喫茶店やカフェのデザートとしておなじみの「パフェ」。
パフェには、 フランス語で「完全な」(parfait)という意味があり、19世紀にフランスで「完璧なデザート」として考案されたといわれています。
ところで、北海道札幌市の繁華街「すすきの」には、昔から「飲んだ後の締めにパフェを食べる」というユニークな習慣がありました。
その習慣を「シメパフェ」と名付け、「食文化」として発信し、「札幌パフェ推進委員会」を発足させたうちの1人が、委員会メンバーであり、札幌のシメパフェ第一人者の小林さんです。
この記事では、そんな小林さんからシメパフェについて教わりつつ、小林さんに聞いたシメパフェを食べるのにおすすめのお店を紹介します。
【シメパフェ】とは?なぜ【札幌】で流行ったの?
「パフェ」というと、背の高いグラスにフルーツやチョコレート、生クリーム、 アイスクリームなどが入ったものが主流かと思います。では「シメパフェ」とは、何でしょう?

一般的なパフェのイメージ
札幌パフェ推進委員会の小林さんによると、「シメパフェ」とはその名の通り「一日を締めくくるパフェ」のこと。なので、お酒を飲まない人を含め、「シメパフェ」は老若男女全員が楽しめるものなのです。

女の子が食べているのはシメパフェかも
でも、シメパフェはなぜ札幌で有名になったのでしょうか?前述した、繁華街すすきので流行していた「お酒の締めにパフェを食べる」習慣が下地になっているようですが、小林さんは他にもいくつかの理由があると考えているようです。
[1]インタグラムなどSNSとパフェの相性が良かった
[2]パフェの材料である牛乳やチーズなどの乳製品が身近にあり入手しやすかった
[3]「2軒目使い」という市場とパフェの相性が良かった
[4]札幌市の夜景観光をはじめとするナイトタイムエコノミーとパフェの相性が良かった
[5]若者の酒離れが進む中、パフェには注目が集まった
[6]ユニークな食文化をメディアが拡散してくれた
現在「札幌パフェ推進委員会」には、札幌市内の20店舗が加盟しています。市場規模が拡大したことで、各店の競争が差別化をもたらし、新しいパフェが生まれる環境が整っているのです。札幌だけの食文化だった「シメパフェ」は、今や全国的にも知られるようになりました。
★全国に広がったシメパフェの例:名古屋シメパフェ/静岡シメパフェ/21時にアイス
そんな札幌の魅力がつまったシメパフェを、ぜひ本場・札幌で満喫しましょう!次からは、今回小林さんがおすすめしてくれた、シメパフェを食べられる10店を2023年最新情報とともに紹介します。
2023年最新【シメパフェ】厳選10選!【札幌】でおすすめのカフェ紹介
パフェ、珈琲、酒、佐藤本店
2016年に狸小路の路地裏にオープンして以来、連日賑わいを見せる人気店「パフェ、珈琲、酒、佐藤本店」。店名の通り、パフェとコーヒーとお酒をメインに提供するお店です。

シックな外観とポップなソフトクリーム型のライトがトレードマーク(写真提供:アリカデザイン)
パフェに使用するアイスや焼き菓子は自家製にこだわり、ソフトクリームには北海道産の牛乳を使用しています。丁寧に抽出した雑味のない自慢のコーヒーから、スパークリングワインをはじめとする酒類まで、ドリンクも豊富。この他、自家製ピクルス、スパイスカレー、フルーツサンドなどの、軽食メニューも提供しています。
一番人気は定番パフェの一つ「塩キャラメルとピスタチオ〜カシスと林檎でさっぱりと〜」(1599円)です。トップの濃厚なピスタチオアイスクリームとほろ苦いキャラメルアイスクリームのアクセントには、黒い海塩を。 その下には、甘酸っぱいカシスムースと北海道産ソフトクリームが続き、最後にリンゴのジュレでさっぱりできるよう仕上げました。

ワイングラスに美しく盛り付けられたパフェ(写真提供:アリカデザイン)
小上がりのある店内は、若い女性を中心に家族連れからお年寄りまで幅広い世代が訪れます。和風割烹のような落ち着いた店内で、繊細なパフェの食感や味の変化を楽しんで。

