鳴き龍(日光東照宮)
栃木県の北西部、日光市に位置する東照宮本地堂(輪王寺薬師堂)の天井で見られるのが「鳴き龍」。龍の頭の下で拍子木(ひょうしぎ)を鳴らすと、音が反響してまるで龍が鳴いているように聞こえることから鳴き龍と呼ばれています。
原画を描いたのは狩野派の巨匠・狩野安信(かのう やすのぶ)。狩野派とは、室町時代から幕府御用達の絵師集団として活躍した日本画の流派のことです。
1961年の火災により狩野安信による画は消失してしまいましたが、その後1966年に日本画の巨匠・竪山南風(かたやま なんぷう)により修復画が制作されました。現在見ることができる「鳴き龍」は、この竪山南風による修復画です。
東照宮本地堂(輪王寺薬師堂)周辺には、江戸時代に造られた日光山輪王寺の「逍遥園(しょうようえん)」、朱色の姿が特徴の「神橋」、「日光二荒山神社」などがあります。
(公開日:2018/12/18 最終更新日:2023/3/25)
基本情報
〒321-1431栃木県日光市山内2301
4月1日~10月31日 9:00~17:00 11月1日~3月31日 9:00~16:00
なし
■日光東照宮単独拝観券 大人・高校生:1300円(35名以上の団体は1名1170円) 小・中学生:450円、(35名以上の団体は1名405円)
■日光東照宮境内音声ガイド レンタル料:500円/日 貸出し場所:表門をくぐって正面 受付け時間:4月~10月は9:00~16:00、11月~3月は9:00~15:00 対応言語:日本語・英語・中国語
https://www.toshogu.jp/
アクセス
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Fromバス停【東武日光駅】
東武バス / 奥細尾行 →【西参道入り口】→ 徒歩(約5分)
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FromJR日光駅・東武日光駅、駅前バス停
東武バス / 中禅寺温泉または湯元温泉行き →【神橋】→ 徒歩(約10分)