【冬のサウナ】はととのう?
【冬のサウナ】の入り方
【冬もグランピング】プライベートサウナ付きテントで癒される
(千葉県)LUMP COURT ISUMI
(千葉県)GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL
(長野県)From P
(愛知県)Glamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMA
(大阪府)スカイドーム阪南
冬こそ大自然の中でグランピング&サウナを楽しもう

アウトドアは好きだけど、冬の外遊びは寒くて荷物も増えるし…とためらっている方や、「アウトドアにチャレンジしてみたい」という初心者の方におすすめなのがグランピング。

多くのグランピング施設には、冷暖房完備のテントや充実したアメニティーが備わっており、冬でも快適にアウトドアアクティビティーを楽しむことができます。

中には、テントにアウトドアサウナを併設する施設も。そこでこの記事では、プライベートサウナが利用できるグランピング施設をご紹介。

寒い冬こそサウナで温まり、澄んだ空気の中でととのってみませんか。

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【冬のサウナ】はととのう?

サウナのイメージ

サウナのイメージ
「ととのう」とは、熱いサウナと冷たい水風呂、さらに外気浴を繰り返すことで心身が調和され、自律神経のバランスが取れていることを指します。

グランピングに負けず劣らず、近年大きな盛り上がりを見せているサウナ。サウナを題材にした漫画やドラマなどが人気を博し、「ととのう」というワードが生まれ、世間一般に広まっていきました。

「ととのう」状態を感じるのは、外気浴のタイミングが多いそう。心と体がリラックスし、緊張状態が解消され、「五感が研ぎ澄まされる」「ふわっと浮き上がる」など、その感じ方は人によって異なるようです。

ところで冬のサウナでも「ととのう」ことができるのでしょうか?

【冬のサウナ】の入り方

冬でもサウナを楽しむためには?

冬でもサウナを楽しむためには?
冬に屋外サウナを利用する際にも、「ととのう」ことは可能です。でも普段通り、サウナ・水風呂・外気浴を繰り返すのではなく、ちょっとした工夫が必要だそう。

外気浴の適切な気温は20℃〜27℃、湿度は35%〜60%と言われています。つまり、冬の外気浴は気温が低すぎるのです。そこで冬でも「ととのう」ために、以下の点に注意しましょう。

①サウナから出る際に体をしっかり拭く
汗をふいてから屋外に出ることで、気化熱によって体温を奪われることを防ぎます。

②水風呂やシャワーを利用しない
冷たい水風呂やシャワーを浴びる代わりに、冬の外気温を利用する方法です。サウナから出たら、そのまま体が寒さを感じる直前まで外気浴を行いましょう。

③外気浴ではなく内気浴をする
冬の外気浴ではすぐに体が冷えてしまうという方もいると思います。そんなときは、浴室内で休憩を行う「内気浴」を試してみましょう。サウナから出た後、冷たい水風呂に浸かってから内気浴を行うと、「ととのう」状態により近づけますよ。

冬の屋外サウナではこの三つを意識し、無理をしない範囲で心地よくサウナを楽しみましょう。

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【冬もグランピング】プライベートサウナ付きテントで癒される

ここからは、大自然の中でサウナが満喫できるグランピング施設をご紹介します。

どれも都会の喧騒をしばし忘れて自然に身を委ねられるところばかり。冬のアウトドアデビューにもぴったりです。

(千葉県)LUMP COURT ISUMI

「LUMP COURT ISUMI(ランプコートいすみ)」は、一年を通して温暖な気候が魅力の南房総いすみ市のグランピング施設。東京都心からは車で100分ほどの距離にあります。

LUMP COURT ISUMIでは、グランピングを通していすみ市の豊かな自然を感じることができます

LUMP COURT ISUMIでは、グランピングを通していすみ市の豊かな自然を感じることができます(写真:LUMP COURT ISUMI)

海と山両方に恵まれた立地ならではの、地元食材をふんだんに使用した料理は、LUMP COURT ISUMIの魅力の一つ。

夕食は、グランピングならではのBBQはもちろん、専属シェフが手がける創作フルコースも選択可能。朝食は、季節の付け合わせとベーグルを召し上がれ。まるでホテルステイのように、ぜいたくなひとときを過ごせます。

創作フレンチの夕食イメージ

創作フレンチの夕食イメージ(写真:LUMP COURT ISUMI)

また500坪の敷地にあるドームテント数はたったの2棟。ゆったりとしたレイアウトでどちらも1棟貸しのため、プライベートがしっかりと守られる安心設計。

ドームテントは冷暖房完備で、別棟にシャワー室とトイレもあり、アウトドア初心者の方も親しみやすいでしょう。

一年中快適に過ごすことのできるドームテント室内

一年中快適に過ごすことのできるドームテント室内(写真:LUMP COURT ISUMI)