落ち着いた空間で大人のパフェを楽しんで(写真提供:アリカデザイン)
【パフェ、珈琲、酒、佐藤本店の基本情報】
住所:北海道札幌市中央区南2条西1丁目6-1 第3広和ビル1F
電話:011-233-3007
営業:(火〜木曜)18:00〜24:00
(金曜)18:00〜26:00
(土曜)13:00〜26:00
(日曜)13:00〜24:00
休日:不定
公式サイト:パフェ、珈琲、酒、佐藤本店
パフェ、珈琲、酒、佐藤 花れ
パフェ、珈琲、酒、佐藤本店から徒歩1分の場所にある姉妹店で、2019年にオープンしました。店内はカウンター席のみで、バーのような雰囲気。暗い中に浮かび上がる赤い照明が印象的です。
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ムード満点の店内(写真提供:アリカデザイン)
姉妹店ということで、基本的には先に紹介した「パフェ、珈琲、酒、佐藤本店」と同じメニューを利用できます。おすすめは定番パフェの「苺とチーズ〜微発泡エスプーマ仕立て〜」(2082円)。パルメザン・カマンベール・クリームチーズの3種類のチーズとイチゴに、薔薇のムースを組み合わせました。イチゴの芳醇な甘みに、ほのかに薔薇が香る上品なパフェです。

色合いや見た目もかわいらしいですね(写真提供:アリカデザイン)
【パフェ、珈琲、酒、佐藤 花れの基本情報】
住所:札幌市中央区南2条西1丁目6-1 第20広和ビル1F
電話:011-590-6562
営業:(平日)18:00〜24:00
(金曜)18:00〜25:00
(土曜)13:00〜25:00
(日曜)13:00〜24:00(L.O.23:30)
休日:不定
公式サイト:パフェ、珈琲、酒、佐藤 花れ
パフェ、珈琲、酒、佐々木
先に紹介した「パフェ、珈琲、酒、佐藤 花れ」(以下、花れ)同様、「パフェ、珈琲、酒、佐藤本店」(以下、佐藤本店)の姉妹店です。場所は佐藤本店から徒歩1分、ただしメニューやお店の雰囲気が大きく異なるため、はしごをするのもおすすめです。

シメパフェ目当てにのれんをくぐるお客さんが後を絶ちません(写真提供:アリカデザイン)
佐藤本店が営業を開始した2016年から2年後、2018年にオープンした「パフェ、珈琲、酒、佐々木」(以下、佐々木)。佐々木では、佐藤本店で培った技術をもとに、味や食感を追求した自家製アイスクリームやソルベを味わうことができます。またお酒も、ビール・ワイン・焼酎のほか、約40種類ものジングルモルトとブランデーをとりそろえます。
おすすめは、そんなアイスクリームにこだわった定番パフェ「三種のショコラ」(1965円)。世界中のパティシエたちから愛されるフランスヴァローナ社の「ホワイト・ブロンド・ビター」のチョコレートを使用した、チョコレート尽くしの濃厚なパフェです。
カカオマスとカカオパウダーから作るアイスクリームには通常より多くのチョコレートを使用し、贅沢な味わいに仕上げています。
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盆栽のようにも見えるシメパフェ。ロイヤルティーヌは土をイメージしているそう(写真提供:アリカデザイン)
3種類のアイスクリームはそれぞれ、ホワイトチョコレート、ブロンドチョコレート、ビターチョコレート味。アイスの下に敷かれたロイヤルティーヌ(砕いた薄いクッキー)にスプーンを差し込むと、オレンジのムースやキャラメリゼされたバナナなど、食感や味もさまざまなたくさんの素材が顔を覗かせます。和の雰囲気をまとう見た目ながら、期待を裏切るうれしいサプライズを楽しめそう。
店内はカウンター席がメインで、花れと同じくバーのような高級感あるつくりになっています。赤い間接照明でライトアップされた小上がり席は、雰囲気抜群。札幌の夜、大人の空間で上質なパフェを楽しんでみては。

シックな店内で照らし出されるシメパフェは、まるでスポットライトを浴びているかのよう(写真提供:アリカデザイン)
【パフェ、珈琲、酒、佐々木の基本情報】
住所:札幌市中央区南2条西1丁目8-2 アスカビルB1F
電話:011-212-1375
営業時間:(平日)18:00〜24:00
(金・土曜)18:00〜25:00(L.O.24:30)
休日:不定
公式インスタグラム:パフェ、珈琲、酒、佐々木
佐藤堂(パフェ、珈琲、酒 佐藤 大丸札幌店)
ピスタチオスイーツ専門店「佐藤堂」に併設する「パフェ、珈琲、酒 佐藤 大丸札幌店」。お店は大丸8Fに位置し、明るく開放的なつくりなので、日中や買い物終わりなどに気軽に立ち寄れそうな雰囲気です。大丸店限定メニューの菓子盛り合わせなども用意しており、ゆっくりとした時間を過ごせそう。

