石舞台古墳

奈良県の中央部・明日香村に位置する「石舞台古墳」。6世紀の築造された国内最大級の方墳です。聖徳太子と共に朝政をとった蘇我馬子の墓と推測されています。
墳丘の土が全く残っておらず、両袖式の横穴式石室があらわになっている独特の形状。平らな天井石が舞台にも見えることから、「石舞台」と呼ばれることも。総重量約2,300tにもなる30を超える巨岩を使用しており、中でも天井石は重量約77t。重機の無い飛鳥時代の土木、運搬技術の高さがわかります。
9月中旬から下旬にかけて「飛鳥 光の回廊」が開催され、石舞台古墳を始めとする名所にライトアップが施されます。また、毎年10月の中旬には古都飛鳥の伝統や誇りを伝える祭り「古都飛鳥文化祭」が催されます。