長谷寺（紀伊半島）

奈良県の南東部、桜井市初瀬に位置する「長谷寺」。686年に創建された真言宗総本山の寺です。『源氏物語』をはじめとする日本の古典文学にも登場する長谷寺。大自然に囲まれた境内には、歴史とともに歩んできた建築の数々が凛とした姿を見せてくれます。
寺のシンボルとも言える本堂は、小初瀬山中腹の断崖絶壁に造られた舞台造が特徴。眺望も素晴らしく、参拝するだけで気分をリフレッシュできます。本堂そのものが国宝に指定されている長谷寺ですが、寺には他にも数多くの国宝や寺宝が奉納されています。中でも、像高12mを誇る「本尊十一面観世音菩薩立像」は見どころの一つ。日本最大級の菩薩像は、遠くから参拝するだけでもオーラと迫力を感じられます。
休憩処として人気のスポットが「月輪院（がちりんいん）」。境内の美しい景観を眺めながら、抹茶やソフトクリームをいただけます。