沖縄に2つ目の水族館として誕生した「DMMかりゆし水族館」。2020年のオープンから1周年を迎えた2021年7月に、3つのエリアがリニューアルされました。
DMMかりゆし水族館のテーマは「最新の映像表現と空間演出を駆使した新しいカタチのエンタテインメント水族館」。バーチャルとリアルが融合した不思議な空間には、これまでの水族館とは異なる新体験が待っています。
DMMかりゆし水族館でしか体験できないイベントなどの見どころはもちろん、周辺施設やアクセス情報などもお届けします!
(トップ画像 写真提供 Instagram:@tsuka12様)
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DMMかりゆし水族館ってどんなところ?
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「イーアス沖縄豊崎」に併設しているDMMかりゆし水族館
DMMかりゆし水族館は、沖縄県豊見城市のショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」の施設内にオープンした水族館。那覇空港から車で20分というアクセス最高の好立地に位置しており、周辺に多くの観光スポットがあるのも魅力的です。
2021年にリニューアルされたエリアでは、光・音・映像の空間演出を用いて沖縄のあらゆる自然の中の光やティールブルーの海、大海原で生きる海洋生物たちの迫力を表現しています。
DMMかりゆし水族館の見どころ
DMMかりゆし水族館へは「イーアス沖縄豊崎」の階段を2Fに登って入館。大きく2つのエリアに分かれる館内を、2Fから紹介していきます!
2F 亜熱帯の気候が織りなす常緑の森

ガジュマルの木がそびえ立つ「やんばるの森」
巨大なガジュマルが目を引く森林エリア「やんばるの森」。淡水魚、爬虫類、両生類が生息する森が再現されていて、「本当にここは水族館?」と思ってしまうような異質な空間に驚くはずです。まずは森の中に迷い込んで、自分だけのルートで探検してみましょう。

陸の生き物たちが住む「ゆいゆいズー」
陸の生き物がいるエリア「ゆいゆいズー」では、柵などの隔たりが少ないため、自由気ままに生活している生き物たちを間近で観察できるのが魅力的です。
上から覗くグルクマの大群
森を抜けていくとここまでの空間とはガラッと変わり、床一面に青い海が出現。床がガラス張りになっていることで1Fの大水槽を上から覗くことができ、まるで水面を歩いているような体験ができます。いつもとは違う生き物たちの表情が見られるかも?
2Fの一番奥にはサメに触れることができるタッチプールも。見るだけでなく、実際に触れることで生き物たちの肌の感触を感じてみてはいかがでしょうか。
1F 多彩な生物が息づく澄み切った海
1Fに降りてくると、そこには澄み切った青い海の世界が広がっています。

美しい個水槽が並ぶ「ばんない水槽」
1Fで最初に目に入るのは、個水槽が立ち並ぶ「ばんない水槽」。このエリアでは色とりどりの小さいお魚たちやサンゴを見ること
青い海に包まれる海中トンネル
一際目を引くのは色鮮やかなサンゴ礁と熱帯魚が生息する海中トンネル。頭上まで水に覆われるこの空間は、まるで沖縄の青い海に潜り込んだかのような気分にさせてくれます。
サンゴ礁の養殖活動に力を入れているDMMかりゆし水族館。だからこそ、美しいサンゴの彩りにあふれた海中トンネルを歩くことができます。

海洋生物が自由に回遊する「うちなー大水槽」
1F中央に広がるのはメインとなる大水槽「うちなー大水槽」。先ほど紹介した2Fのガラス張りエリアから覗いていたのはこの大水槽です。沖縄近海の海洋生物たちが回遊しており、数百匹のグルクマの群れや、大きなサメやエイなどを間近で見ることができます。
![DMMかりゆし水族館の大人気撮影スポット「うちなー大水槽」 写真提供 Instagram:[@su_chan113様]](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2022/05/31/13/15/42/large water tank.jpg)
DMMかりゆし水族館の大人気撮影スポット「うちなー大水槽」 写真提供 Instagram:@su_chan113様
大水槽の側面にある丸い窓から覗く水槽の様子は、まるで潜水艦の中から海を見上げているかよう。インスタ映えすると評判の大人気撮影スポットであるため、DMMかりゆし水族館に行く際は必ずチェックしましょう!
「DMMかりゆし水族館公式アプリ」をダウンロードすると館内地図が表示され、各エリアの情報や自分の居場所が一目でわかります。また館内の「タッチポイント」にスマホをかざすと、生き物たちをアプリ内に集めることも。他にも1Fにあるカフェやショップで使用できるアプリ限定クーポンも配布されているため、来館前にダウンロードするのがおすすめです!
DMMかりゆし水族館で体感する最新技術
最新!バーチャル映像で空間演出

