- 【留寿都村】ルスツリゾート
- 3つの山に設計された37の多彩なコース
- 【占冠村】星野リゾート トマム
- 霧氷テラスや豊富なアクティビティも見逃せない
- 【新得町】サホロリゾートスキー場
- 十勝の眺望・自然を満喫するリゾート
- 【旭川市】カムイスキーリンクス
- 初級~上級まで8の非圧雪コースあり
- 【富良野市】富良野スキー場
- 極上の雪質・多彩なコース・充実のグルメ&ショッピング
- 【札幌市】サッポロテイネ
- 1972年札幌オリンピックの会場
- 【札幌市】さっぽろばんけいスキー場
- 小樽市街から至近! 親子で楽しめるスキー場
- 【夕張市】夕張リゾート マウントレースイスキーリゾート
- 夕張のランドマーク・冷水山山頂から滑走
- おわりに
ウィンタースポーツの季節到来。北海道のスキーリゾートは11月末頃からシーズン入りし、3月末〜4月上旬頃まで営業します。北海道のスキー場は規模が大きく、コースの難易度も様々。さらに北海道の雪はサラサラのパウダースノーであることも魅力です。
本州のスキー場にはない、北海道ならではのパウダースノーの滑り心地を楽しむのはいかがでしょうか? 北海道のスキー場を8カ所ご紹介します。(随時追加)
TOP写真:ルスツリゾート
※本記事に掲載の情報は2024年1月時点のものです。諸事情により変更となる場合がありますので、お出かけの際は各公式サイト等で最新情報をご確認ください
※2024年9月、一部情報を更新しました
【留寿都村】ルスツリゾート
上質な粉雪をたっぷりと満喫できるパウダースノー天国(写真提供:ルスツリゾート)
3つの山に設計された37の多彩なコース
ルスツリゾートは羊蹄山(ようていざん)の南東、新千歳空港や札幌市内からは車で約1時間半の場所に位置します。
3つのピーク(山)には、4つのゴンドラと14のリフトが運行しており、初心者でも安心して滑ることができるワイドな緩斜面から、上級者を満足させるアグレッシブなコースまで、37ものコースがある、総滑走距離42kmの北海道最大級のスノーリゾートです。
左:羊蹄山を望む絶景 右上:圧雪バーン。写真はイーストMt.エリア 右下:ファミリーで楽しめるコースも複数あり 写真はMt.イゾラエリア(写真提供:ルスツリゾート)
スキー・スノーボードのレッスンは4歳からが対象。グループレッスンのほかに個人レッスンもあり、子どもから大人まで、初心者を含め誰でも楽しく滑ることができます。
また、ホテルも併設されているほか、スノーモービル・スノーラフティング・犬ぞりなどを楽しめるスノーアクティビティランドなどもあり、スキー・スノーボード以外にも多彩なプログラムで北海道ならではの冬の大自然を体感できます。
左:フリースタイルのスキー・スノーボードを楽しめるフリーダムパーク 右上:「サムライキッズスキーレッスン」では、経験豊富な海外インストラクターとの楽しいスキーデビューが子どもたちに素敵な経験をもたらします 右下:「サムライキッズパーク」は、緩やかな斜面でそりやチュービング、雪上ランニングバイクなどさまざまなアイテムで雪遊びが楽しめます(写真提供:ルスツリゾート)
ルスツリゾート 基本情報(2024-2025冬シーズン)
●住所:北海道留寿都村泉川13
●営業期間:2024年11月23日(土)予定~2025年3月30日(日)
●営業時間:9:00~20:00
●ナイター:あり(16:00~20:00)
※2024年12月中旬~2025年3月29日(土)まで
●レンタル:あり(スキーセット・スノーボードセット)
●スクール:あり(スキー・スノーボード)
●公式サイト:ルスツリゾート
ルスツリーゾートへのアクセス
●バスで
①新千歳空港からシャトルバスで約2時間
②札幌駅周辺からシャトルバスで約2時間
③ひらふウェルカムセンター(倶知安町ニセコ)からシャトルバスで約45分
●車で
新千歳空港から車で約1時間30分
※公式サイト内のアクセスのページを合わせてご確認ください
【占冠村】星野リゾート トマム
左:見晴らしのいいコースは爽快 右上:スキー場全景。2つの高層リゾートホテルもあり 右下:アプリ登録ほか必要な手続きをとれば、上級者限定解放エリアで滑ることもできる(写真提供:星野リゾート トマム)
霧氷テラスや豊富なアクティビティも見逃せない
北海道を代表するスキーリゾートのひとつ、トマム。札幌から車で約2時間、JR石勝線のトマム駅からもほど近く、新千歳空港からのアクセスも抜群です。
場内には6つのリフト・ゴンドラと、14の中級者コースを含む29ものコースがあるほか、上級者限定解放エリアとスロープスタイルパークがあります。
