって開かれた日本仏教の聖地の一つ。

今回は高野山を訪れる方々に向けて、高野山の歴史や見どころを紹介します。

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世界遺産

高野山とは?

高野山は、1200年以上前に弘法大師(こうぼうだいし)・空海によって開かれた日本仏教の聖地の一つです。

空海は、平安時代初期に真言密教を大成させました。そして、空海はその真言密教の教えを教義とする真言宗を高野山で開き、「金剛峯寺(こんごうぶじ)」を建てました。

弘法大師 空海の像

弘法大師 空海の像

高野山金剛峯寺は真言宗の総本山。現在も多くの僧が修行に励んでいます。

お寺といえば一つの建造物を中心に一つの境内、という印象がありますが、高野山金剛峯寺は「一山境内地」と称され、山全体を境内としています。

高野山における信仰の中心「奥の院」

奥の院の様子

高野山 奥の院

奥の院は、高野山に流れる御殿川(おどのがわ)にかかる「一の橋」から伸びる全長約2kmの参道です。最奥には空海が祀られている「弘法大師御廟(ごびょう)」があります。834年に空海自らが御廟をこの場所に定め、永久の瞑想に入ったそう。今でも御廟では、空海が世界平和と人々の幸福を祈っていると信じられています。

一の橋を渡り奥の院に入ると、参道の両側には、樹齢千年の杉が数多く生えています。その杉のもとには、およそ20万基を超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々が立ち並んでいます。そこには織田信長や伊達政宗といった、かつて世に名を馳せた名将たちの名が刻まれたものも。

御廟橋を渡ると、弘法大師御廟はもうすぐ。また、御廟橋から先は写真撮影が禁止となっているため、ご注意ください。

<img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2019/06/20/18/40/40/Toro-do-Hall.jpg"alt="弘法大師御廟の外観" />

弘法大師御廟

御廟で参拝したあとは、すぐ近くにある「燈籠堂(とうろうどう)」を訪れるのがおすすめ

燈籠堂の外観

燈籠堂©高野山真言宗 総本山金剛峯寺宗務総長公室

堂内には千年近くにわたり燃え続けているといわれる二つの「消えずの火」が灯って見えます。一つは、平安時代の僧・祈親(きしん)上人が献じた「祈親火」、もう一つは第72代天皇・白河上皇が献じた「白河灯」です。

燈籠堂の見どころは、堂内にある地下法場(法場とは、修行をする場所のこと)。そこには、多くの人の願いが込められた無数の燈籠が並べられています。さらに通路の横側には「身代わり大師」と呼ばれる小さい空海が。無数の燈籠に照らされた身代わり大師が並ぶ地下法場は、まさに圧巻の光景。

加えて御廟で眠る空海に一番近づくことができる場所でもあるので、ぜひお参りをしに訪れてみてくださいね。

お守りの「身代わり大師」を購入しよう

奥の院では、お守りの「身代わり大師」を購入できます。何か不吉なことが降り掛かろうとした時に、大師が身代わりになってくれるというお守りです。

幻想的な光景を楽しめるナイトツアーに参加しよう

夜の奥の院

夜の奥の院

夜にはナイトツアーが開催される奥の院。高野山在住の「金剛峯寺境内案内人」によるガイドで、日中とは一味違う幻想的な奥の院を楽しめるツアーです。空海や真言宗について、墓碑の説明、奥の院に伝わる伝説などの貴重な話を聴けますよ。

◆高野山奥之院ナイトツアー
対応言語:日本語・英語(毎月20日は、英語のツアーのみ)
受付電話番号:090-2106-1146
ツアー詳細:高野山奥之院ナイトツアー公式ページ

歴史深く見どころ多い壇上伽藍を訪れよう

壇上伽藍の光景

壇上伽藍の光景

空海が高野山を開いて、最初に整備したとされる「壇上伽藍(だんじょうがらん)」。奥の院と並んで高野山の信仰の中心とされてきました。

伽藍とは、仏道の修行者が集って修行場所のこと。主に、清らかで汚れのない閑静な場所が選ばれます。元は、サンスクリッド語で僧侶が修行をする聖域のことを指していましたが、後に寺院にあるお堂や塔、門などの建造物の集まりを伽藍と呼ぶようになりました。

高野山の壇上伽藍には、19の建造物が点在しています。その中でも金堂、根本大塔、御影堂、三鈷の松の4つの見どころを紹介します。

金堂

金堂の外観

金堂

高野山が開かれた際に、空海によって最初に建てられた「金堂」。平安時代から、高野山の総本堂として重要な役割を担っていました。高さ23.73mを誇り、東南アジアの伝統的な屋根形式である入屋根造りの建造物です。内部には、薬師如来像が祀られています。

根本大塔

根本大塔の外観

根本大塔

「根本大塔」は、真言密教の根本道場のとして建てられました。塔の姿をしていることから根本大塔と呼ばれています。屋根を二層持つ多宝塔様式としては最古の建造物です。本尊は、胎蔵大日如来(たいぞうだいにちにょらい)。堂内の全体で、仏教の世界観を示す絵である曼荼羅(まんだら)を立体的に表現しています。

御影堂

御影堂の外見

御影堂

「御影堂(みえどう)」はかつて、空海が日常的に礼拝する仏像が置かれていたお堂でした。そのため高野山で最も重要な聖域とされ、限られた人以外の立ち入りは禁止されていたほど。しかし近年には、旧暦3月21日の「旧正御影供(きゅうしょうみえく)」の前夜に行われる「御逮夜法会(おたいやほうえ)」の後に、一般の人でも堂内外陣での参拝ができるようになりました。

