赤城大沼について
実際に氷上ワカサギ釣りに挑戦!
①道具をレンタルする
②氷に穴をあける
③竿のセッティング
④糸を垂らして釣る
⑤釣ったワカサギをその場でいただく
赤城大沼・氷上ワカサギ釣りの注意事項
赤城大沼へのアクセスと料金
周辺の観光情報
まとめ

冬のアクティビティといえば、何を思い浮かべますか?スキーやスノーボードは定番のウィンタースポーツですが、他にもこの時期にしか体験できないアクティビティはたくさんあります。

今回紹介するのは「氷上ワカサギ釣り」。全面結氷した湖の上でワカサギ釣りができるのは、もちろん冬だけです。

群馬県赤城山にある赤城大沼は、氷上ワカサギ釣りの名所。初めての方でも安心して楽しめるお役立ち情報や、氷上ワカサギ釣りの魅力をお届けします。

赤城大沼について

キャンプや紅葉が楽しめる「赤城大沼」

キャンプや紅葉が楽しめる「赤城大沼」

群馬県の中央部、前橋市に位置する赤城大沼。赤城山の山頂にある約80万m2のカルデラ湖です。自然に囲まれたこの場所は四季を通じて賑わいを見せ、夏はキャンプ、秋の紅葉シーズンには赤や黄色に染まった木々と湖の美しいコントラストが楽しめます。

2020年から個人のカヌーやカヤックなどの持ち込みが可能に。ボートをこぎながら、のんびりと自然を満喫するのもおすすめです。

赤城大沼のワカサギ釣りは、長い期間釣りができるのが特徴的。例年9月1日に解禁され、11月の末まではボート釣り、1月上旬から3月下旬までは氷上わかさぎ釣りが楽しめます。

実際に氷上ワカサギ釣りに挑戦!

①道具をレンタルする

まずは氷上ワカサギ釣りに必要な道具を揃えましょう。最低限必要なのが「釣り竿・仕掛け・エサ・穴あけドリル・イス」です。寒さに応じて、小型ストーブやテントがあると役に立ちます。ワカサギ釣りに必要なものは全てレンタルが可能です。

湖に張られたカタツムリテント

赤城湖に張られたカタツムリテント

こちらのテント、普通のテントとは少し形が違い、通称「カタツムリテント」と呼ばれています。ワカサギ釣り特有のテントで、人数に応じて大きさが異なります。風除けになるので、寒さをしのぐのに最適です。

レンタルは、湖畔にある旅館や売店など複数の場所で行っています。初心者の方はぜひチェックしてみてください。

②氷に穴をあける

凍った湖に道具で穴をあけている様子

穴あけの様子

釣るポイントに到着したら、まずは氷に穴をあけることから。斜めにならないように気をつけながらドリルを回します。最後の部分は一番硬いので、押し込むように回しましょう。

穴があいたら、穴に入っている細かい氷を取り出します。すくい網などで氷をしっかりと取り除いておきましょう。

③竿のセッティング

ワカサギ釣りでは30cmほどの小さな竿を使用します。仕掛けが小さいため、最初はエサ付けに苦労するかもしれませんが、数をこなすと慣れてきます。このエサですが、つけた後に3分の2程度を切り落とすのが、よく釣るコツです。

④糸を垂らして釣る

氷上ワカサギ釣りの様子

糸を垂らして待機

竿のセッティングが終わったら、いよいよワカサギ釣り開始です。まずは重りを底まで落とし、そこから少し巻き戻したところでアタリを待ちます。ワカサギ釣り用の竿にはゴムチューブがついており、ポイントが決まったら竿の先端に取り付けましょう。

誘い方は竿を上下に3度ほど動かして止める。アタリが来るまでこの動作の繰り返しです。長い時間釣れない場合は、少し場所を移動してみるといいかもしれません。

氷に穴を開けてワカサギを釣る様子

竿先が肝心
ワカサギはとても小さな魚なので、アタリを感じるのが難しいです。いつの間にか釣れていたなんてことも。手に揺れを感じた時には、すでにワカサギは逃げてしまっているともいわれています。

アタリを待っている間は竿先が肝心です。少しでも不自然な動きをしていたら糸を引き上げましょう。

⑤釣ったワカサギをその場でいただく

盛り付けられたワカサギの天ぷら

ワカサギの天ぷら

見事釣り上げたワカサギは、赤城大沼湖畔にある旅館や食事処で調理してもらうことができます(有料)。獲れたて、そして自ら釣り上げたワカサギの味は格別です。

赤城大沼・氷上ワカサギ釣りの注意事項

赤城大沼で氷上ワカサギ釣りを行う際の注意事項

赤城大沼で氷上ワカサギ釣りを行う際の注意事項

釣り券が必要

赤城大沼でワカサギ釣りをするには釣り券(800円)が必要です。湖畔にある旅館などで購入できます。

寒さ対策は万全に

冬の赤城山はマイナス20℃まで冷え込むこともあります。さらに「赤城おろし」と呼ばれる、この地特有の北風も吹き荒れるため、体感温度はさらに下がります。前橋市街地と比較しても、夏は7〜8度、冬は10〜15度気温が低いため、スキーウェアや防風ウェアなど、最善の防寒着を準備して防寒対策をしていきましょう。