左上:スノーカートやバナナボートなどのアクティビティメニューも豊富 右上:小学生向けレッスン、未就学児向けレッスン、プライベートレッスンなど各種レッスンコースも充実 左下:標高1088mからの絶景を楽しめる「霧氷テラス」 右下:氷のBar、氷のホテルなどを有する「アイスヴィレッジ」は冬のトマムの風物詩。2023年12月10日〜2024年3月14日まで営業予定(写真提供:星野リゾート トマム)
また、「アドベンチャーマウンテン」というファミリーゲレンデでは家族みんなで滑ることができるほか、「雪ッズ」という子ども向けのスキー教室や、小さな子ども向けの託児所も準備されています。
用具のレンタルはトップブランドのアトミック社製。手袋・帽子は新品が準備されているほか、スノーシューズの貸し出しもあり、こちらも嬉しいポイント。2つの高層リゾートホテル「トマム・ザ・タワー」「リゾナーレトマム」もあり、スキー場一帯が一大リゾート地となっています。
星野リゾート トマム スキー場コースマップ(写真提供:星野リゾート トマム)
星野リゾート トマム 基本情報
●住所:北海道占冠村中トマム
●営業期間:2023年12月1日(金)~2024年4月1日(月)
●営業時間:
2023年12月1日(金)~2023年12月25日(月) 8:45~15:30
2023年12月26日(火)~2024年4月1日(月) 8:45~18:00
●レンタル:あり(スキーセット・スノーボードセット、ウェアのほか小物含む)
●スクール:あり
●公式サイト:星野リゾート トマム
星野リゾート トマムへのアクセス
●車で
①道東道[トマムI.C.]から車で約15分
②新千歳空港から車で約1時間40分(道東自動車道経由)
③札幌市街から車で約2時間(札樽道・道央道・道東道経由)
④旭川市街から車で約3時間
⑤JR根室本線・富良野線[富良野駅]から車で約1時間30分
●電車で
JR石勝線[トマム駅]から送迎バスで約5〜10分
※詳しくはアクセスのページをご確認ください
【新得町】サホロリゾートスキー場
霧氷の中を滑り抜ける。サホロリゾートスキー場の北斜面にある5コースはすべて非圧雪コース(写真提供:サホロリゾートスキー場)
十勝の眺望・自然を満喫するリゾート
日高山脈の東側、十勝地方西部の新得町にあるサホロリゾートスキー場。札幌からは車で3時間弱、公共交通利用の場合はJR新得駅からシャトルバスが運行されています(要予約)。
8つのゴンドラ・リフトと21のコースがあり、初級者コースと上級者コースがそれぞれ多めにレイアウトされています。
左・右上:峰々を見渡す抜群の眺望 右下:十勝はフィンランドさながらのサウナ体験ができる土地。サホロリゾートホテルのスパにはセルフロウリュ式のサウナがあり、日帰りでも利用できます(写真提供:サホロリゾートスキー場)
太平洋に面する十勝地方は、日本海側に比べ晴天の日が多く、晴れた日には滑走しながら雄大な十勝平野の景色を望むことができます。トマムと並び、比較的標高が高い場所にあるため、雪質も抜群です。
隣接するサホロリゾートホテルにはスパがあり、スキー・スノーボードで冷えた体を温めてくれます。
サホロリゾートスキー場 基本情報
●住所:北海道新得町狩勝高原
●営業期間:2023年12月3日(日)~2024年3月31日(日)
●営業時間:9:00~16:00
※2023年12月23日(土)~2024年3月17日(月)の間の土日祝は9:00~18:00
●レンタル:あり(スキーセット・スノーボードセット、ウェアのほか小物含む)
●スクール:あり
●公式サイト:サホロリゾートスキー場
サホロリゾートスキー場へのアクセス
●直行バスで
①新千歳空港から直行バスで約3時間15分
②とかち帯広空港から直行バスで約1時間20分
●電車で
JR根室本線[新得駅]からシャトルバスで約15分
●車で
①道東道[トマムI.C.]から車で約30分
②道東道[十勝清水I.C.]から車で約30分
③旭川空高から車で約2時間10分
④新千歳空港から車で2時間
※詳しくはアクセスのページをご確認ください
【旭川市】カムイスキーリンクス
スキー場全景(写真提供:カムイスキーリンクス)
初級~上級まで8の非圧雪コースあり
北海道第2の都市・旭川市内に位置するカムイスキーリンクス。6つのリフト・ゴンドラ、25のコースを擁し、都市部では充実の規模を誇ります。
また、豪華ゲストを招いてのジュニアキャンプが開催されるなど、イベントも多く実施されることも特徴です。