プライベートサウナはドームのすぐ側に位置し、地下水を引いた水風呂も併設。冬ならではの澄んだ星空の下、すぐそばのイスで外気浴をするのも気持ちよさそうです。

薪を燃やした熱で温めた室内では、好きなだけセルフロウリュを

薪を燃やした熱で温めた室内では、好きなだけセルフロウリュを(写真:LUMP COURT ISUMI)

【LUMP COURT ISUMI】
●住所:千葉県いすみ市日在2286
●公式サイト:LUMP COURT ISUMI

(千葉県)GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL

房総半島の富津にある「大自然を五感で感じる、Luxury Suite」がテーマの「GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL(グランルーク富津ブリストルヒル)」。

東京都心から東京湾アクアラインを通り、約1時間も走ればラグジュアリーな空間が待っています。

 スイートルームのリビングとベッドルーム

スイートルームのリビングとベッドルーム(写真:GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL)

GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILLの部屋は全て日本最大級のツインドーム。室内はベッドルームとリビングルームが分かれており、すてきなインテリアも魅力的。

中でも一際広いスイートルームは、定員8人。大人数での宿泊にもおすすめです。またプライベートサウナを併設しているため、大自然の中で心身ともに癒されるひとときを過ごせそう。

サウナウェアやサウナハットは部屋のアメニティーとして用意

サウナウェアやサウナハットは部屋のアメニティーとして用意(写真:GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL)

食事は、「畑の伝道師」の異名を持ち、美味しい野菜をこよなく愛する渡邉明シェフによるもの。夜は目でも楽しめる美しいコース料理を、朝は地元野菜やフルーツをふんだんに使用したビュッフェを味わうことができます。

どのメニューも、地元の食材を生かし、創意工夫にあふれたここでしか味わえないものばかり。特に夕食は、外の景色がよく見える大窓が印象的なFARM AKIRA Restaurantにて、ゆったりと楽しみましょう。

(左上から時計回りに)食卓を彩るバーニャカウダ、見た目と栄養にこだわった前菜、ローストチキン、旬の食材のパスタ(写真:GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL)

多種多様なアルコールやソフトドリンク、ラウンジ利用料などが宿泊費に含まれた、オールインクルーシブプラン(1名あたり2万8000円〜)も人気の理由です。

【GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL】
●住所:千葉県富津市亀沢619
●公式サイト:GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL

(長野県)From P

夏はトレッキングや登山、避暑を求めて多くの人が集い、冬はウインタースポーツのメッカとなる長野県白馬村。

「From P」は、そんな白馬村にオープンした、本格的なフィンランドサウナが備わったグランピング施設です。

宿泊用テントと、奥に見えるのがサウナ小屋。青い空に白い雪が映えます

宿泊用テントと、奥に見えるのがサウナ小屋。青い空に白い雪が映えます(写真提供:instagram Atsushi Takayoseさん

アルプスの山々に囲まれ広がる白銀の世界では、満点の星空をはじめとした絶景を味わうことができます。

全部で5棟あるドームテントには、本場ヨーロッパの寒冷地で採用実績のあるテントを採用。室内は冷暖房完備で、寒さ厳しい白馬村でも安心して過ごせます。

サウナ真横に水風呂が設置されています

サウナ真横に水風呂が設置されています(写真提供:instagram Atsushi Takayoseさん

5棟のテントのうち4棟には、宿泊者専用の本格的なフィンランドサウナと水風呂を設置。豊かな自然の中で、リラックスしながらサウナ体験が可能です。

夕食は地元・長野県産の食材を使ったグランピングメニュー。翌朝はホットサンドやスープ、季節のフルーツなどの朝食が待っています。

【From P】
●住所:長野県北安曇郡白馬村北城瑞穂3020-45
●公式サイト:From P

(愛知県)Glamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMA

名古屋市から車で約45分の美浜町にあるリゾート型グランピング施設「Glamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMA(グランピング&リゾート ウッドデザインパークノマ)」。全ての部屋が海に面しており、美しい眺望が魅力的です。

客室「スイートジャグジーオーシャンビューサンセット トリプル」は、2名1室一泊素泊まりプラン利用時、1名2万9000円〜

客室「スイートジャグジーオーシャンビューサンセット トリプル」は、2名1室一泊素泊まりプラン利用時、1名2万9000円〜(写真:Glamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMA)

全9部屋の客室内には、トルコのイスタンブールから輸入した、エキゾチックな雰囲気の家具をレイアウト。天井にはシャンデリアが輝き、ゴージャスな空間が広がります。

スイートルームはテントサウナ付き。眼前に広がる伊勢湾を眺めながらのサウナ体験では、都会では決して味わえない開放感に満たされて。

海辺のテントサウナ

海辺のテントサウナ(写真:Glamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMA)

サウナの後は客室バルコニーに設置された水風呂ジャクジーでリフレッシュを。冬は外気が冷たいので、ジャグジーにお湯を張り、外気浴で冷えた体を温めるのも良いですね。

夜は各部屋に備わった名グリルブランド・Weber製のガスグリルで、プライベートBBQを楽しみましょう。地元・愛知で育った黒毛和牛や海鮮食材だけでなく、前菜やバケットなども充実。

