イチゴは何種類あるのか
絶対に食べたいイチゴの品種15選
イチゴについての雑学
まとめ

甘酸っぱい真っ赤な宝石「イチゴ」。旬の時期になりイチゴ狩りが盛んになると、多くの人々を笑顔にします。日本各地で人気のイチゴですが、よく目にするだけでも数多くの品種があります。

日本ではどんな品種のイチゴが生産されているのか。どのイチゴが甘くて美味しいのか。オススメの品種とともに、イチゴにまつわる情報をご紹介します。

イチゴ狩りなど、フルーツ狩りを楽しみたい方はこちら↓
日本のフルーツ狩りはいつがオススメ!?

青森県 < 弘前市

日本のフルーツ・果物狩りはいつがオススメ!? 四季に応じて楽しめるフルーツ。日本では一年中果物狩りが楽しめます。フルーツを収穫する楽しさ、収穫したばかりの新鮮な状態で食べられる喜びを味わえるフルーツ狩りは、外国人にも人気。今回は、どの時期に何の果物狩りを楽しめるのか紹介します。

アウトドア

イチゴは何種類あるのか


イチゴには様々な品種がある

子どもから大人まで、多くの人に好まれているイチゴ。旬の時期になればスーパーに並ぶだけでなく、多くのお店でイチゴを使った商品が販売されます。

そんなイチゴですが、実は多くの品種が登録されています。有名な品種のイチゴであれば、聞いたことのある人も多いはず。ですが有名な品種以外にも、イチゴの品種はあります。一体、何種類のイチゴが日本に存在するのでしょうか?

イチゴの品種はなんと約300種!


イチゴの品種は300種以上

農林水産省に登録されているデータをみると、イチゴの品種はなんと約300種類もあります。世界全体の品種のうち、半数以上が日本の品種であるなんて説まで。日本各地で品種改良が行われ、多くの品種が誕生してきました。

その中には、多くの人が知っている品種だけでなく、あまり聞き馴染みのない品種もあります。しかし、あまり知られていないイチゴでも、実は美味しい品種が盛りだくさん。1つ1つの違いを知ることで、今まで以上にイチゴを楽しむことができます。

絶対に食べたいイチゴ品種15選

品種の多いイチゴですが、「違いが分からない。」「どんな品種があるの?」と思う人もいるのではないでしょうか。そんなあなたのために、有名な品種も含めて厳選した15品種のイチゴを紹介します。

絶対に外せない王道3品種!

今回紹介する15品種の中でも、特に有名な3品種のイチゴから紹介していきます。この3つのイチゴは、一度は耳にしたことのある人も多いはず。

あまおう


贈答用としても人気のイチゴ あまおう

「甘い。丸い。大きい。うまい。」の頭文字を取って名付けられた「あまおう」。品質を低下させないために、福岡県でのみ生産されているイチゴです。「甘いイチゴの王様になれるように」という意味も込められて名前がついたとされています。実は「あまおう」というのは品種名ではないということをご存知ですか?

正式な品種名は「福岡S6号」。「あまおう」というのは登録商標です。糖度は9〜11度で、実はあまり高くありません。しかしながら、酸味が少ないことで甘みが引き立つので贈答用としても人気の品種。少し値段は高いですが、その美味しさは折り紙つきです。

美味しいあまおうを見分けるポイントは色と形。紅色が濃く、まるまるとした形のものがオススメです。表面にハリとツヤがあるかどうかもチェックしましょう。

とちおとめ


東日本シェアNO.1のイチゴ とちおとめ

栃木県を中心に生産され、イチゴの持つ女性らしいイメージからその名がついた「とちおとめ」。安定した美味しさと収穫量の多さから、東日本で最もシェアされている品種です。

とちおとめは糖度が9〜15度で甘みと酸味のバランスが良く、スーパーなどでよく見かける品種。栃木県をはじめとした関東地方に加え、東北地方でも生産されています。そのため市場に出回る期間が長いのも特徴の1つ。早いところでは11月下旬から出荷が始まり、遅いところでは5月末まで出荷が続きます。

美味しいとちおとめを見極めるコツは、色づきを見ること。熟したとちおとめは、鮮やかな赤色でツヤツヤしています。大きめでふっくらした円錐形であれば、甘くて美味しいものが多いです。

紅ほっぺ


イチゴ本来の味を楽しめる紅ほっぺ

中心まで紅色になることと、ほっぺが落ちるほどの美味しさを表現して名がついた「紅ほっぺ」。静岡県を中心に生産されていて、近年人気が出てきた品種です。全国区の知名度を獲得してきたことで、人気が上昇しています。

糖度は11〜13度で酸味もあることから、イチゴ本来の甘酸っぱさを堪能できる紅ほっぺ。本格的な収穫時期が1月以降であるため、春の観光シーズンにはイチゴ狩り用の品種として活躍します。

美味しい紅ほっぺを見分ける際には、ヘタ付近まで赤いものを選ぶのがオススメ。紅ほっぺはやや長円錐形なので、短すぎるものよりは長めのものを選ぶことで、美味しい紅ほっぺに巡り会えます。