左上・右上:見晴らしのいいコースや、林間の非圧雪コースなどさまざまなコースが楽しめます 左下:スノーモービルなどアクティビティプランもあり 右下:ピッツァやパスタ、旭川産いも豚のスタミナ丼など、ゲレ食も充実(写真提供:カムイスキーリンクス)
スキー場内での食事にも力を入れており、多種多様なメニューを取り揃える山麓のレストランや、眺望とともに洋食が味わえる山頂レストラン、さらには旭川名物・ラーメンの専門店も営業します。スキー・スノーボードで冷え切った体を温めるグルメと合わせて楽しむのもいいですね。
カムイスキーリンクス・コースマップ(写真提供:カムイスキーリンクス)
カムイスキーリンクス 基本情報
●住所:北海道旭川市神居町西丘112
●営業期間:2023年12月上旬~2024年3月31日(日)まで(積雪状況により変動の場合あり)
●営業時間:9:00~17:00(リフトの運行は16:00まで)
●レンタル:あり(スキーセット・スノーボードセット、ウェアのほか小物含む)
●スクール:あり
●公式サイト:カムイスキーリンクス
カムイスキーリンクスへのアクセス
●電車と路線バスで
旭川駅から期間限定路線バスで約40分。[カムイスキーリンクス]バス停下車
●直行バスで
旭川空港から直行バスで約1時間
●車で
①道央道[深川I.C.]から車で約20分
②旭川空港から車で約1時間
③新千歳空港から車で約2時間
※詳しくはアクセスページをご確認ください
【富良野市】富良野スキー場
富良野盆地を望む爽快感抜群のゲレンデ(写真提供:富良野スキー場)
極上の雪質・多彩なコース・充実のグルメ&ショッピング
トマム・サホロ・ニセコと並び、北海道を代表するスキー場のひとつ、富良野スキー場。富良野ZONEと北の峰ZONEの2つから成り、コース数は28、ロープウェイ・リフト数は9を数えます。コースは初級~上級までバランスよく設置され、様々なバリエーションを誇ります。
また、スキー場に隣接した「FURANOスノーランド」では、スノーモービルやバナナボートなど、冬のアクティビティを家族で楽しめますよ。
左上:新富良野プリンスホテルに隣接する「FURANOスノーランド」。スノーバナナボートやスノーラフティングなどが楽しめます 右上:日帰り利用もできる富良野温泉「紫彩の湯」 左下:クラフト作品を展示・販売している「ニングルテラス」もスキー場から至近 右下:2023年12月23日(土)〜2024年2月29日(木)まで営業している「ふらの歓寒村」は冬だけのナイトアクティビティエリア(写真提供:富良野スキー場)
観光地としても名高い富良野なので、グルメも充実。特に「富良野オムカレー」は有名です。お出かけの際にはぜひご賞味あれ。
富良野スキー場・コースマップ(写真提供:富良野スキー場)
富良野スキー場 基本情報
●住所:北海道富良野市中御料
●営業期間:2023年11月25日(土)~2024年5月6日(月・祝振替)
●レンタル:あり(スキーセット・スノーボードセット、ウェア、ヘルメット)
●スクール:あり
●公式サイト:富良野スキー場
富良野スキー場へのアクセス
●路線バスで
①JR函館本線ほか[旭川駅]から路線バスで約2時間。[新富良野プリンスホテル]バス停下車
②JR根室本線・富良野線[富良野駅]から路線バスで約17分。[新富良野プリンスホテル]バス停下車
③旭川空港から路線バスで約1時間18分。[新富良野プリンスホテル]バス停下車
●車で
①道央道[滝川I.C.]から車で約1時間5分
②旭川空港から車で約1時間
③新千歳空港から車で約2時間12分
※詳しくはアクセスページをご確認ください
【札幌市】サッポロテイネ
見晴らし抜群のコース(写真:さっぽろ観光写真ライブラリーより)
1972年札幌オリンピックの会場
札幌市中心部からは車で40分、最寄りの手稲駅からはバスで15~30分という好立地にあるのがサッポロテイネスキー場です。
1972年の札幌オリンピックの会場となった由緒あるスキー場で、ハイランドゾーンとオリンピアゾーンという2つのゾーンから成り、合わせて15のコースがあります。
雪上に恐竜のフィギュアが顔を出す「恐竜キッズパーク」では、ソリやスノーチューブを使って遊ぶこともでき、家族で一緒に楽しむことができるスキー場です。
左:非圧雪の上級コースもあり 右:ファミリーで楽しむのに最適(写真:さっぽろ観光写真ライブラリーより)
サッポロテイネ 基本情報
●住所:北海道札幌市手稲区手稲本町593
●営業期間:~2024年5月6日(月)
※4月8日以降は土日祝のみ営業
