風見鶏の館

神戸市中部にある北野異人館のうちの一つとして知られる「風見鶏の館」。
異人館とは、明治時代に西洋人が住んでいた洋風住宅のことを指します。同館は、20世紀初頭にドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の自宅として建設されたため、「旧トーマス住宅」とも呼ばれています。
建物の設計を担当したのはドイツ人建築家のゲオルゲ・デ・ラランゲ。レンガ造りの外壁が特徴です。1978年には国の重要文化財に指定されました。1983年から1985年にかけて保存修復工事が行われ、建設当時に近い姿を今に残しています。