ピスタチオをイメージし、グリーンを基調にしたお店です(写真提供:アリカデザイン)
また座席はカウンター席のみなので、1人で利用しやすいのもうれしいポイント。着席すると、ガラス越しに製菓風景が見られるのも楽しそうです。目の前で美しいスイーツが出来上がっていくのを眺めれば、待ち時間もあっという間に感じることうけあい。

キッチンに面したカウンター席(写真提供:アリカデザイン)
おすすめのパフェは「季節のフルーツ」(1595円)。名前の通り、季節を意識した相性の良いフルーツを組み合わせて作ります。時期によって内容は変わりますが、個性的な味や食感の組み合わせは共通しているので、何が入っているかはぜひお店で確かめてみてくださいね。この他に季節限定パフェも提供しているので、詳細はぜひ公式SNSでチェックを。

カットフルーツはもちろん、アイスクリームやジュレなど、味わい豊かなシメパフェ(写真提供:アリカデザイン)
【佐藤堂(パフェ、珈琲、酒 佐藤 大丸札幌店)の基本情報】
住所:札幌市中央区北5条西4丁目7 大丸札幌店8F
電話:011-211-5313
営業時間:11:00〜21:00(L.O.20:00)
休日:大丸札幌店に準じる
公式サイト:佐藤堂
公式インスタグラム:佐藤堂
夜パフェ専門店 Parfaiteria PaL
飲食店の総合プロデュースを手がける株式会社GAKUによる、夜パフェ専門店の第1号「Parfaiteria PaL(パフェテリアパル)」。甘い物好きの社長が「飲んだ後、その日をパフェで締める」というコンセプトで立ち上げた、大人のパフェ専門店です。
ワンフロアを三つのエリアに分けた店内は全部で80近い席数があり、それぞれカフェバーをイメージしたシックな内装。ソロ男性からお年寄りの方まで、幅広い世代のお客さんに利用されています。

カフェバーのようなエリアはナチュラルテイスト(写真提供:株式会社GAKU)
おすすめは「ピスタチオとチョコレート」(1880円)。フランス産チョコレートを使用した上品な味わいのジェラートにピスタチオジェラートを合わせ、アマレットを加えたカタラーナを添えた一品で、創業当時からの人気商品です。

チョコレートのふたでパフェ内部に空洞を作り、抜け感を演出(写真提供:株式会社GAKU)
バクのクッキーが目を惹きますが、デザインや構成は改良を重ね続けており、今後も変化していくかも。旬のフルーツを使用したパフェも、2週間に1回のペースで入れ替わるため、何度も訪れたくなりますね。
【夜パフェ専門店 Parfaiteria PaLの基本情報】
住所:北海道札幌市中央区南4条西2丁目10-1 南4西2ビル6F
電話:011-200-0559(予約不可)
営業:(日〜木、祝日)18:00〜24:00(L.O 23:30)
(金〜土)18:00〜26:00(L.O 25:30)
(祝前日)18:00〜26:00(L.O 25:30)
休日:不定
公式インスタグラム:夜パフェ専門店 Parfaiteria PaL
夜パフェ専門店 Parfaiteria MIL
Parfaiteria PaLと同様、飲食店の総合プロデュースを手がける株式会社GAKUの系列店。チョコレートにこだわる「Parfaiteria MIL(パフェテリアミル)」のバーをイメージした店内は、照明も落ちて大人っぽい雰囲気です。パフェの中には、目の前で仕上げにチョコレートをかけてくれるものもあり、目と舌の両方でパフェを楽しめるのが特徴です。

アンティーク調のインテリアが重厚感を醸し出す店内(写真提供:株式会社GAKU)
おすすめは、北海道に生息する鳥「シマエナガ」をイメージした「シマエナガパフェ〜ラムレーズンとチョコキャラバナナ〜」(1880円)。北海道産の白いソフトクリームの周りにキャラメリゼしたバナナを並べ、その上にはやわらかな芽室産の塩ゆで落花生を散らしています。