他にオススメのイチゴ12種

ここまで特に有名なイチゴの品種を3種類紹介していきましたが、他にも美味しいイチゴがたくさんあります。ここでは、知られざる美味しい12種類のイチゴをご紹介。まだあなたの知らないイチゴに巡り合ってみては。

章姫


長年人気のイチゴ 章姫

紅ほっぺよりも先に、静岡県で生産されていた品種「章姫(あきひめ)」。静岡県の萩原章弘氏が育成したイチゴであることにちなみ、その名前がつきました。紅ほっぺが品種登録されたことにより、静岡県の主力品種としての座を明け渡した章姫。流通量は減ってしまいましたが、今でも美味しいイチゴとして人気です。

ほとんどのイチゴは横幅のある円錐形ですが、章姫は長めの円錐形が特徴的な品種。やわらかめなので、口当たりの良い品種です。少し色が薄めでも全体が紅色に染まっているものを探すことで、美味しい章姫を見つけられます。

淡雪(白イチゴ)


雪が降ったような白イチゴ 淡雪

鹿児島県で誕生した品種「淡雪」。今回紹介したイチゴの品種の中で、唯一の白イチゴです。白イチゴは甘くないと思われることもありますが、淡雪は酸味が穏やかで程よい甘みがあります。

淡雪は薄いピンク色なので、どのくらい熟しているかがわかりにくいですが、ヘタ付近まで淡いピンク色になっているものがオススメ。表面にハリがあるものを選ぶと、より一層美味しい淡雪と巡り会えます。

いちごさん


ユニークな名前のイチゴ いちごさん

ユニークな名前が特徴の品種「いちごさん」。佐賀県を代表する「さがほのか」の後継として、佐賀県が育成したイチゴです。正式な品種名は「佐賀i9号」。いちごさんというのはブランド名で、「子どもから大人まで呼びやすくて覚えやすいイチゴにする」という考えから名付けられました。

いちごさんは、「眺めてうっとり、かじって甘い。」がキャッチコピー。その名の通り形が整っていてツヤがあり、優しい甘さを持つ品種です。美味しい「いちごさん」を探すときは、全体的に色の濃いものを選びましょう。

きらぴ香


静岡県のイチゴブランドを高めたきらぴ香

「紅ほっぺ」や「章姫」の血を受け継ぎ、静岡県で生まれた品種「きらぴ香」。きらきらとした宝石のような輝きで、甘くてフルーティーな品の良い甘みと香りを持つことがその名の由来です。

静岡県のイチゴといえば、紅ほっぺや章姫といった品種が長年その人気を引っ張っていました。そこにきらぴ香が加わったことで、さらに静岡県のイチゴブランドの幅が拡大。今や静岡県は、日本でも有数のイチゴの名産地です。

きらぴ香はやや長めの円錐形で、サイズが大きい品種。全体が赤く染まっていて、ツヤとハリのあるものがオススメです。なるべく形の整ったものを選ぶことも重要。美味しいきらぴ香を味わいましょう。

さがほのか


佐賀県を代表するイチゴ さがほのか

佐賀県生まれの品種「さがほのか」。佐賀県を代表するイチゴで、主に九州地方で生産されています。イメージキャラクターに「リカちゃん」を起用し、「子どもだけでなく、リカちゃん人形で遊んだことのある女性層へのアピール」を狙っているそう。

さがほのかは酸味がおだやかで甘みが強く、果汁の多い品種。ツヤがあって全体が鮮やかな紅色のものを選ぶのがオススメです。他のイチゴに比べるとやや香りが強いので、香りが良いかどうかもチェックしましょう。

さぬきひめ


讃岐の国が産んだイチゴ さぬきひめ

讃岐(さぬき)の国・香川県で生まれた品種「さぬきひめ」。香川県で作られたイチゴであることと、「たくさんの人に可愛がってもらいたい」という思いが込められ、その名がつきました。正式な品種名は「さぬき姫」ですが、パックには「さぬきひめ」と表記されて出荷されています。

美味しいさぬきひめを選ぶ際は、全体的に赤く、ツヤのあるものを選ぶのがオススメ。果汁が多く水々しい食感で、香りも豊かなイチゴです。

スカイベリー


栃木イチゴ界の次世代スター スカイベリー

イチゴの全国シェアNO.1の栃木県が産んだオリジナル品種「スカイベリー」。とちおとめが全国で生産できるようになったことで、栃木県が「打倒あまおう」を目標に生み出しました。

スカイベリーは大きさが特徴の品種。ある程度大玉で、果実全体にしっかり色がついているものを選びましょう。果汁が多く食べ応えも抜群。ジューシーでまろやかな甘さを持つ品種です。

ひのしずく


肥後のキレイな水が産んだイチゴ ひのしずく

熊本県生まれの品種「ひのしずく」。それまで熊本県で主に生産されていた「とよのか」が、着色不良やサイズのばらつきが多いということから育成されました。

正式な品種名は「熊研い548」。熊本県が肥後(ひご)の国であることと、「しずく」は熊本のキレイな水を表すということから、イチゴの水々しさをイメージして「ひのしずく」という名前がつきました。