地物や旬の食材が豊富なBBQメニュー。ほかにも、冬はクリスマス限定ディナーメニューや、篠島産の牡蠣も提供しています

地物や旬の食材が豊富なBBQメニュー。ほかにも、冬はクリスマス限定ディナーメニューや、篠島産の牡蠣も提供しています(写真:Glamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMA)

水温が低くプランクトンが減少する冬は、夏よりも透明度の高い海を見ることができます。オーシャンビューが美しいGlamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMAで、ぜひ冬ならではの絶景を堪能して。

【Glamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMA】
●住所:愛知県知多郡美浜町小野浦風宮崎21
●公式サイト:Glamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMA

(大阪府)スカイドーム阪南

大阪市内から約1時間。泉州エリア随一といわれる夜景の穴場スポットにあるのは、全16棟のドームテントを備えたグランピング施設「スカイドーム阪南」。

夕日に照らされるスカイドーム阪南のテント客室

夕日に照らされるスカイドーム阪南のテント客室(写真:スカイドーム阪南)

大阪市内や関西国際空港、淡路島や神戸の夜景だけでなく、日本夕日百景にも選ばれた阪南市の夕日も楽しむことができます。

ドッグラン付き、プール付き、ジャグジー付きなどバラエティ豊かな6タイプの部屋がラインナップされ、樽型のバレルサウナが設置されたプライベートサウナ付きのドーム「サウナドーム」もあります。

サウナドームの外観。ドームテントすぐそばにバレルサウナを設置

サウナドームの外観。4名1棟利用時、1名あたり2万3820円〜(写真:スカイドーム阪南)

スカイドーム阪南がある阪南スカイタウン展望緑地は、景観の良さで有名なエリア。冬の澄んだ空の下、美しい景色を見ながらリラックスすれば、日頃の疲れも癒えることうけあいです。

外が寒ければ、すぐに室内に入れるのもドームテントならでは。室内には3リットル分のビアサーバーが設置されているため、サウナ前後にしっかりと水分を補給したうえで、心地よくビールを堪能しましょう。

セルフロウリュで楽しむバレルサウナ外観と内観

セルフロウリュで楽しむバレルサウナ外観と内観(写真:スカイドーム阪南)

夕食は、食の台所としても知られる泉州エリア自慢の農産物や海鮮物をぜいたくに使用したグランピングBBQ。なにわ黒牛のサーロインステーキやスキレット料理を頬張れば、おなかも心も満たされるはず。

さらに2024年2月までは、冬限定の夕食メニューも登場。泉南市の人気鶏料理店「雀庵はなれ」監修の、国産地鶏を使用したとり鍋を味わうことができます。

地元・泉州エリアの農産物や海産物をふんだんに使用したBBQメニュー

地元・泉州エリアの農産物や海産物をふんだんに使用したBBQメニュー(写真:スカイドーム阪南)

ボルダリング施設や展望台までのプチトレッキング体験など、アクティビティーメニューも豊富なスカイドーム阪南。室内でリラックスするだけではなく、屋外で体を動かすことでリフレッシュしたいという方にもおすすめです。

【スカイドーム阪南】
●住所:大阪府阪南市桃の木台8丁目1-1
●公式サイト:スカイドーム阪南

冬こそ大自然の中でグランピング&サウナを楽しもう

まるでホテルステイのような快適な空間で外遊びが満喫できるグランピング。

アウトドア初心者にはハードルが高い準備も片付けも必要なく、アメニティーも充実しているから、手ぶらで飛び込めるのも魅力です。

大自然の中での開放感あふれるサウナ体験は、きっと特別な思い出になるでしょう。

今回紹介した施設はどれも一棟貸しタイプで、プライベートな空間で過ごせるのもうれしいですね。

2023年の冬こそ、大自然の中でラグジュアリーなひとときを満喫してみませんか。



Text:プリチャード香里(かおり)

香川県出身・長野県在住。出版社勤務、写真スタジオ勤務を経て、現在はフリーのフォトグラファー&ライターとして活動中。本を読むことと本屋さんに行くことが何よりも好き。天気のいい日は夫と山に登り、頂上でおにぎりを食べていることが多い。半径5メートルの見どころと読んだ本について書いているnoteはこちら


Edit:Sakura Takahashi
Photo:PIXTA(特記ないもの)


参考:
グランピングについて知る|(一社)日本グランピング協会これで全てがわかる!サウナ用語集【サウナWiki】【夏や冬の過ごし方は?】サウナ後の外気浴に適した温度とやり方|idetox サウナのある暮らし冬のお風呂・サウナが危険!死亡事故につながるヒートショックとは?LUMP COURT ISUMIGLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILLFrom PGlamping&Resort WOOD DESIGN PARK NOMAスカイドーム阪南