【国立新美術館】国内最大級の大きさを誇る国立美術館
【森美術館(mori art museum)】地上230mの高さに佇む美術館
【森アーツセンターギャラリー】ポップカルチャー中心の美術館
【サントリー美術館】日本の美を発信する美術館
【21_21DESIGN SIGHT】デザインへの理解と関心を育む場
六本木の美術館へ行こう

都内屈指の繁華街・六本木。バーやクラブなど煌びやかな夜の街というイメージだけでなく、アートやファッション、エンターテイメントなどさまざまな文化の中心地として発展してきた地域です。

そんな文化・芸術の発信地である六本木には、多くの美術館があることをご存知ですか?この記事では、六本木の個性豊かな5つの美術館を紹介します。

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【国立新美術館】国内最大級の大きさを誇る国立美術館

国内最大級の広さを誇る六本木の「国立新美術館」

国内最大級の広さを誇る六本木の「国立新美術館」

六本木に位置する国内最大級の国立美術館「国立新美術館」。地下1階から地上4階の敷地面積は、3万㎡にも及びます。美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及などを行い、アートセンターとしての役割を果たしているのです。

本来国立の美術館は、美術館自体が保有している作品を常設展示し、同時に企画展示を行うことが一般的ですが、国立新美術館は、コレクションを持たないギャラリータイプ。常設展示を行わず、公募展や企画展、展覧会のみを行う非常に珍しい美術館です。

国立新美術館の見どころは?

美術館の南側は緑が広がる

美術館の南側は緑が広がる

国立新美術館の見どころは、なんといっても建築の美しさ。「森の中の美術館」をコンセプトに設計された建物の南側は緑が広がり、波のようにうねるガラスカーテンウォールが唯一無二の存在感を示しています。国立新美術館に隣接する青山公園をガラス越しに眺め、四季折々の表情を美術館から楽しめるのもポイントです。

最上部がレストランになっている逆円錐型の建築

最上部がレストランになっている逆円錐型の建築

円錐形の個性的なエントランスから建物内部に入ると、高さ約21mの開放感抜群の吹き抜けロビーが。内側から見るガラスの壁も迫力満点です。奥に進むと国立新美術館の名物、逆円錐型の巨大な建築が見えてきます。なんと最上部はレストランになっているという驚きの設計。国立新美術館でしか見ることができない建築美です。

国立新美術館のアートライブラリーへ

美術専門の図書館も併設されている国立新美術館

美術専門の図書館も併設されている国立新美術館

国立新美術館はなんと美術専門の図書館を併設。「アートライブラリー(美術館3階)」と「アートライブラリー別館閲覧室(別館1階)」があり、誰でも利用することができます。

アートライブラリー(美術館3階)の「企画関連資料」コーナーでは、国立新美術館で開催中の企画展に関する所蔵資料を紹介。貸し出しは行ってはいませんが、無料で約10万冊にも及ぶ本が閲覧できます。写真撮影や携帯電話、飲食や鉛筆以外の筆記用具の使用は制限、禁止されているので注意が必要です。

2024年開催の主な企画展

現在行われている展示〜2024年開催予定の主な企画展をご紹介します。

遠距離現在 Universal / Remote

【開催期間】2024年3月6日(水)〜2024年6月3日(月)

パンデミックをきっかけに考えるようになった社会のあり方。その中の私たちの暮らしや労働などを、現代美術を通して考察する展覧会です。資本と情報が世界規模で移動する現在の状況を踏まえつけられたタイトルが「遠距離現在 Universal / Remote」。今世紀の社会のあり方に取り組んだ8名と1組の作品をご紹介します。

CLAMP展

【開催期間】2024年7月3日(水)~2024年9月23日(月・休)

少年漫画、少女漫画、青年漫画、と幅広いジャンルの作品を世に送り出してきた女性4人の創作集団「CLAMP」。国立新美術館では彼女たちの活動の軌跡をたどる原画展を開催します。デビューから現在までの作品の漫画原稿を中心に展示。CLAMPがこれまでの作品を通して届けてきたメッセージを、改めて紐解く大規模展覧会です。