ひのしずくはサイズが大きく、ツヤのある赤色が特徴的。全体の色が薄いものや濃すぎて黒っぽいものは避け、鮮やかな赤色のものを選びましょう。ヘタが青々としてキレイかどうかもチェックポイントです。

もういっこ


食べたら止まらないイチゴ もういっこ

東北地方で最もイチゴを生産している宮城県で生まれた品種「もういっこ」。1つ食べると、「ついもう一個食べたくなる」というその美味しさから名前がつきました。適度な酸味なのでスッキリとした味わいで、名前の通り食べはじめたら止まりません。

もういっこの生産が拡大されている最中、東日本大震災が発生。作付面積は4分の1以下になったと言われています。しかし、復興に向けた努力や多くの支援によって生産が回復。2016年には、宮城県内のイチゴのシェア50%を達成する品種になったそうです。

もういっこは、鮮やかな紅色と大粒なのが特徴の品種。着色がキレイで大きめのものが美味しいもういっこです。またサイズが小さくても、全体が赤く染まり、ヘタがピンとしたものもオススメ。美味しいもういっこを選びましょう。

やよいひめ


3月でも高品質のイチゴ やよいひめ

群馬県生まれの品種「やよいひめ」。一般的に気温が高くなり、イチゴの品質が低下する3月を過ぎても高い品質を維持できるのが特徴です。「やよいひめ」という名前も、「弥生(3月)」が由来になっています。

やよいひめは明るい赤色の品種。熟してもそれほど濃紅色にはなりません。ヘタ付近まで全体がキレイに赤く染まり、ヘタが青々としているものを選ぶのがオススメ。酸味が少なく、甘みが強い品種です。

ゆうべに


熊本県のオリジナルイチゴ ゆうべに

熊本県のオリジナル品種「ゆうべに」。熊本県で有名な「ひのしずく」は12月の収穫量が少なく、やわらかくて輸送に向かいないことから、その弱点を補うべく誕生しました。

ゆうべにの正式な品種名は「熊本VS03」。熊本の熊を音読みで「ゆう」と読み、鮮やかな紅色であることから「ゆうべに」という愛称がつけられました。

ゆうべには、大きめで粒揃いの良い円錐形の品種。表面にツヤがあり、ハリのあるものを選ぶのがオススメです。ヘタ付近まで赤く染まっているかもチェックしましょう。

ゆめのか


夢が叶うイチゴという意味を込めたゆめのか

愛知県で生まれたオリジナル品種「ゆめのか」。「みんなの夢が叶う美味しいイチゴ」という意味が込められたことで、その名がつきました。

ゆめのかが誕生するまでの愛知県では、「とちおとめ」や「章姫」が主力の品種。しかし、とちおとめより収穫量が多く、章姫より輸送しやすいイチゴを目指して、ゆめのかが誕生しました。

ゆめのかを選ぶ際は、全体が鮮やかな赤色のものがオススメ。ハリがありヘタの青いものが新鮮なので、購入の際は参考にしてみてはいかがですか。

イチゴについての雑学

ここまでオススメのイチゴの品種を紹介してきましたが、そもそもイチゴについて細かいことを知らない人も多いのではないでしょうか。ここでは、イチゴにまつわる知識を紹介します。

イチゴの果実はどこ?


ツブツブ1つがイチゴの果実

普段何気なく食べているイチゴですが、実は私たちが食べている部分は果実ではありません。イチゴの表面にあるツブツブした1粒ずつがイチゴの果実。このツブツブを割ってみると、中に種が入っています。

私たちが普段食べている部分は、花の中心にある「花托(かたく)」という部分が膨らんだもの。イチゴのように果実以外の部分が大きく膨らみ、果実のように見えるものは偽果(ぎか)と呼ばれています。

イチゴは野菜?果物?


イチゴは野菜か果物か

果物としてのイメージが強いイチゴですが、実際には果物なのでしょうか。それとも野菜に分類されるのでしょうか。園芸学的な観点から見ると、木の実(木本性)は果物、草の実(草本性)は野菜、というように分類されます。

この観点に基づくと、イチゴは草本性なので野菜ということになります。実際、農林水産省もイチゴは野菜と分類して統計調査を実施。しかし、果物と同じように食べられていることから「果実的野菜」とも呼ばれています。

イチゴはどこが1番甘い?


イチゴが甘いのは先端

イチゴが熟す際、先端部から順番に熟していきます。それによってヘタの部分よりも先端の方に糖分が集まっています。そのためより甘いのはイチゴの先端。イチゴの甘さを最後まで楽しみたい人は、ヘタの方から食べ進めていきましょう。

さまざまな品種のイチゴを堪能しよう!

今回は、オススメのイチゴの品種15選を紹介しました。旬の時期には、至る所で人気を博すイチゴ。普段目にする品種以外にも、日本各地には美味しいイチゴがたくさんあります。家でお取り寄せしたり、旅行の際にその土地ならではの品種を食べたり、楽しみ方はさまざま。あなたなりの楽しみ方で、日本各地のイチゴを堪能してみてはいかがでしょうか。