ソフトクリームで鳥の胴体を、細く上に向かって伸びるグリッシーニで尻尾を、メレンゲ菓子でくちばしをかたどっています(写真提供:株式会社GAKU)
バナナの下にはラム酒のきいたラムレーズンのジェラートやカカオムースなど、濃厚な味わいの素材が隠れていますが、最後はオレンジのムースやカカオティージュレでさっぱりとした後味に仕上げました。
カカオティーとは、カカオの皮で作るお茶のこと。チョコレートにこだわるParfaiteria MILらしいパフェですね。
【夜パフェ専門店 Parfaiteria MILの基本情報】
住所:札幌市中央区南3条西5丁目30 三条美松ビルB1F
電話:011-522-9432(予約可)
営業:18:00〜24:00(L.O 23:30)
休日:不定
公式インスタグラム:夜パフェ専門店 Parfaiteria MIL
夜パフェ専門店 ななかま堂
飲食店の総合プロデュースを手がける株式会社GAKUによる、「和」をイメージした夜パフェ専門店。小上がりを設けた店内は、おしゃれな和割烹のような雰囲気です。
パフェにもあんこや山椒など日本らしい要素を取り入れ、どんなパフェとも相性が良いスパークリング日本酒も提供しています。

パフェ同様、内装にも「和」の要素を取り入れています(写真提供:株式会社GAKU)
ななかま堂でぜひ食べてほしいのは、「お茶目なすずらん〜return of happiness〜」(1880円)。抹茶・ほうじ茶・加賀棒茶の3種のお茶を、ジェラートや焼き菓子、ムースやジュレで味わえるぜいたくな一品です。ソフトクリームの上にのった、山椒とアーモンドのキャラメリゼが味のアクセントになっています。

元料理人であり甘いもの好きな社長が生み出すマリアージュを堪能して(写真提供:株式会社GAKU)
【夜パフェ専門店 ななかま堂の基本情報】
住所:札幌市中央区南4条西5丁目 第4藤井ビル2F
電話:011-596-8607(貸切以外の予約不可)
営業:(月〜木)18:00〜24:00
(金土、祝前日)18:00〜26:00
(日曜、祝日)18:00〜24:00
休日:不定
公式インスタグラム:夜パフェ専門店 ななかま堂
パフェ専門店 幸せのレシピ~スイート~すすきの店
パフェ専門店 幸せのレシピ~スイート~すすきの店は、和食やイタリアンの料理人でもあるオーナーシェフのプロデュースによる、本格的なパフェ専門店。「お客さまに、絵本から飛び出したような華やかでかわいいパフェを楽しんでいただきたい」と、メニューイラストやパフェの盛り付けにさまざまな仕掛けを施しています。
白を基調としたシンプルな店内にはドライフラワーをあしらい、落ち着いていながらもかわいらしい雰囲気。終電後まで営業しているので、おしゃべりし足りないときや、甘いものが食べたい夜におすすめです。

白を基調とするシンプルな店内に、ドライフラワーで少しの甘さを(写真提供:株式会社イノヴェッグ)
1番人気は「濃厚ピスタチオ 静かな森のパフェ」(1580円)。素材からこだわって作られたピスタチオとビターチョコの2種のジェラートに、爽やかなフレッシュミルクジェラートが合わさり、濃厚かつすっきりとした味わいに仕上がっています。
さらに、もちっとした白玉や、トッピングされたチョコレートのパリパリ感、カリカリのナッツなど、変化に富む食感もポイントです。

甘さが苦手な人でもペロリと食べられる、意外にもすっきりした味わいのパフェ(写真提供:株式会社イノヴェッグ)
種類豊富に用意されたブランデーや紅茶と合わせれば、ゆったりとした時間を楽しめそう。経験豊富なシェフが特製のジェラートをいくつも組み合わせ、味のバランスにもこだわったパフェをぜひ召し上がれ。複数人で訪れる際は、すすきの店近くの別店舗・Plus店がおすすめです。
【パフェ専門店 幸せのレシピ~スイート~すすきの店の基本情報】
住所:札幌市中央区南3条西4丁目ビッグシルバービル地下1F
電話:011-596-9852(予約不可)
営業:(平日)19:00〜27:00(L.O 26:00)
(土日祝)14:00〜27:00(L.O 26:00)
休日:年末年始
公式サイト:パフェ専門店 幸せのレシピ~スイート~すすきの店
パーラーエノキ
パーラーエノキの店舗があるサッポロファクトリーは、ガラス張りの施設。自然光がよく届くようにと、店の周囲は壁ではなくのれんで覆われ、開放的な雰囲気です。

