福島宿

長野県の南西部、木曽町に位置する「福島宿」。江戸時代に江戸と京都を結んでいた中山道の宿場町です。四大関所の一つ・福島関所が設けられていたため、規模の大きい宿場として賑わっていました。
宿場であった上町・下町は、焼失により現在では建物は残されていませんが、地形や道路が往時を偲ばせます。上之段地区には江戸時代の建造物が健在。日本らしい趣ある建造物など当時の面影が漂います。中でも見どころは国指定史跡「福島関所資料館」。当時の門などを復元し、関所に関する資料を展示しています。福島宿の繁栄を支えた重要なスポットです。
木曽のヒノキを用いて作られる木曽漆器は、17世紀から受け継がれる長野県の伝統工芸品。中山道を通る旅人から土産物として人気を誇っていました。ぜひ福島宿に訪れた際には、お土産として選んでみてはいかがでしょうか。