いちご狩り(12月〜5月)
さくらんぼ狩り(6月〜7月)
ぶどう狩り(8月〜11月)
りんご狩り(8月〜12月)
みかん狩り(10月〜1月)
その他

四季に応じて多彩な果物・フルーツを育てている日本では、一年中果物狩りが楽しめます。フルーツを収穫する楽しさ、そして収穫したばかりの新鮮な状態で食べられる喜びの両方が味わえる果物狩りは、外国人にも人気のアクティビティーです。せっかくの果物狩りを体験するのであれば、ぜひ旬のフルーツを味わいたいもの。

そこで今回は、どの時期に何の果物狩りが楽しめるのかを紹介していきます。

いちご狩り(12月〜5月)

いちごを狩りとる様子

いちご狩り(イメージ)

冬の寒さが深まるにつれ、美味しさが深まるのが「いちご」です。いちごはハウス栽培を行う農園が増えてきているため、いちご狩りができる期間は長くなっています。

早いところで12月上旬。平均で1月中旬には、多くの農園でいちご狩りが楽しめるようになります。ハウス栽培のいちごの旬な時期は1月から2月。寒いと甘みが増すいちごは、1年で一番寒い時期が旬なのです。

美味しいいちごの見分け方

美味しいいちごはヘタが重要

美味しいいちごの見分け方

時間内で思う存分味わえるいちご狩り。せっかくなので、より甘くて美味しいいちごを食べたいですよね。真っ赤ないちごが美味しいと思いがちですが、実は違います。美味しいいちごを見分けるには「ヘタ」に注目しましょう。

美味しいいちごの特徴として、まずヘタが上に反り返っています。さらに、そのヘタの緑色が濃いものが完熟度の高い証です。ぜひヘタに注目しながら、いちご狩りを満喫してみてください。

いちご狩りができる場所

ハウス栽培も盛んなことから、いちご狩りが楽しめる場所はたくさんあります。

中でも、2018年4月に神奈川県・横浜にオープンした「TOKYO STRAWBERRY PARK」は、オール電化でいちごを栽培することで、一年中いちご狩りが楽しめる施設として話題となりました。

他にも「とちおとめ」で有名な栃木県や、「あまおう」で知られる福岡県など、人気品種のある農園で楽しむのもおすすめですよ。

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日本のいちごの品種についての解説記事はこちら↓
あなたもイチゴ品種博士!オススメの15種を徹底解説

栃木県 < 鹿沼市

さまざまな品種があるイチゴ

あなたも【いちご】品種博士!オススメの15種を徹底解説 甘くて酸っぱい[いちご]。宝石のように真っ赤に輝き、食べる人を笑顔にします。品種は非常に多く、有名なものからあまり知られていないものまでありますが、いったい何種類あるのでしょうか?今回はイチゴの品種や意外な雑学をご紹介します。

その他グルメ

さくらんぼ狩り(6月〜7月)

さくらんぼを狩りとる様子

さくらんぼ狩り(イメージ)

初夏に旬を迎えるフルーツの「さくらんぼ」。小粒で食べやすいことから、いくらでも食べられるのがさくらんぼ狩りの魅力です。

その土地の気候や品種によって多少の前後はありますが、さくらんぼの一番美味しい時期は6月ごろ。さくらんぼの王様ともいわれる「佐藤錦」は、6月中旬から下旬が旬となっています。

美味しいさくらんぼの見分け方

上部のさくらんぼを狩りとる様子

上部のさくらんぼをはしごに登って狩りとる

太陽の光を浴びれば浴びるほど甘みが深くなるさくらんぼは、木の上部にあるほうが美味しいです。農園には脚立やはしごを置いていることが多いので、それらに上ってさくらんぼを採りましょう。

さくらんぼ狩りができる場所

日本全国でさくらんぼ狩りは楽しめますが、本場は山形県。日本一の生産量を誇り、日本の生産量の7割を占めるさくらんぼ王国です。さくらんぼ狩りができる農園は山形県内に400カ所以上あり、いたるところでさくらんぼ狩りが楽しめます。

