辺戸岬

沖縄県北部、国頭郡に位置する「辺戸岬（へどみさき）」。沖縄本島最北端にある岬で、県の代表的な景勝地です。
国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がる「やんばる国立公園」の一部で、サンゴ質の絶壁が広がっています。中心に建てられているのは「日本祖国復帰闘争碑」。アメリカの統治下にあった沖縄が日本に返還された証として、1972年に建立されました。遊歩道がきれいに整備されているため、足腰が弱い方やベビーカー、車いすでも安心して散策できます。岬入口の「ヤンバルクイナ展望台」には、県の固有種・ヤンバルクイナを模した高さが11.5mの迫力ある巨像があります。展望台では岬周辺を見渡す美しい眺めが堪能でき、天気のよい日には、鹿児島県の与論島や沖永良部島まで望むことも。元旦には初日の出スポットとして、地元の人たちで賑わいます。
岬周辺の「辺戸岬ドーム」は、約2万年前に形成された、世界的にも珍しい水中鍾乳洞。上級者ダイバーに人気のダイビングスポットです。