三原山

伊豆大島の中央に位置する三原山は、標高758mの活火山です。最後に噴火したのは1986年。現在は静けさを保ちつつ、火口周辺の絶景を間近に見ることができる山として、伊豆大島のポピュラーな観光地のひとつとなっています。
三原山のトレッキングコースの入り口は複数ありますが、はじめての方には「三原山山頂口」がおすすめ。遊歩道が途中まで舗装されていて歩きやすいうえ、火口を一周する「お鉢巡りコース」に片道約45分（2.2km）で辿り着けます。
「お鉢巡りコース」では、溶岩やスコリアの砂利道が続き、火口をほぼ一周できます。途中、火口を見下ろす展望台があり、そこからはぽっかり空いた火口の大穴を眺めることができます。火口は直径約300～350m、深さ約200mにもなるとか。
三原山のトレッキングコースは伊豆大島ジオパークマップなどで確認できます。また、伊豆大島ジオパーク認定ガイドにガイドツアーを申し込むのもおすすめ。火山の植生や穴場的スポット、豆知識などを教えてもらえるので、より濃密な体験になるでしょう。