三鈷の松

三鈷の松の外観

三鈷の松

金堂と御影堂の間に生える「三鈷(さんこ)の松」。三鈷のには、あるエピソードが残っています。空海が唐から帰国する際に、真言密教を広めるのにふさわしい場所を探していました。そこで、法具「三鈷杵(さんこしょう)」を日本に向かって投げたところ、高野山の松にかかったことから、空海はこの地で真言密教を広めることを決心した、というもの。

そのエピソードから三鈷の松と呼ばれています。落ち葉は縁起物とされているので、お守りとして持ち帰ってみてはいかがでしょうか。

ライトアップも見どころの一つ

根本大塔のライトアップの様子

根本大塔のライトアップ

夜になると、根本大塔にライトアップが施されます。朱色の塔が輝く姿は神秘的。夜は人も少なくなるので、ゆっくりライトアップを楽しめますよ。

高野山で御朱印をゲットしよう

御朱印(ごしゅいん)とは神社や寺院へ参拝した際にもらえる印のこと。
御朱印をもらうには、御朱印帳が必要です。ノートなどにもらうのは失礼だと見なされる場合が多いので注意しましょう。

御朱印帳

御朱印帳

高野山には、100個以上の寺院があり、御朱印の数は150を超えるといわれています。順番は特に決まっていないので、観光プランに合わせて御朱印集めができますよ。もらえる場所は、境内にある社務所や授与所など。ぜひ旅行の思い出に集めてみてくださいね。

また、和歌山県を含む近畿地方では、西国三十三か所巡りが人気です。西国三十三か所巡りとは、近畿地方にある33か所の霊場を巡ること。それぞれで御朱印を授かることができます。

西国三十三か所巡りの御朱印は、仏教の教えを「五・七・五・七・七」の和歌にのせて巡礼者に伝える御詠歌(ごえいか)が特徴。和歌山県には、第1番「青岸渡寺(せいがんとじ)」、第2番「金剛法寺(こんごうほうじ)」、第3番「粉河寺(こかわでら)の3つの寺院があるので、西国三十三か所巡りをしている方は、御朱印を授かるために訪れみてはいかがでしょうか。

高野山のおすすめランチをご紹介

高野山観光は歩くことが多いため、お腹が空くのは避けられません。
ランチには、次のお店に訪れてみてはいかがでしょうか。

釜飯の「つくも食堂」

つくも食堂の釜飯

つくも食堂の釜飯

つくも食堂の自慢は釜飯。旬の食材をふんだんに使い、ふんわりと仕上げたがった釜飯は格別です。山菜や地鶏、肉などのメニューを取り揃えています。中でも松茸釜飯は食べておきたい一品。香り高い松茸を味わえる秋限定のメニューです。秋に訪れる際には、ぜひ食べてみてください。

胡麻豆腐の「濱田屋」

高野山では胡麻豆腐が有名。中でも濱田屋は明治時代から続く胡麻豆腐の老舗です。高野山の胡麻豆腐は、瑞々しくプルンとした食感が特徴。わさび醤油と味わうのが一般的ですが、黒蜜をかけてデザートにするのもオススメです。

胡麻豆腐の持ち帰りもできるので、高野山のお土産にいかがでしょうか。

高野山で、夜はお寺に泊まる「宿坊」を体験しよう

高野山では、僧侶や参拝者のための宿泊施設「宿坊」に泊まることができます。高野山のお寺の文化に触れられるため、貴重な体験になること間違いなし。

現在、高野山では53カ所の寺院で宿坊体験を行っています。その中でもオススメの寺院を3つ紹介します。

常喜院

「常喜院(じょうきいん)」は、高野山の名所である金剛峯寺と壇上伽藍のちょうど間に位置しています。宿泊プランは、素泊まりから2食付きまでと幅広く取り揃えています。

食事は、僧侶が修行中に食べる精進料理。朝には、仏像の前で読経をする「朝勤行」に参加できます。無料の駐車場が10台あるので、車で訪れることも可能です。

恵光院

「恵光院(えこういん)」は、高野山の信仰の中心である奥の院の入り口「一の橋」のほど近くに位置しています。
「1日修行体験」として真言密教の瞑想法「阿字観(あじかん)」や写経体験、奥の院夜参りといった通常の宿坊ではできない体験ができます。

境内には中庭があり、ゆったりとした時間を過ごせることも自慢。駐車場は30台分完備。

福智院

「福智院(ふくちいん)」は、高野山の金剛峯寺から徒歩数分の距離に位置しています。

食事は、高野豆腐や金山寺わさびなどの旬の食材にこだわった精進料理を提供。メニューは宿泊プランによって異なります。朝勤行や写経に加えて、縁起物である「宝来(ほうらい)」作りも体験できます。

また、福智院の自慢は、お風呂が高野山唯一の天然温泉であること。露天風呂から岩風呂、家族風呂も設けられているので家族みんなで楽しめます。

高野山への交通アクセス

最寄駅:高野山駅

電車でのアクセス

南海高野線 【極楽橋駅】 → 南海高野山ケーブル 【高野山駅】

車でのアクセス

最寄りIC:京阪奈自動車道 紀北かつらぎIC
高野山周辺の駐車場:大門南駐車場 お助け地蔵駐車場 愛宕第一駐車場 中門前駐車場 霊宝館駐車場 金剛峯寺第二駐車場 金剛峯寺前駐車場 高野町役場駐車場 中の橋駐車場

日本の歴史に触れることができる高野山観光

日本に伝わる仏教宗派の一つである真言宗にまつわる建物や、お寺に泊まる宿坊の体験など魅力がたくさん詰まった高野山。ぜひ一度高野山に足を運んでみてはいかがでしょうか。

高野山の周辺情報