龍双ヶ滝

福井県池田町に位置する名瀑で、読み方は「りゅうそうがたき」。落差約60mの迫力ある佇まいや、幾筋もの流水が黒い岩肌を流れ落ちる美しさから、福井県で唯一「日本の滝100選」に選出されています。
龍双ヶ滝には二つの伝説が残っています。一つは僧侶の龍双がこの滝を修行の場としてよく利用していたというもの。もう一つは、滝壺に住む龍が昇天のため時おりこの滝を上ったというものです。
龍が住んでいたという伝説に加え時間帯によって滝に虹がかかることも知られており、パワースポット巡りの一環で龍双ヶ滝を訪れる人も多いようです。階段から滝のすぐそばまで降りれば、約2000万年以上前に噴出した黒光りする岩肌や音を立てて流れる滝を通して、自然の息吹を間近に感じることができるはず。
春には新緑、秋には紅葉が見事な龍双ヶ滝では、季節ごとに移り変わる風景も魅力の一つ。みずみずしさを感じる雰囲気の中で四季折々の景観を堪能しましょう。
（写真：福井県）
（公開日：2024/7/1　最終更新日：2024/7/1）