東京都庁舎の歴史
東京都庁舎の見どころ
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世界でも有数の大都市、東京。「世界で最も魅力的な大都市のランキング(TOP 10 LARGE CITIES in the WORLD)」にも4年連続で選ばれるなど、その人気ぶりをうかがえます。

そんな東京都の議会が置かれ、幅広い事業を支えているのが、新宿にある「東京都庁舎」。高々と伸びる特徴的な建物は新宿のランドマークともされていますが、実はここ、観光スポットとしても人気なんです。

今回は、そんな東京都庁舎の歴史や魅力、展望台に代表される観光情報を深堀りしていきます。

東京都庁舎の歴史


東京都庁舎 第一本庁舎

昔は「東京“府”庁舎」だった?
東京都庁舎が辿った明治時代から平成までの歴史をご紹介します。

明治~大正時代

みなさんは、東京都に「東京府」と呼ばれる時代があったことをご存じですか?

明治時代、東京都はまだ東京府で、その中に東京市がある状態。今で言う「東京都庁舎」は、「東京府庁舎」と呼ばれていました。

東京府庁舎は、元々千代田区に設置されていましたが、1894年に丸の内に移設。明治建築界の三大巨匠の一人であった妻木頼黄(つまき よりなか)氏が設計しました。当時の東京府庁舎は、ドイツ風の赤煉瓦に、2階建ての建物、そして、ローマ数字一面文字板の洋風時計が設置されていました。その時計は、煉瓦の寂びた赤色によく調和していたそうです。

現在、東京府庁舎の跡地には「東京国際フォーラム」が建っています。

昭和時代

1943年に、東京市と東京府が廃止され、東京都が設置されます。それに伴い、赤煉瓦の東京「府」庁舎が、東京「都」庁舎の第1号となりました。その後、第二次世界大戦により東京都庁舎は焼失。赤煉瓦の東京都庁舎第1号はあえなく消えてしまいます。

復旧工事の末、昭和32年に丸の内にて「東京都庁第一庁舎」が完成。設計は、丹下健三(たんげ けんぞう)氏によるものです。重要文化財に指定されている「広島平和会館原爆記念陳列館」や、国の名勝に選ばれている「広島平和記念公園」を設計した人物で、丹下健三氏による建築は、モダニズム(近代主義)が特徴でした。

そんな丹下氏が東京都庁舎に表現したのは、「軽さ」。鉄骨やガラスなどの近代的素材を多用して、立面の美しさや構造の独創性を備えた8階建てで横長の建物でした。東京都庁舎、第2号の誕生です。

そして時が経ち、老朽化、事業の拡大・分散が進んでいった東京都庁舎。昭和54年、都知事となった鈴木俊一氏によって移転計画がスタートします。建設地は、副都心として開発が進んでいた新宿に決定。設計は前庁舎も担当した丹下健三氏に任せられました。

平成時代

新都庁は、1991年に開庁。パリのノートルダム大聖堂を模して造られたという第一本庁舎は、当時のビル高さ日本一の243mを誇りました。小さな窓が沢山並んだデザインが特徴的です。「文化性」と「先進性」をイメージし、木の構成パターンと集積回路のパターンでそれを表現しているといわれています。

東京都庁舎第一本庁舎は、その特徴的な外観もあって、瞬く間に東京の新たなランドマークに。現在では、第一本庁舎・第二庁舎・都議会議事堂の3棟によって構成されており、3棟合わせた建築費用は1,569億円にものぼります。第二庁舎の設計は、第一庁舎と同じく丹下健三氏が行いました。

東京都庁舎の見どころ

東京都庁舎のおすすめの施設や見どころをご紹介します。

第一本庁舎展望室


東京都庁舎の展望台からの夜景

東京都庁舎第一本庁舎には「北展望室」と「南展望室」、2つの展望台が設置されています。

富士山を見に行くのであれば南展望室の方がおすすめ。北展望室・南展望室ともに富士山が見えますが、南展望室の方が団体の観光客が多く、混んでいるため、ゆっくりしたいなら北展望室がおすすめです。

それぞれ入り口が異なるので、好きな方を選び、専用エレベーターで45階へ。高さ202mを誇る各展望室からは、晴れた日のお昼には富士山が、夜には東京の美しい夜景が楽しめます。

展望台開室時間は、北展望室が9:00から23:00、南展望室が9:00から17:30まで。北展望室が休室の場合は、南展望室が23:00まで開放されています。また、展望台室内には展示パネルと連動した「TOKYO SKY GUIDE」という音声ガイドを設置。お持ちのスマートフォンでパネル上のQRコードを読み取ると、近くの建築物や景観の説明が表示され、音声で聞くこともできます。説明文は15言語に対応していますが、音声ガイドは日本語のみです。