昼間の「うみかじドーム」
沖縄の空模様と波打ち際の海岸をバーチャル映像で再現したエリア「うみかじドーム」。目に映る景色は、本物かと疑ってしまうほど超リアル。現実世界と連動しているため、訪れる時間によって異なる海の表情を見ることができます。

夕暮れ時の「うみかじドーム」
手前の水槽には実際に小さな海水魚たちが住んでいるので、どこからが映像なのかわからなくなってしまいそう。

夜の「うみかじドーム」
現実では天候に恵まれなかったとしても「うみかじドーム」で時間と共に移りゆく美しい空と海を見て、非現実的な沖縄の自然を感じてみましょう。
次はリニューアルされた3つのエリアを紹介していきます!
はいさいゲート
多面大型スクリーンに沖縄の大自然が映し出される「はいさいゲート」。サラウンドという映画館などにも使用されている音響システムを導入しており、映像に合わせて多方面から音が聴こえてくるため臨場感溢れる演出が行われています。
インスタ映え間違いなし!クラゲの幻想空間

幻想的な「クラゲよんなー」
巨大な円柱水槽が立ち並ぶクラゲだけの空間「クラゲよんなー」。クラゲがふわふわと漂う姿に光と音の演出が加わり、神秘的かつ幻想的な空間を作り出しています。
時間で変わる空間演出も見どころで、何度訪れても楽しむことができるのが魅力的。また期間限定で特別な演出が施されることもあるため、見逃さないようにチェックしましょう。
大迫力のバーチャル水槽

大迫力のダイオウイカ
5枚のアクリルパネルに映し出されるのは巨大なバーチャル水槽。リニューアルされた映像には高度なCG技術により水中に差し込む光芒(こうぼう)や、水槽全体を飲み込むほどのティールブルーの波が再現されています。
海洋生物の映像の中にはダイオウイカやリュウグウノツカイなど、普段は滅多に見ることができない生き物が登場。画面を通して未知の生物たちに会いに行ってみませんか?
DMMかりゆし水族館の動物
水族館で定番のお魚たちから陸で生活する生き物まで、豊富な種類の動物たちが住んでいるDMMかりゆし水族館。そのなかでも特に注目すべき動物たちを紹介します。
水族館には欠かせない!定番動物たち
フンボルトペンギン
![のびのびと泳ぐ「フンボルトペンギン」 写真提供 Instagram:[@neko_sonota様]](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2022/05/31/13/19/13/penguin.jpg)
のびのびと泳ぐ「フンボルトペンギン」 写真提供 Instagram:@neko_sonota様
南アメリカ西部フンボルト海流周辺に生息している「フンボルトペンギン」。同じ海域に住むイワシなどの魚類や甲殻類、軟体動物を捕食します。繁殖や子育てを行うのは岩穴や砂を掘ったトンネルの中。1年に1度換羽(かんう)を行い、その期間は陸地で過ごします。
ミズクラゲ
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ぷかぷかと泳ぐ「ミズクラゲ」
日本海岸で最もよく見られるのが「ミズクラゲ」。傘の縁には細い触手がたくさんあり、この触手を用いて動物プランクトンなどの餌を捕まえます。クラゲには毒があるイメージですが、ミズクラゲの毒はごく少量。人間が触れて痛みを感じることは非常に稀です。
ここでしか見られない!新しい動物たち
コツメカワウソ
![タッチプールに住む「コツメカワウソ」 写真提供 Instagram:[@neko_sonota様]](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2022/05/31/13/17/56/Otters.jpg)
タッチプールに住む「コツメカワウソ」 写真提供 Instagram:@neko_sonota様
小川やマングローブなどの水辺に数頭の群れで生息している「コツメカワウソ」。カワウソの中で最も体が小さく、手足の爪が小さいことが名前の由来になりました。2Fのタッチプールエリアに住んでいますが、現在カワウソとは触れ合うことができないので注意してください。
フタユビナマケモノ
![眠っている「フタユビナマケモノ」 写真提供 Instagram:[@su_chan113様]](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2022/05/31/13/18/35/Sloth.jpg)
眠っている「フタユビナマケモノ」 写真提供 Instagram:@su_chan113様
「フタユビ」という名前は前足にある2本の長いかぎ爪に由来しており、かぎ爪を引っかけて木にぶら下がります。「ナマケモノ」という名の通り、夜行性で日中はほとんど動かず、なんと1日のうち15~20時間は寝て過ごすのだとか。
キンカジュー

