「フェスタ・ルーチェ」ってどんなイベント?
[2024]イベント開催期間・時間など
[2024]料金・チケット購入について
アクセス
[ルポ]「フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ」に行ってみた
いざ、ポルトヨーロッパへ
チケットを購入し中へ
トナカイに招かれお城へ
巨大ツリーと巨大トナカイに圧倒される
光と霧の演出にうっとり
煌めく「光の遊園地」エリアへ
イルミネーションに包まれながらのアトラクションもぜひ楽しんで
イルミネーション帰りに温泉へ
おわりに

「フェスタ・ルーチェ」ってどんなイベント?

「フェスタ・ルーチェ」は、和歌山マリーナシティを中心に開催される光とイルミネーションのフェスティバルです。2017年にスタートし、2024年で8年目を迎えます。これまで和歌山以外でも、松江(島根県)、十和田湖(青森県・秋田県)、那須高原(栃木県)などで開催され、多くの人々に感動を与えてきました。

始まりの地・和歌山で開催される「フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ」の2024年テーマは「VIVID CHRISTMAS」。入場ゲートをくぐると、まるで異国の地に旅立ったかのような非日常的な体験が待っています。訪れれば特別なクリスマスの思い出・冬の思い出になること間違いなし。

フェスタ・ルーチェ

過去の「フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ」の様子

「和歌山マリーナシティ」はこんなところ

「和歌山マリーナシティ」は、和歌山市「和歌の浦」の人工島にある複合施設です。ヨーロッパの街並みを再現した遊園地「ポルトヨーロッパ」やショッピングモール、釣り堀、温泉など、一日中遊び尽くせる施設が集まります。園内の「黒潮市場」では、新鮮な魚を買ってその場でバーベキューが楽しめますよ。和歌山駅からは車で約30分ほどの場所です。

「和歌山マリーナシティ」の中の遊園地「ポルトヨーロッパ」の風景

[2024]イベント開催期間・時間など

開催場所

●施設名:和歌山マリーナシティ内 ポルトヨーロッパ
●場所:和歌山県和歌山市毛見1527

開催期間・時間

●イベント名:
フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ

●開催期間:
2024年11月2日(土)〜2025年2月24日(月・振替休)

●ライトアップ時間:
17:00〜21:00

※11月・12月の土日祝はクリスマスマーケットも同時に開催
※2025年1月6日(月)〜2月24日(月・振替休) は土日祝のみ営業

[2024]料金・チケット購入について

「和歌山マリーナシティ」と、その中の遊園地「ポルトヨーロッパ」は普段は入場無料で自由に出入りできますが、冬期17:00からの「フェスタ・ルーチェ」に遊びに行く際は、入場チケットの購入が必要です。

入場のみのチケット、アトラクション乗り放題とセットになったチケット、シーズン中何度も入場できるシーズンパスポートなど、複数種類のチケットがあります。

チケット料金

●前売入場券
 大人(高校生以上)……1600円
 小ども(3歳以上)……800円

●当日入場券
 大人(高校生以上)……1800円
 小ども(3歳以上)……1000円

●前売アトラクションナイトパス
 大人・子ども共通……1600円
 ☆8種のアトラクションに乗り放題

●当日アトラクションナイトパス
 大人・子ども共通……1800円
 ☆8種のアトラクションに乗り放題

●シーズンパスポート
 大人……4500円
 学生(高校生以上)……3500円
 子ども(3歳以上)……2200円
 ☆期間中何度も入場可能

チケット購入方法

①公式アプリから購入する
フェスタルーチェ公式アプリからは前売りチケットやシーズンパスポートを購入することができます。
▶︎アプリをインストールする

②アソビューから購入する
遊び予約サイト「アソビュー」からも前売りチケット・シーズンパスポートの購入が可能。▶︎アソビューから購入する

③現地窓口で購入
当日券は和歌山マリーナシティ内、「ポルトヨーロッパ」の東西チケット売り場にて購入可能です。

アクセス

電車とバスで

●最寄駅:JR海南駅
●最寄りバス停:マリーナシティ

[JR海南駅]
 |
バス乗り場(2番のりば)に移動
 |
和歌山バスのマリーナシティ方面行きに乗車
 |
乗車時間約15分
 |
[マリーナシティ]バス停で下車