明るく抜け感もあり、気軽に入りやすい雰囲気(写真提供:パーラーエノキ)
40席ある店内には小上がり席も用意され、小さい子ども連れに好評のようです。主な営業時間帯も日中であることから、ファミリー層を中心に老若男女から親しまれています。
そんな明るい雰囲気が特徴のパーラーエノキでは、およそ3カ月に1回のペースで、旬の北海道産の食材を使った「季節のパフェ」を提供しています。
2023年の夏は「メロンとライチのパフェ」(1848円)が登場。北海道産の赤肉・青肉メロン、メロンのグラニテ(氷菓)、生メロンソースと、メロン尽くしの内容ながら、ミルクアイスやミントクリームでさっぱりと仕上げました。

パフェと一緒に注文するなら、深煎りのアイスコーヒーや人気フードのカレーがおすすめ(写真提供:パーラーエノキ)
季節のパフェを考案する際には、食べ飽きないよう、香り・味・食感の移り変わりを意識して食材を組み合わせるそう。「メロンとライチのパフェ」のアクセントには、ライチ・ナタデココ・サクランボなどを使用し、変化に富みつつ調和の取れた味わいを楽しむことができます。
また、パフェよりもリーズナブルに楽しめる、季節のフルーツを使用したソフトクリームサンデーもパーラーエノキおすすめのメニュー。札幌を訪れた際には、ぜひご賞味あれ。
【パーラーエノキの基本情報】
住所:札幌市中央区北2条東4丁目 サッポロファクトリー3条館2F
電話:011-211-1031
営業:10:00〜20:00(L.O.19:00)
休日:なし
公式サイト:パーラーエノキ
Dining & Sweets Sinner
2000年から札幌市で営業している「Dining & Sweets Sinner」。もともとメキシカン料理がメインのダイニングバーでしたが、現在はパフェなどスイーツをメインに提供するカフェです。
夕食後やお酒を飲んだ後に来店する、20〜30代が主なお客さん。ただお店の周囲には宿泊施設も多く、夕食をとりに訪れる観光客も多いそう。初めての人でもふらりと入れる、気安い雰囲気は魅力的ですね。

遊郭だった建物をそのまま使用しており、店内にはレトロな雰囲気が漂います。入り口は2022年秋に改装し、モダンな印象に(写真提供:Dining & Sweets Sinner)
おすすめは「ピスタチオとベリーのパフェ」(980円)。濃厚なピスタチオアイスが一番上にトッピングされ、グリーンのピスタチオクリームと、ピンクのラズベリークリームが交互に続きます。
さらにその下には、北海道産牛乳100%のソフトクリームが。シンプルでありながら見た目もかわいらしく、価格もリーズナブルな点も魅力的です。

トップの濃厚なピスタチオアイスは、多くのお客さんから人気を集めているそう(写真提供:Dining & Sweets Sinner)
この他、キャラメルバナナパイのパフェやバスク風チーズケーキなどを含め、常時9種類のパフェやケーキをそろえています。3カ月ごとに入れ替わる、旬の食材を使った季節のパフェも好評で、何度も通いたくなるお店です。
ちなみにパフェと一緒によく注文されるメニューとして、ピザやポテトなど塩味を感じられるもの以外に、「コーヒー焼酎」というドリンクがあります。コーヒー豆を漬けた焼酎のことですが、ロックや牛乳割りがパフェに合うそう。来店の際には、ぜひお試しを。
【Dining & Sweets Sinnerの基本情報】
住所:札幌市中央区南4西1丁目4番地
電話:011-241-3947
営業:(月〜木曜) 14:00〜23:30
(金〜土曜) 14:00〜24:00
(日曜・祝日)14:00〜22:00(翌日が連休の場合は〜24:00)
休日:年末年始
公式インスタグラム:Dining & Sweets Sinner
【シメパフェ】で【札幌】観光をもっと楽しく!
札幌パフェ推進委員会の小林さんのご協力いただき、おすすめのパフェ専門店を紹介しました。どのお店のパフェも華やかで、それぞれにこだわりがあり、シメパフェにぴったりですね。
一つのエリアでこんなにさまざまなパフェが楽しめるのは、札幌ならでは。札幌観光の際には、ぜひ札幌名物「シメパフェ」を楽しみにお店に足を運んでみてくださいね。
Text:Sakura Takahashi
Advise:Hitoshi Kobayashi(arica design inc)
Photo:PIXTA(特記ないもの)
参考:
パフェ、珈琲、酒、佐藤本店/パフェ、珈琲、酒、佐々木/佐藤堂/夜パフェ専門店 Parfaiteria PaL/夜パフェ専門店 ななかま堂/幸せのレシピ~スイート~すすきの店/パーラーエノキ/Dining & Sweets Sinner/イノヴェッグ|幸せのレシピ/Gaku.inc/札幌シメパフェ