小さくてかわいらしい「キンカジュー」
2022年2月から展示が開始された「キンカジュー」。体長は40cm~60cmで、見た目は少しサルに似ていますが、アライグマの仲間に分類されます。長い舌で蜂蜜をなめとって食べる姿から、「ハニーベア」という呼び名もあるのだそう。
ヒムネオオハシ
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大きなクチバシが特徴的な「ヒムネオオハシ」
雑食性で果実や木の実、昆虫や小型の爬虫類などを食べる「ヒムネオオハシ」。食べ方は餌を真上に投げて口に入れるというなんとも独特なもの。大きなクチバシは内部が空洞になっているため、実際にはさほど重くないそうです。
DMMかりゆし水族館で体験できるイベント
DMMかりゆし水族館では、普段体験できないような特別なイベントを開催中!期間限定のイベントから通年実施されているものもあり、その中からいくつか厳選して紹介していきます。
飼育員体験ツアー
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餌やりのイメージ
飼育員のお仕事について学び、実際に体験することができる「飼育員体験ツアー」。掃除や餌やり、生き物たちの健康チェックなど日々の業務について説明を受け、ナマケモノやペンギンなどの生き物に餌をあげて食べる姿を間近で観察することができます。
実施期間:期間中の金曜日・土曜日・日曜日・祝日
チケット料金:1500円
チケット販売先:ローソンチケット、またはローソン
開催時間:15時
受付時間:14時30分
受付場所:DMMかりゆし水族館 1Fチケットカウンター
所要時間:約45分
開催人数:10名
バックヤードツアー
普段見ることのできない水族館の裏側を見ることができる「バックヤードツアー」。以前から人気のツアーでしたが、2022年2月にツアー内容をリニューアルしたため、参加したことのある方でも十分楽しめる内容になっています。
実施期間:常時開催
チケット料金:500円
開催時間:日によって違うため公式HPをご覧ください
受付時間:当日イベント開催の各回1時間前から受付
受付場所:DMMかりゆし水族館 1Fチケットカウンター
所要時間:約35分~45分
開催人数:定員15名(1名~開催可能)
ナイトツアー
その名の通り夜の水族館を探検する「ナイトツアー」。ランタンの光を頼りに、薄暗くなった水族館内2Fの一部エリアをスタッフが解説付きで案内します。耳をすませば生き物たちが奏でるいろいろな音を聴くことができるかも…?
実施期間:毎週金曜日・土曜日・日曜日、祝日・祝前日
チケット料金:1000円
開催時間:20時
受付時間:18時30分~19時50分
受付場所:DMMかりゆし水族館 1Fチケットカウンター
所要時間:約40分
開催人数:10名
サンゴラボツアー
![DMMかりゆし水族館のサンゴ礁 写真提供 Instagram:[@su_chan113様]](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/thegate/2022/05/31/13/15/01/coral reef.jpg)
DMMかりゆし水族館のサンゴ礁 写真提供 Instagram:@su_chan113様
「サンゴの生態を通じた環境学習講座」を受け、海で起きている現状を知り、「海洋環境保護」について理解を深めることができます。サンゴの飼育をするだけでなく、養殖や教育、啓蒙に力を入れているDMMかりゆし水族館ならではのイベントです。
サンゴの苗作り体験もできる「サンゴラボツアー」。苗が十分に成長したあと、読谷村の珊瑚養殖施設「さんご畑」へ運ばれ、ダイバーの手で海に植え付けられます。このサンゴは数年かけて大きく成長し、立派なサンゴ礁を形成します。
実施期間:期間中の土曜日・日曜日・祝日
チケット料金:入館権&サンゴラボツアー セット券
大人(18歳以上)5900円
中人(13~17歳)5500円
小人(4~12歳)5000円
チケット販売先:ローソンチケット、またはローソン
開始時間:13時
受付期間:12時30分
受付場所:DMMかりゆし水族館 1Fチケットカウンター
所要時間:約90分
開催人数:15名
DMMかりゆし水族館へのアクセス
アクセス:那覇空港から車で約20分
イーアス沖縄豊崎行(DMM かりゆし水族館行)の一般路線バスでもアクセス可
住所:〒901-0225 沖縄県豊見城市豊崎3-35
営業時間:月曜日 9時~22時
火曜日〜木曜日 10時~22時
金曜日 10時~20時
土曜日・日曜日 9時~20時
※なお、時間変更が行われている場合もあるため公式サイトを確認してください
入館料:大人(18歳以上)2400円
中人(13歳~17歳)2000円
小人(4歳~12歳)1500円
チケット購入方法:①DMMかりゆし水族館の券売機またはチケットカウンターで購入
②Webチケットを購入
③コンビニエンスストア・プレイガイドで購入
公式サイト:DMMかりゆし水族館
DMMかりゆし水族館の周辺情報
沖縄を旅行する際、観光地をどんな順番で巡るかとっても悩みますよね。那覇空港から車で20分圏内にあるDMMかりゆし水族館。その周辺情報をチェックして、たくさんの観光スポットで沖縄を満喫しましょう!
イーアス沖縄豊崎
DMMかりゆし水族館と併設している大型ショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」。地元の食材を生かした飲食店や、大型プールやBBQ会場がある屋上型テーマパークなどが点在し、観光スポットとしても十分に満足できる施設です。
美らSUNビーチ

