増上寺

東京都港区にある「増上寺」。浄土宗七大本山の一つで、勝運に御利益のある徳川家ゆかりのお寺です。
その起源は約600年前に遡り、「酉誉聖聰（ゆうよそしょうそう）上人」によって開山された後、浄土宗における東国の中心として栄えました。やがて徳川家の菩提寺として隆盛を極め、現在は二代目秀忠を始めとする6人の将軍が埋葬されています。明治時代に入ると廃仏毀釈や大火などの影響で一時衰退し、徐々に復興するも1945年の空襲で再び甚大な被害を受けたことも。しかし戦後の約35億円を費やした新大殿建立を皮切りに復興を続け、現在では消失を免れた三解脱門などを含む多数の建造物が立ち並びます。
200年以上に渡り全国を支配した徳川家と馴染み深かった事もあり、勝負や出世、厄除けなどにあやかれるパワースポットとしても有名。すぐ側には東京タワーがそびえ立ち、新旧の東京の魅力を一度に楽しめます。
（投稿日：2018/07/12　最終更新日：2023/12/15）