 ▶︎バス時刻表検索(わかやま交通案内)
 ※出発地を[海南駅前]、到着地を[マリーナシティ]に設定して検索

車で

●最寄りIC:阪和自動車道[海南IC]

阪和自動車道[海南IC]で下りる
 |
国道42号経由で約10分で到着

駐車場について

《第1駐車場・第2駐車場》
●台数:3500台
●料金:1日1回1500円
 ▶︎第1駐車場入口(地図)
 ▶︎第2駐車場入口(地図)

[ルポ]「フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ」に行ってみた

ここからは筆者が実際に、2019年に「フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ」を訪れたときの様子をお届けします。

※以下の記事は2019年の取材をもとに作成しています。イルミネーションの内容や写真は1019年当時のものとなり、2024年のものとは異なります

いざ、ポルトヨーロッパへ

フェスタルーチェのウェルカムゲート

「Bon Voyage(素敵な良い旅を)」ウェルカムゲートがお出迎え

イルミネーションが見られるエリアは、和歌山マリーナシティの中の「ポルトヨーロッパ」というエリア。さまざまなアトラクションがある遊園地です。

第1駐車場からすぐ、正面のゲートをくぐり、まっすぐ進んでいけば到着。ヨーロッパの街並みを細かく再現し造りこまれた世界観が広がり、どこを切り取ってもフォトジェニックです。カメラを片手に、ヨーロッパにトリップしたよう。

チケットを購入し中へ

フェスタルーチェの星のイルミネーション

星の揺れる坂道をのぼっていく

チケット売り場でフェスタ・ルーチェのチケットを購入し、パンフレットをもらいウェルカムゲートへ。かわいらしい制服に身を包んだ案内スタッフが、チケットをちぎり半券を渡してくれます。

ウェルカムゲートをくぐると、目の前に広がるのは、見渡す限りイルミネーションの美しい世界。あっという間にその情景に引き込まれてしまいます。

この日の気温は4℃。温暖な和歌山県といえども、さすがに真冬の夜の寒さは厳しいものです。ゲートの近くではホッカイロのプレゼントもありましたが、あたたかい服装での来場をおすすめします。

入場ゲートからまっすぐ歩いているとカラフルな星のイルミネーションを発見。上り坂になっていますが、誘われるままに進んでいきます。

トナカイに招かれお城へ

フェスタルーチェ光の森

幻想的な「冬の光の森」へ

星が揺れる坂道を登りきると、「ポルトヨーロッパ」のお城の前に出ました。

お城に向かって歩いていくと、今にも動き出しそうなリアルなトナカイのオブジェを発見。ここから先は「冬の光の森」エリアのようです。近くに光と影でできたトナカイの足跡もあり、その後を追っていきます。

足跡を追い、トンネルを潜り抜けると、星のように光が落ちるスペースへ出ました。そこにいたのは、光のトナカイ。暗がりの中に浮かび上がり、幻想的です。

巨大ツリーと巨大トナカイに圧倒される

イルミネーションツリーとヤシの木

「巨大ツリー」と「星降るヤシの木」

「光の森」エリアを抜けると、「巨大ツリー」と「星降るヤシの木」のある広場に出てきました。

そしてその広場の先の橋を渡ると遊園地ゾーンへと行くことができます。橋には、人の背丈を遥かに超えるトナカイが3体。「アニマルブリッジ」です。大きなトナカイをカメラに収めながら橋を渡っていきます。

アニマルブリッジ

大迫力の光のトナカイたち

光と霧の演出にうっとり

橋を渡る最中に遭遇したのが、「フェスタ・ルーチェオーロラ」の演出。橋の下から霧のような煙が出ており、それに光を投影しているようです。次から次へと変わっていく光の道筋。音楽の効果もあり、幻想的で引き込まれます。