●営業時間:9:00~21:00
※4月8日以降(土日祝のみ)は9:00~17:00
●ナイター:あり(〜21:00)
※2023年12月上旬~2024年3月31日、4月6・7日予定
●レンタル:あり(スキーセット・スノーボードセット)
●スクール:あり(スキー・スノーボード)
●公式サイト:サッポロテイネ
※編集部しらべ
サッポロテイネへのアクセス
●電車と路線バスで
JR函館本線[手稲駅]からJR北海道バスの路線バスに乗車し約15〜30分。[テイネオリンピア前]または[テイネハイランド]バス停で下車
●車で
①札幌自動車道[手稲IC]から車で約7〜13分
②小樽市街から車で約30分
③新千歳空港から車で約1時間(北海道縦貫道・道央道経由)
※編集部しらべ
※このほか、札幌市内各ホテル直結のツアーバス運行もあり。詳しくはアクセスのページをご確認ください
【札幌市】さっぽろばんけいスキー場
さっぽろばんけいスキー場(写真:さっぽろ観光写真ライブラリーより)
小樽市街から至近! 親子で楽しめるスキー場
札幌市中心部から車で約20分、地下鉄の最寄り・円山公園駅からはバスで15分のところにある「さっぽろばんけいスキー場」。初心者から上級者まで楽しめるコースが全部で19あります。
併設のわくわくスノーランドではソリやスノースライダー、チューブで遊べるほか、緩斜面でスキーやスノーボードに慣れることもでき、子どもも楽しめます。
割引チケットを除くリフト券に650円を足すと食事が付くセットチケットがあるのも特長です。
左上:わくわくスノーランド 左下:パークは初心者から上級者まで楽しめます 右:ナイターも楽しめます(写真:さっぽろ観光写真ライブラリーより)
さっぽろばんけいスキー場 基本情報
●住所:北海道札幌市中央区盤渓410
●営業期間:2023年12月17日(日)~2024年5月6日(月)
●営業時間:9:00~21:00
●ナイター:あり(16:00〜21:00)
※毎週土曜は22:00まで
●レンタル:あり(スキーセット・スノーボードセット)
●スクール:あり(スキー・スノーボード)
●公式サイト:さっぽろばんけいスキー場
※編集部しらべ
さっぽろばんけいスキー場へのアクセス
●電車と路線バスで
①札幌市営地下鉄東西線[円山公園駅]から路線バスで約15分。[さっぽろばんけいスキー場]バス停下車
②札幌市営地下鉄東西線[発寒南駅]から路線バスで約20分。[さっぽろばんけいスキー場]バス停下車
③札幌市営地下鉄南北線[真駒内駅]から路線バスで約20分。[さっぽろばんけいスキー場]バス停下車
※編集部しらべ
※詳しくはアクセスのページをご確認ください
【夕張市】夕張リゾート マウントレースイスキーリゾート
夕張のランドマーク・冷水山山頂から滑走
夕張市にあるマウントレースイスキー場までは札幌から車で約1時間半。冷水山のほぼ全域を範囲とするこちらのスキー場の特長は、上級者向けのコースが豊富にあることです。
全18コースのうち、半数近い8コースが上級者向けに整備されており、そのうち2つは最大傾斜それぞれ43度と45度の超上級者向けコースになっています。
もちろん、初心者コースも3つあるほか、ソリのレンタルもあり、子どもから高齢者まで家族みんなで楽しめます。
夕張リゾート マウントレースイスキーリゾート 基本情報
●住所:北海道夕張市末広2-4
●営業期間:2023年12月9日(土)~2024年3月31日(日)
●営業時間:9:00~16:00
●ナイター:なし
●レンタル:あり(スキーセット・スノーボードセット)
●スクール:休止中
●公式サイト:夕張リゾート
夕張リゾート マウントレースイスキーリゾートへのアクセス
●電車と路線バスで
①JR石勝線[新夕張駅]から路線バスで約40分。[レースイリゾート前]バス停下車
②JR函館本線[札幌駅]から高速路線バスで約1時間45分。[レースイリゾート前]バス停下車
●車で
①道東道[夕張IC]から車で約20分
②新千歳空港から車で約1時間
③札幌市街から車で約1時間30分
※詳しくはアクセスのページをご確認ください
おわりに
今回紹介したように、道内には本格的なスキーリゾートから、都市部に近く日常的に利用できるような場所まで、様々なタイプのスキー場があります。
コースの設定や景色もそれぞれのスキー場ごとに特徴があります。ここで紹介したスキー場のほかにも、たくさんのスキー場があるので、お気に入りの場所で、心行くまでパウダースノーを堪能してください。
Text:JYK_R Edit:Erika Nagumo