大湊神社
福井県沖に位置する無人島・雄島(おしま)に鎮座する神社で、読み方は「おおみなとじんじゃ」。御祭神は地元の豪族かつ継体天皇の母方の一族とされる三尾君の祖神といわれています。
対岸にあたる本州には分社・陸ノ宮(あげのみや)が鎮座し、神事によって拠点となる神社が変わります。2社を結ぶのは朱塗りの雄島橋。橋は車両通行不可のため、車で訪れる際は橋の本州側手前にある無料駐車場を利用しましょう。
大湊神社は古くから航海安全と豊漁のご利益があると崇められ、かつて多くの船乗りが海上安全を祈願しに参拝しました。源義経や明智光秀など歴史上の有名な武将も訪れたとされており、当時の信仰の厚さをうかがうことができます。
雄島が「神の島」と呼ばれる由来でもある大湊神社。しかし安土桃山時代〜江戸時代初期にかけて社殿消失や社領没収などが相次ぎ、存続の危機に瀕した歴史があります。
後年、福井藩主・松平氏による社領寄進と社殿再建のため大湊神社は見事復興。このとき再建された本殿と拝殿は、現在福井県の重要文化財に指定されています。各種神事も再び催行されるようになり、現在も雄島祭りやお獅子祭など伝統的な祭りを見ることができます。
(写真:福井県、PIXTA)
(公開日:2024/7/22 最終更新日:2024/7/22)
アクセス
-
From北陸自動車道[金津IC]
車で約15分
-
Fromえちぜん鉄道「三国駅」
【三国駅】京福バス/84東尋坊線(芦原温泉駅行) →【雄島】徒歩約4分
-
Fromえちぜん鉄道「三国駅」
【三国駅】京福バス/84東尋坊線(芦原温泉駅行) →【安島】徒歩約10分
-
FromJR「芦原温泉駅」
【芦原温泉駅】京福バス/84東尋坊線(龍翔博物館前行) →【雄島】徒歩約4分
-
From東尋坊
【荒磯遊歩道】徒歩約40分