国立新美術館の基本情報

住所:東京都港区六本木7丁目22-2
開館時間:10:00~18:00
休館日:毎週火曜日/年末年始
チケット料金:企画展は展覧会ごとに定め、公募展は美術団体によって異なるため公式サイトを確認してください。
アクセス:
①東京メトロ千代田線「乃木坂駅」青山霊園方面改札6出口より直結
②東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口より徒歩約5分
③都営地下鉄大江戸線「六本木駅」7出口より徒歩約4分
公式サイト:国立新美術館

【森美術館(mori art museum)】地上230mの高さに佇む美術館

地上約230mと日本一高い展示空間である「森美術館」

地上約230mと日本一高い展示空間である「森美術館」

六本木の中心に位置する「六本木ヒルズ森タワー」。そのビルの最上層である53階に佇むのが「森美術館(mori art museum)」です。その高さは地上約230mと、建物内の展示空間としては日本一高い場所。都心の超高層ビルのてっぺんに作られた美術館の魅力に迫ります。

森美術館ってどんなところ?

森美術館は「文化都心」というコンセプトのもと構想された

森美術館は「文化都心」というコンセプトのもと構想された

森美術館は、六本木をあらゆる文化の発信地である「文化都心」にするというコンセプトのもと構想されました。文化の象徴となる美術館を六本木ヒルズの最上層に据えることで、文化都心を実現したのです。

森美術館は現代アートをメインにしたデザイン、ファッション、建築など多彩なジャンルの作品を独自の視点で紹介した展示を頻繁に行なっています。

森美術館の見どころは?

入れ子の様にギャラリー空間を宙吊りにするというデザインが特徴的

入れ子の様にギャラリー空間を宙吊りにするというデザインが特徴的

六本木ヒルズ森タワー内の森美術館専用入り口の「ミュージアム・コーン」。中に入ると滑らかな螺旋階段から日本庭園が見えるのが特徴的。夜になると暖かな光を放ち、私たちを優しく包んでくれます。

また森美術館の設計は、数々の優れた美術館を生み出したリチャード・グラックマンが手掛けました。森タワー内部に、入れ子の様にギャラリー空間を宙吊りにするという特殊なデザインに挑戦。美術館としてだけではなく、建築物としても美しく見応えがあります。

2024年開催の主な展覧会

現在行われている展示〜2024年開催予定の主な展覧会をご紹介します。

私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために

【開催期間】2023年10月18日(水)〜2024年3月31日(日)

環境問題をはじめとするさまざまな課題について多様な視点で考えることを提案。輸送を最小限にし、可能な限り資源を再生利用するなどアーティストのサステナブルな制作を通じて、現代アートがどのように環境危機に関わっているのか考えるきっかけとなります。

ルイーズ・ブルジョワ展

【開催期間】2024年9月25日(水)〜2025年1月19日(日)

20世紀から21世紀にわたって活躍したアーティスト「ルイーズ・ブルジョワ」。感情や心理状態の多面性をアートで表現し、独自の創造力で作品を生み出してきました。本展は、ブルジョワの日本における27年ぶりの大規模個展。「アートは心の健康を保証するもの」と話すブルジョワの作品は、パンデミック後や厳しい国際情勢を生き抜くヒントを与えてくれるはずです。

森美術館(mori art museum)の基本情報

住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
開館時間:【月・水〜日】10:00~22:00【火】10:00~17:00
     ※展覧会会期以外は閉館
チケット料金:
【一般】平日 2,000円/土日祝 2,200円(オンラインチケットは200円引き)
【高校生・大学生】平日 1,400円/土日祝 1,500円(オンラインチケットは100円引き)
【子ども】平日 800円/土日祝 900円(オンラインチケットは100円引き)
【シニア】平日 1,700円/土日祝 1,900円(オンラインチケットは200円引き)
アクセス:
①都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3出口より徒歩6分
②都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」7出口より徒歩9分
公式サイト:森美術館

【森アーツセンターギャラリー】ポップカルチャー中心の美術館

六本木ヒルズ森タワー52階展望台と同フロアに位置する「森アーツセンターギャラリー」

六本木ヒルズ森タワー52階展望台と同フロアに位置する「森アーツセンターギャラリー」

六本木ヒルズ森タワー52階展望台と同フロアに位置する「森アーツセンターギャラリー」。ひとつ上の階には森美術館があるため、森アーツセンターギャラリーと森美術館を一緒に観覧する人も多くいます。

森アーツセンターギャラリーの魅力とは?

