岡城跡
大分県の南西部、竹田市に位置する「岡城跡」。時代が平安から鎌倉へと変わる文治元年、武将の緒方惟義(おがた これよし)が源義経を匿うために築城したのが始まりとされている城の跡です。明治時代の音楽家である滝廉太郎が、歌曲「荒城の月」のモデルとしたことで知られます。 標高325mの天神山に築かれたこの堅牢な山城は、江戸時代には勇猛果敢で知られた薩摩の島津軍をも撃退し、全国に名を轟かせました。 明治維新後の廃城令により城内の建造物はすべて取り壊しとなり、天守閣や櫓などは残っていません。それにも関わらず、現在でも訪れる人が絶えず、NHKの訪れたい名城ランキングでも堂々の1位に選ばれたことがあるほど。 その秘密は、深い山の緑の中にあらわれる壮麗な高石垣。広大な城域をぐるりと囲む精緻かつダイナミックな石垣が、訪れる人に驚きを与えます。 4月の「岡城さくらまつり」では満開の桜のもと大名行列が再現され、まるでタイムスリップしたかのような光景を楽しめます。
基本情報
〒878-0013 大分県竹田市大字竹田2761(岡城料金徴収所)
0974-63-1541(岡城料金徴収所)
9:00~17:00
高校生以上:300円 小・中学生:150円
アクセス
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FromJR豊肥本線 豊後竹田駅
徒歩(約30分)
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FromJR豊肥本線 豊後竹田駅
車(約5分)