慶良間諸島を望める「美らSUNビーチ」
「イーアス沖縄豊崎」の目の前に位置するのは慶良間諸島(けらましょとう)を望むことができる「美らSUNビーチ」。体験シュノーケリングやバナナボート、ビッグマーブルなど様々なマリンスポーツが楽しめます。
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美らSUNビーチのサンセット
天気が良ければ美しい海とサンセットの絶景が見られるかも!
瀬長島ウミカジテラス
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真っ白な床や壁面が印象的な「瀬長島ウミカジテラス」
DMMかりゆし水族館から車で10分の距離にある「瀬長島ウミカジテラス」は、2015年夏に誕生したリゾートアイランドです。傾斜地に並ぶ店舗は、なんと全面真っ白。どこを見ても南国の雰囲気が漂っており、リゾート気分を味わえます。
沖縄の素材を生かした飲食店やお土産店が40店舗以上も集まっているウミカジテラス。目の前に広がる海を眺めながら、ショッピングやお食事を楽しみましょう。
琉球ガラス村
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伝統工芸品作りが体験できる「琉球ガラス村」
沖縄県糸満市に位置する「琉球ガラス村」。琉球ガラスは100年以上の歴史がある伝統工芸品であり、明るく鮮やかなカラーやガラスに閉じ込められた気泡が特徴的。
琉球ガラス村は県内最大の手作りガラス工房で、1300度の窯を使うグラス作りや、琉球ガラスを生かしたアクセサリーやジェルグラス作りも体験できます。
今年の夏は新定番・かりゆし水族館へ
今回は最新技術を駆使した新しいカタチの水族館「DMMかりゆし水族館」を紹介しました。沖縄の自然が舞台となったコンテンツが充実しているので、旅行当日雨に降られたとしても、沖縄を体感できる貴重なスポットです。
今年の夏は最新スポット「DMMかりゆし水族館」へ足を運んで、これまでの水族館とは違う新しい体験をしてみてはいかがでしょうか。