小花之江河

小花之江河

小花之江河

鹿児島県、屋久島の中央部に位置する「小花之江河(こはなのえごう)」。日本最南端の高層湿原です。 淀川登山口から宮之浦岳への登山の途中、標高1,600mの場所にあります。高層湿原とは、泥のかさ増しで高層化によって地下水を吸い上げられないため、雨水のみで維持されています。小花之江河と同じく高層湿原である「花之江河」には、安房歩道や大株歩道など4つの登山道の分岐点があり、小花之江河はその通り道にある湿原です。花之江河に比べると面積は狭めですが、開けた場所からは高層湿原の特徴を一望できます。 太古から積み上がった泥が広がる小花之江河では、希少な動植物が生息しています。雨が多く養分が少ないため、長年の寒風に耐えられず立ち枯れる寸前の木「白骨樹」があることでも有名。緑深い屋久島の印象とは違い、高地ならではの涼しげな佇まいです。標高の高地域に生息する固有種「ヤクシカ」が見れることも。霧が立ち込める湿原のなかで見る白骨樹や動物たちがいる空間はなんとも幻想的です。

基本情報

Address
〒891-4406
鹿児島県熊毛郡屋久島町

アクセス

  • From淀川登山口
    徒歩(約2時間)

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