浜中町八本木宿

佐賀県南部、鹿島市浜町に位置する「浜中町八本木宿（はまなかまちはちほんぎしゅく）」。江戸時代からの港町の宿場「肥前浜宿」にある、酒造の町として栄えた地区です。
多良岳山系の豊かな水と、白石平野の米という日本酒の材料が揃うこのエリア。加えて有明海に面していることから、当時の大都市であった長崎への流通の要所として酒産業が発展しました。
細い道に沿って白壁に瓦の立派な酒蔵が立ち並び、さながら江戸時代にタイムスリップしたよう。その町並みは国の重要伝統的建造物保存地区に選定されました。
現在も4軒の酒造会社が酒蔵を経営し、見学や試飲、利き酒などが楽しめます。また川を挟んで南側には 茅葺屋根の町並みが残る「浜庄津町浜金屋町」地区があります。