小型ストーブの取り扱いには注意

カタツムリテントの中でストーブを使うと、外が氷点下であることを忘れてしまうほど快適な空間になります。しかし、狭い密室でストーブを使い続けると、テント内の酸素濃度が薄くなり一酸化炭素中毒になる恐れがあるので、適度に空気の入れ替えが必要です。

赤城大沼へのアクセスと料金

東京駅からのアクセス

【東京駅】- 北陸新幹線 / 金沢方面
→【高崎駅】- JR両毛線 / 伊勢崎方面
→【前橋駅】- 路線バス・関東交通 / 富士見温泉行き
→【富士見温泉】- 路線バス・関東交通 / 赤城山ビジターセンター行き
→【赤城山ビジターセンター】
※土・日曜、祝日は前橋駅から直行バスあり

羽田空港からのアクセス

【羽田空港駅】- 東京モノレール / 浜松町方面
→【浜松町駅】- JR山手線 / 上野方面
→【東京駅】- 北陸新幹線 / 金沢方面
→【高崎駅】- JR両毛線 / 伊勢崎方面
→【前橋駅】- 路線バス・関東交通 / 富士見温泉行き
→【富士見温泉】- 路線バス・関東交通 / 赤城山ビジターセンター行き
→【赤城山ビジターセンター】
※土・日曜、祝日は前橋駅から直行バスあり

成田空港からのアクセス

【成田空港駅】 - 京成成田スカイアクセス線 / 京成上野方面
→【日暮里駅】- JR京浜東北線 / 大宮方面
→【大宮駅】- 北陸新幹線 / 金沢方面
→【高崎駅】- JR両毛線 / 伊勢崎方面
→【前橋駅】- 路線バス・関東交通 / 富士見温泉行き
→【富士見温泉】- 路線バス・関東交通 / 赤城山ビジターセンター行き
→【赤城山ビジターセンター】
※土・日曜、祝日は前橋駅から直行バスあり

車でのアクセス

関越自動車道赤城ICより約35分
関越自動車道前橋ICより約50分

氷上ワカサギ釣りの料金

入漁料:1日券 800円/年券 5,500円(9月1日~翌年8月31日有効、証明写真1枚要持参)
【レンタル】
釣竿セット:1,300円〜(竿+仕掛け)
スペシャル竿セット:2,000円 (スペシャル竿+仕掛け、滑車付き)
氷穴あけドリル : 1,000円(1時間)
カタツムリテント:1,500円〜3,000円
【販売】
エサ代:150円~(白サシ、紅サシ、ラビット)
仕掛け:350円~
公式サイト:前橋まるごとガイド

周辺の観光情報

赤城山

「黒檜山」含めた複数の山の総称が「赤城山」

「黒檜山」含めた複数の山の総称が「赤城山」

群馬県のほぼ中央に位置する「赤城山」。標高1,828mの「黒檜山(くろびやま)」や「地蔵岳」など複数の山の総称が赤城山です。日本百名山・関東百名山・上毛三山に数えられ、豊富な登山コースがあることから登山初心者から中級者まで楽しむことができます。四季折々の魅力を満喫できる群馬県屈指の人気観光エリアです。

赤城神社

特に女性の参拝客が多い「赤城神社」

特に女性の参拝客が多い「赤城神社」

大沼湖畔に建つ朱塗りの本殿が特徴的な「赤城神社」。赤城山は古くから「神住む山」と信仰され、この女神さまに願うと女性の願いは必ず叶えられると言われており、特に女性に人気のスポットです。主なご利益は、心身健康 ・ 無病息災 ・学業成就・縁結びなど多岐にわたります。

冬しか味わえない絶景を

自然豊かな赤城大沼は、冬になると雪に包まれ白銀の世界が広がります。赤城おろしで雪が舞う光景は絶景。景色とともにワカサギ釣りを楽しめるのが、大きな魅力の一つです。

赤城大沼の氷上ワカサギ釣りは、必要な道具はレンタルで揃うため手ぶらで行ける初心者におすすめのスポット。今年の冬ぜひ挑戦してみたい!という方は赤城大沼に訪れてみてはいかがでしょうか。