森アーツセンターギャラリーを手がけたリチャード・グラックマンの建築

森アーツセンターギャラリーを手がけたリチャード・グラックマンの建築

森アーツセンターギャラリーの最大の特徴は、世界の名だたる美術館の貴重なコレクションの企画展だけでなく、漫画・アニメ作品、映画、ファッション、デザインまで、多彩な展覧会を開催していること。どんな展示物であっても企画内容に合わせ、六本木の森アーツセンターギャラリーは雰囲気を自由自在に変えることができます。

2024年開催の主な展覧会

現在行われている展示〜2024年開催予定の主な展覧会をご紹介します。

キース・ヘリング展 アートをストリートへ

【開催期間】2023年12月9日(土)~ 2024年2月25日(日)

「アートはみんなのために」という信念のもと、日常にアートを拡散させることで混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託したキース・ヘリング。本展は6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品を通し、社会に潜む暴力や不平等と最後までアートで闘い続けたヘリングを体感できる貴重な機会です。

MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜

【開催期間】2024年3月15日(金)~6月2(日)

ドイツ・ミュンヘンで、20〜21世紀を代表するアーバン・アートや現代アートの作品を展示している「MUCA」。本展はバンクシーやカウズ、バリー・マッギーなどアーバン・アートのアイコンとも言える10名の作家の作品をご紹介します。政治的、社会的なメッセージを人々に訴えかけ続ける先駆者たちの作品を目に焼き付けてください。

森アーツセンターギャラリーの基本情報

住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
開館時間:展示内容により異なるため公式サイトをご確認ください。
チケット料金:展示内容により異なるため公式サイトをご確認ください。
交通アクセス:
①都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3出口より徒歩6分
②都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」7出口より徒歩9分
公式サイト:森アーツセンターギャラリー

【サントリー美術館】日本の美を発信する美術館

六本木 東京ミッドタウンのサントリー美術館

六本木 東京ミッドタウンのサントリー美術館

ミュージアムメッセージ『美を結ぶ。美をひらく。』を掲げて活動を展開している「サントリー美術館」。1961年に飲料メーカーのサントリー社長・佐治敬三が『生活の中の美』を基本理念として丸の内に誕生した美術館です。

2005年にサントリー東京支社がお台場に移転することに合わせて休館。2007年に防衛庁跡地を再開発し建築された、六本木の東京ミッドタウン内に移転開館しました。

サントリー美術館の見どころは?

六本木のサントリー美術館

六本木 サントリー美術館

サントリー美術館の設計者は建築家の隈研吾氏。彼の建築の大きな特徴である木材などの自然素材を生かした見事な建築を、サントリー美術館で堪能することができます。

めざしたのは「都市の居間」としての居心地の良い美術館。館内は木と和紙を巧みに用い、和の素材ならではの自然のぬくもりと柔らかい光で優しい空間を実現。また、館内の随所で床材にウイスキーの樽材を再生利用しています。

2024年開催の主な展覧会

現在行われている展示〜2024年開催予定の主な展覧会をご紹介します。

大名茶人 織田有楽斎

【開催期間】2024年1月31日(水)~3月24日(日)

織田信長の弟として生まれ、武将として活躍した茶人「有楽斎(うらくさい)」こと「織田長益」。京都・建仁寺の塔頭「正伝院」を再興し、有楽斎が建てた茶室「如庵」は国宝に指定されました。武士としては信長、秀吉、家康の三天下人に仕え、時代を乗り越えた織田有楽斎。400年遠忌を記念し、信長の弟であり茶人の才を持った有楽斎の生涯に迫ります。

サントリー美術館基本情報

住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
開館時間:10:00~18:00
     ※金・土は20:00まで営業
休館日:火曜日/展示替期間/年末年始
チケット料金:
【一般】当日 1,500円/前売 1,300円
【大学・高校生】当日 1,000円/前売 800円
アクセス:
①都営地下鉄大江戸線「六本木駅」出口8より直結
②東京メトロ日比谷線「六本木駅」より地下通路にて直結
③東京メトロ千代田線「乃木坂駅」出口3より徒歩約3分
公式サイト:サントリー美術館