フェスタ・ルーチェオーロラの様子

煌めく「光の遊園地」エリアへ

テレポートアーチ

光と音が織りなす「テレポートアーチ」

アーチ状のイルミネーションが見えてきました。こちらは、イルミネーションエリアと「光の遊園地」エリアを結ぶ長さ40mの「テレポートアーチ」です。アーチの中を歩き始めると、光の動きにより、まるでワープしているような感覚に。子どもたちははしゃぎ、アーチの光に追いつこうと走り抜けていきます。

「光の遊園地」には、動きのあるユニークなイルミネーションが楽しめました。流れてくる音楽に合わせて光が縦横無尽に動き回る「プリズムスケイプ」、不定期に色が変わる光の壁「ルミナスピーシス オーバルボード」など、ずっと眺めていたくなります。

ルミナスピーシズ

撮影スポットとしてもおすすめ「ルミナスピーシス オーバルボード」

心が躍る「プリズムケイプ」

イルミネーションに包まれながらのアトラクションもぜひ楽しんで

「光の遊園地」エリアでは、イルミネーションだけではなくアトラクションも楽しめます。

観覧車「WAKKA」(2021年に老朽化により撤去)や、ブランコ「ウェーブスインガー」、メリーゴーランドなど。アトラクションに乗るにはチケットが必要ですが、イルミネーションの入場料とアトラクションがセットになったお得なチケットもありますよ。

イルミネーションが美しい遊園地は、もうすでに「アトラクションに乗ったことがある!」という人でも、いつもと違う風景を楽しむことができます。ぜひこの時にしか見られない絶景の中、アトラクションも楽しんでみてくださいね。

イルミネーション帰りに温泉へ

昼間の大浴場の様子

日中の大浴場の様子(写真提供:和歌山マリーナシティ)

美しいイルミネーションを楽しんだ後は、温泉で体の芯から温まりたいですよね。和歌山マリーナシティ内には日帰り入浴施設「紀州黒潮温泉」があり、そんな願いを叶えてくれます。貸タオルもあるので、手ぶらで入館OKです。

入浴チケットを購入し、早速大浴場へ。体を洗い温泉に浸かります。お湯に入った瞬間、身体が芯から冷えていたこともあり、とても熱く感じますが、すぐに全身の緊張がほぐれていきました。じっくり体を温め、露天風呂も満喫。

ちなみに、筆者は少しでも長く温泉に浸かりたいので、髪は入浴後最後に洗う派です。髪を洗って濡れている状態で露天風呂に長く浸かると、外の冷たい空気で頭が冷えてしまうからです。頭が冷え過ぎると血流が悪くなり、頭痛・首痛が起こることもあるので、そんな悩みがある方は最後の洗髪がおすすめですよ。

紀州黒潮温泉の露天風呂

夜の露天風呂の様子(写真提供:和歌山マリーナシティ)

露天風呂のお湯は、大浴場よりぬるめ。しかし、段々と慣れていき、とても心地よくなっていきます。露天風呂からは、夜の海と遠くに船が停泊しているのが見えました。この景観を楽しめるのも、紀州黒潮温泉の魅力です。

露天風呂に浮いていた木材を手に取り見てみると、「おわせひのき」の文字。おわせひのきとは、「尾鷲(おわせ)ヒノキ」という、和歌山が誇る世界遺産「熊野古道」の森林で育ったヒノキのひとつ。紀州黒潮温泉では、熊野古道で育った尾鷲ヒノキをそのまま湯船に浮かべ、ヒノキ風呂として楽しめるのです。和歌山県ならではの粋な演出ですね。

熊野古道の尾鷲ヒノキ

露天風呂に浮かんでいた「おわせひのき」

冷えた体はすっかり芯まで温まり、心も体もほぐされた1日になりました。イルミネーションも温泉も同時に楽しめるなんて、冬の楽しみをまるごと味わったような充足感に満ちた時間を過ごせました。

おわりに

光と音のイルミネーションでは、心に明るさと楽しさを。温泉では、身体に温かさと癒しを。和歌山マリーナシティのイルミネーションは、「ぬくもり」に包まれた素敵な空間でした。この冬はぜひ、イルミネーションと温泉で和歌山の夜を楽しんでみてくださいね。