富士山のほかにも、北展望室では、「東京スカイツリー」や「東京ドーム」といった東京の街並みが望めます。天気が良ければ、横浜・伊豆・甲府・秩父方面へと続く奥行きある景色も楽しめますよ。

南展望室からは、青々とした「明治神宮の森」や、「東京タワー」「六本木ヒルズ」を一望。立ち並ぶビルと自然の両方を見ることができ、東京らしさを感じられます。どちらも無料解放されていますので、景色を見比べてみてはいかがでしょうか。

東京観光情報センター・全国観光PRコーナー

「東京観光情報センター」は、東京都庁舎第一本庁舎南側1階にあります。
常時、東京都内の観光情報を発信しており、センター内に設置されている「TOKYO地域特産品売店」では、東京の伝統工芸品やお土産が販売されています。扱う商品は、駄菓子や日本酒・江戸切子・扇子等さまざま。伊豆諸島や小笠原諸島の特産品も購入できます。

東京観光情報センターのホームページはこちら

東京都庁舎第一本庁舎北側2階にある「全国観光PRセンター」では、全国の自治体が交代で地元の観光情報を発信しています。観光動画の放映や、旅行に関する相談コーナーもあり、サービスが充実。日本各地域の魅力が詰まっているので、おでかけプランを考えるのにもおすすめです。時期によっては特別展示もあるためチェックしてから足を運んでもいいですね。

全国観光PRセンター公式サイトはこちら

都議会議事堂


東京都庁舎 都議会議事堂

東京都庁舎3棟のうち、一番小さな建物が「都議会議事堂」です。議事堂は、地上7階・地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート造りで、6階と7階は吹き抜けの議場となっています。

議事堂では、都議会が開かれる議場を見学することができます。見学時間は9:00から17:00まで。実際に議会を傍聴したい場合は、傍聴券が必要です。傍聴券は議会開催1時間前から、2階受付にて先着順で配布しています(先着186枚)。

見学のみしてみたいという人は、同じく2階にある「都議会PRコーナー」にてパンフレットを受け取り、自由に議事堂内を見学することができます。館内には都議会の仕組みを説明する展示や、子ども向けのクイズコーナーも設置されており、知識を深められますよ。

職員食堂

東京都庁舎第一本庁舎32階と第二本庁舎4階には「職員食堂」があります。職員食堂という名前ですが、実は、誰でも利用可能なんです。庁舎1階もしくは2階の、「来庁者受付票記入カウンター」で受付票を記入し提出すると、入館証をもらえます。

今回は、東京都庁舎第一本庁舎32階の食堂をご紹介します。

食事はどれもお手頃価格で、種類も豊富。おすすめは、写真映えのする「都庁ラーメン」です。「元祖・都庁ラーメン」と記載された大きな海苔がトッピングされており、おいしい記念になること間違いなしです。

食堂は広いスペースで、席を選べます。景色がいい窓際のカウンター席がおすすめ。混雑していない時は食堂の方に「富士山が見える席はありますか?」と聞けば、案内してくれるかもしれません。

東京都庁舎へのアクセス

最寄駅:JR /京王線 /小田急線 /都営地下鉄新宿駅 or 都営地下鉄都庁前駅

東京駅からのアクセス

【東京駅】ー JR中央線快速 / 新宿方面 →【新宿駅】8出口 → 徒歩(約10分)

成田空港からのアクセス

【成田空港駅】ー 京成成田スカイアクセス線 / 京成上野方面
→【京成高砂駅】ー 京成本線 / 羽田空港方面
→【蔵前駅】ー 都営大江戸線 / 東新宿方面 →【都庁前駅】A4出口 → 徒歩(約1分)

羽田空港駅からのアクセス

【羽田空港駅】ー 京急線 / 品川方面 →【大門駅】ー 都営大江戸線 / 東新宿方面
→【都庁前駅】A4出口 → 徒歩(約1分)

東京都庁舎で東京の中枢を自らの目で

東京都庁舎に富士山も見られるような、都内有数の展望台があることはあまり知られていません。新宿という好立地にも関わらず、それほど混むこともなくゆっくり展望台を楽しむことができます。また、夜遅くまで開いているので、1日観光を楽しんだ後や仕事終わり、新宿で食事をした後なども気軽に立ち寄ることができます。

東京観光の穴場観光スポットへ、ぜひ一度東京都庁舎へ訪れてみてはいかがでしょうか

東京都庁舎の周辺情報