ぶどう狩り(8月〜11月)

ぶどう狩りで一房を狩りとる様子

ぶどう狩り(イメージ)

秋の味覚「ぶどう」のもぎたてを味わえるぶどう狩り。フルーツの中では、世界で最も多くの種類が栽培されており、日本でも40種類を超えるぶどうを栽培しています。

日本で一番知られている種類が「巨峰」。他にも一粒一粒が少し小ぶりな「デラウェア」や、緑色の「マスカット」もぶどうの一種です。品種が多いことから旬の時期も様々で、8月に旬なぶどうもあれば10月下旬の品種もあります。

美味しいぶどうの見分け方

ぶどうを見分ける

美味しいぶどうの見分け方

美味しいぶどうの見分け方として、まず注目してほしいのが果皮の色。巨峰などの色の濃い品種では、果皮の色が黒に近いほど美味しいぶどうです。

また、房が重みでたれぎみになり、実の間隔が適度に開いているとぶどうが熟しているサイン。実の間隔にも注目しましょう。

ぶどう狩りの注意点

ぶどう狩りで一つ注意してほしいのが、一房を食べきってから次のぶどうを狩るという点です。狩りとらずに一粒だけ取って食べるのもマナー違反なので、必ず一房を狩りとり、食べきってから次のぶどうを食べましょう。

ぶどう狩りができる場所

ぶどう狩りの人気な場所は、山梨県や長野県が挙げられます。山梨県は日本で最初にぶどうの栽培を始めた場所ともいわれ、東京から日帰りで行くことも可能です。

りんご狩り(8月〜12月)

りんごを狩りとる様子

りんご狩り(イメージ)

甘酸っぱさとシャキシャキとした食感がたまらない「りんご」。りんご狩りでは、採りたてのりんごを丸かじりできる贅沢なひと時を味わえます。

代表的な品種は、生産量1位の「ふじ」や、甘みの強い「つがる」、黄色い皮が特徴の「王林」などがあります。りんごの旬は早いもので8月、遅い品種は12月が旬です。

美味しいりんごの見分け方

りんごを見分ける

美味しいりんごの見分け方

美味しいりんごは、全体的に赤くツヤがあります。また、お尻の部分のへこみが大きいものや、ツルが太いものも美味しいりんごの特徴です。

りんご狩りができる場所

日本一のりんごの産地として知られるのが青森県。収穫量、出荷量ともに日本一を誇ります。東京から行く場合は、青森県に次ぐりんごの産地の長野県がおすすめです。

みかん狩り(10月〜1月)

みかん狩りの様子

みかん狩り(イメージ)

冬の食卓を彩る「みかん」。みかん狩りでは、爽やかな香りに包まれながら、甘みと程よい酸味が魅力のもぎたてみかんを味わうことができます。みかん狩りのシーズンは10月下旬から1月。品種にもよりますが、11月頃がベストシーズンです。

美味しいみかんの見分け方

みかんを見分ける

美味しいみかんの見分け方

美味しいみかんを選ぶときに気をつけたいのが、大きさ。大きい方が美味しいと思いがちですが、実は小さい方が甘みがあります。
また、みかんの果皮には油胞と呼ばれるつぶつぶが見えますが、このつぶつぶの密度が高いほうが美味しいみかんです。

みかん狩りができる場所

温暖な気候の場所で栽培されるみかんは、愛媛県や和歌山県が有名な産地として知られています。品種の多さが特徴の愛媛県、400年以上育てられてきた高級品種「有田みかん」が味わえる和歌山県、それぞれに特徴があります。

東京から行く場合は、日本3位の生産量を誇る静岡県がおすすめです。

フルーツ王国の山梨県

いざ果物狩りに行こうと考えても、どこに行けばいいのか迷うこともあると思います。

そんなときにおすすめな場所が山梨県です。ぶどうや桃の産地として知られていますが、他にもイチゴやさくらんぼ、柿など数多くのフルーツを栽培しているため、一年中果物狩りが楽しめます。

東京から日帰りで行けるので、ぜひ山梨県で果物狩りを楽しんでみては。