米川の水かぶり

宮城県登米市の米川地区に古くから伝わる火難よけの伝統行事「米川の水かぶり」。毎年2月最初の午の日に開催されており、地区在住の男たちにより行われる奇祭です。 男たちは、かまどの煤(すす)を顔に塗り、わらで作ったしめなわを体に巻きつけ、頭にわらの「わっか」をかぶって神の化身となります。一行は、奇声をあげ地区の家の屋根に桶で水をかけながら町を練り歩き、火難よけを祈願します。わらは火難よけの御守りとされているため、地域の人々は水かぶりの男たちが通りかかると、彼らがまとっているわらを引き抜いて、家の屋根に投げます。 2018年には「来訪神:仮面・仮装の神々」の来訪神行事のひとつとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。地区在住の人以外が行事に参加すると火災が起きるという言い伝えがあるため、参加はできませんが、見学は可能です。
基本情報
宮城県登米市 東和 / 米川五日町地区(大慈寺山門広場)
0220-53-4111(登米市東和総合支所市民課)
毎年2月の初午の日
アクセス
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From三陸道 登米東和IC
車(約15分)