サバニ帆漕レース

沖縄本島の西、那覇市から約40kmの地点に位置する座間味（ざまみ）島。「サバニ帆漕レース」は、この島の古座間味ビーチから、沖縄本島の那覇港までの約40㎞を沖縄の伝統的な木造漁船「サバニ」で風と人の力だけで進むレースです。モーターの普及により失われかけていたサバニの伝統を保護・継承することを目的として、那覇市と座間味村、実行委員会の共催により2000年に始められました。
当初は16隻だった出場チームも、回を重ねるごとに増え、20回目を迎える今年は40隻近く出場。どのチームもこの日のために1年をかけて準備を行っています。毎年地元の中学生のチームも参加するなど、サバニの伝統を次の世代へと受け継いでいます。
梅雨が明けたコバルトブルーの美しい海を進む色とりどりの帆を上げたサバニたち。力強く海を進んでいくサバニの様子は、ここでしか見られない絶景です。
（写真提供：PHOTOWAVE)