【21_21DESIGN SIGHT】デザインへの理解と関心を育む場

東京ミッドタウン内に位置する「21_21DESIGN SIGHT」

東京ミッドタウン内に位置する「21_21DESIGN SIGHT」

港区立檜町公園に続く緑地「ミッドタウン・ガーデン」の中に建てられた「21_21DESIGN SIGHT(トゥーワントゥーワンデザインサイト)」。広場に集まってきた人々が自然に中に入れるような場所にしたいという思いから、この敷地につくられました。

21_21DESIGN SIGHTの想い

21_21 DESIGN SIGHTは「日常」をテーマにした展覧会を開催

21_21 DESIGN SIGHTは「日常」をテーマにした展覧会を開催

21_21 DESIGN SIGHTは「日常」をテーマにした展覧会を中心にトークやワークショップなど行う美術館。特定の手法だけではなく、さまざまなプログラムを通じて訪れる人がデザインの楽しさに触れ、新鮮な驚きに満ちた体験をすることができるのです。

デザインは生活を楽しく、豊かにする。21_21 DESIGN SIGHTはこの文化としてのデザインを探す、発見する、つくっていく視点(sight)を備えた活動拠点にしようという想いが込められました。このデザインへの想いと提供された場によって、私たちの思考や行動の可能性を広げてくれます。

21_21DESIGN SIGHTの見どころは?

一枚の鉄板を折り曲げたような屋根が特徴的

一枚の鉄板を折り曲げたような屋根が特徴的

地上1階、地下1階の低層建築の21_21DESIGN SIGHT。折り曲げられた巨大な鉄板の屋根が地面に向かって傾斜する独創的な造形をしています。三宅一生の服づくりのコンセプト「一枚の布」に着目し、一枚の鉄板を折り曲げたような屋根を考えたそう。一見すると他の美術館と比べて小さいように感じますが、中に入ると外観からは思いもよらない空間が広がります。

夜の六本木 21_21DESIGN SIGHT

夜の六本木 21_21DESIGN SIGHT

地上階にはGALLERY3とショップ、そして地下階にはGALLERY1&2。地上だけではなく地下階にも自然光がさしこむ様式になっており、心地良い造りとなっています。昼とはまた違った美しい光景を見せてくれる夜に訪れるのもおすすめです。

202024年開催の主な展覧会

現在行われている展示〜2024年開催予定の主な展覧会をご紹介します。

企画展「もじ イメージ Graphic 展」

【開催期間】2023年11月23日(木・祝)〜2024年3月10日(日)

近代のグラフィックデザインの歴史を探りながら、特に1990年代以降のデザインを、文字とデザインの関係から紐解いていきます。展示の中心となるのは国内外約50組のグラフィックデザイナーのクリエイションの数々。日本のグラフィック文化が、グローバルな情報技術とどう向き合い、可能性を広げてきたか「造形性」「身体性」「メディア」など13のテーマに分けて紹介します。

企画展「ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸」

【開催期間】2024年1月19日(金)〜2024年4月15日(月)

現代アメリカのアーティスト「ダニエル・ブラッシュ」の初の日本展が開催。金属加工職人、宝飾職人、哲学者、エンジニア、画家、彫刻家など多岐にわたり活躍し、2022年イサム・ノグチ賞を受賞しました。本展ではジュエリーからオブジェまで多様な表現方法を紹介するほか、素材の特性を活かして生み出す卓越した作品の魅力に迫ります。

21_21DESIGN SIGHTの基本情報

住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
開館時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜日/展示替期間/年末年始
料金:
【一般】1,200円
【大学生】800円
【高校生】500円
【中学生以下】無料
アクセス:都営大江戸線「六本木」駅・東京メトロ日比谷線「六本木」駅・千代田線「乃木坂」駅より徒歩約5分
公式サイト:21_21DESIGN SIGHT

六本木の美術館へ行こう

アート、ファッション、エンターテイメントなどあらゆる文化の中心地・六本木。そんな文化都心にふさわしい個性豊かな美術館を5つ紹介しました。

それぞれに特徴があり、美術館そのものの建築も非常に魅力的な六本木の美術館。5つ全ての美術館が徒歩圏内にあるので、ぜひ六本木の美術館を制覇してみてはいかがでしょうか。