- 歴史
- 【宮城の桜名所】人気の名所はここ
- (松島町)眼下に桜と松島湾「西行戻しの松公園」
- (大河原町)大スケールの桜並木「白石川堤一目千本桜」
- (白石市)花見と桜色の温麺でポカポカ「白石城本丸公園」
- (塩竈市)桜と二つの春祭り「志波彦神社 鹽竈神社」
- (石巻市)北上川河口を見渡す「日和山公園」
- (仙台市)仙台市民の憩いの場「西公園」
- (登米市)まるで江戸時代「みやぎの明治村武家屋敷通り」
- 【宮城の桜名所】ライトアップで雰囲気抜群
- (川崎町)2度楽しめる桜「国営みちのく公園」
- (涌谷町)春のメインは桜祭りと馬競技「城山公園」
- (仙台市)駅からのアクセス抜群「榴岡公園」
- 【宮城の桜名所:穴場】離島や里山など人混みを離れて
- (石巻市)離島の聖域「金華山」
- (栗原市)桜祭りでにぎやかに「若柳町迫川」
- (丸森町)里山の古木を訪ねる「筆甫地区」
- 2024年は【宮城の桜名所】で春を満喫
日本気象協会から2024年の桜の開花予想が発表されました。
いよいよ桜の季節がやって来ますね。2024年の宮城の予想は仙台が4月2日。暖かい日が続けば1週間ほど早まる可能性もあるとか。昨年の開花は異例の速さでしたが、2024年はどうでしょうか。
宮城の桜は市街地のほかに山間部、河川、海岸部などで開花時期にばらつきがあるため、長い期間楽しめるのが特徴です。
名所と呼ばれるところは多々ありますが、この記事ではその中でも味わい深く印象に残るような場所を、地元の情報を交えながら紹介します。
※掲載されている情報や写真については最新のものとは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
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【宮城の桜名所】人気の名所はここ
まずは、一度は行きたい宮城の人気桜名所から紹介します。
日本三景・松島のなかで桜とともに絶景を堪能できる公園では、ぜひ展望台を訪れてみてください。県内外で有名な大河原の桜並木は、「千本桜」とも称され見応え抜群。
地元在住ライターならではの視点で語る花見スポットの情報をお見逃しなく。
(松島町)眼下に桜と松島湾「西行戻しの松公園」
桜越しに松島湾を望む
日本三景に数えられる松島の中でも特に景色が良い場所として知られている「西行戻しの松」公園。
少し風変わりな名称ですが、鎌倉時代の歌人・西行法師が松島を訪れたとき、松の大木の下で出会った童子と禅問答をして敗れたために引き返した、という言い伝えから来ています。
この公園は標高90mほどの高台にあり、松島湾に面した園内には260本余りの桜の木が植えられています。
駐車場からすぐの場所にある白石観音展望台からの眺めは、パンフレットにも使われるほどの絶景です。
特にイベント等はありませんが、全面ガラス張りの建物の2階のカフェで暖かいお茶やケーキを楽しみながらガラス越しにお花見ができます。
【西行戻しの松公園】
●住所:宮城県松島町松島字犬田
●例年の見頃:4月〜5月
●サイト:西行戻しの松公園
●アクセス:
JR仙石線[松島海岸駅]より徒歩約25~30分
三陸自動車[松島海岸IC]から約10分
(大河原町)大スケールの桜並木「白石川堤一目千本桜」
思わず感動する美しさをぜひ現地で味わって(写真:ライター撮影)
澄み切った春の青空、蔵王山脈の残雪、大河原町金ヶ瀬から柴田町船岡土手内にかけての白石川堤約8kmに渡って続く桜並木。
「一目千本桜」は「日本さくら名所100選」にも選ばれており、その景観の素晴らしさは、開花時期に合わせてJR鉄道が徐行運転をしてくれるほどです。
実はこの「一目千本桜」はエリアが広範囲に渡るため、桜祭りは大河原町と柴田町それぞれの町ごとに行われます。見る桜は同じですが、メイン会場やイベントの内容が異なります。
大河原会場
対岸から撮影した大河原会場の桜並木ライトアップ
「おおがわら桜まつり」は白石川公園がメイン会場です。
川沿いに柴田町の千桜橋まで4kmの遊歩道が整備されており、川のせせらぎの音を聞きながら花の下をのんびり散策したりお弁当を広げたりできます。
大河原町では目玉の一つとして、県南地域の食材をたっぷり使った7種類の限定花見弁当を販売します。
ほかにもたくさんの屋台出店やステージイベントなどが行われ、会場は多くの人で賑わいます。
18:00~22:00には夜桜のライトアップが実施され、昼とはひと味違う幻想的な美しさを味わえます。
柴田町会場
ライトアップされたしばた千桜橋
「しばた桜まつり」は船岡城址公園がメイン会場。山本周五郎の小説で大河ドラマにもなった「樅ノ木は残った」ゆかりの地です。
その船岡城址公園と白石川堤を結ぶのが2015年に完成した「しばた千桜橋(せんおうきょう)」。11mの高さがあり、橋の上から白石川堤の桜並木が一望できます。
また千桜橋にはスロープカーへの乗車口があり、山頂までの305mを往復運行しています。
会場にはたくさんの屋台が出店するほか、同時開催の「さくらマルシェ」では観光物産館や天空カフェも利用できます。ライトアップは21:00まで。
訪れる際には、2024年度版パンフレット(柴田町・大河原町連携版)をチェックしてください。
【白石川堤一目千本桜】
令和6年おおがわら桜まつり
●期間:2024年3月29日~4月11日
●場所:宮城県大河原町(白石川公園)
●例年の見頃:4月~5月
●公式サイト:白石川堤一目千本桜
●アクセス:
JR東北本線[大河原駅]から徒歩で約3分
東北自動車道[村田IC]から車で20分
2024しばた桜まつり
●期間:2024年3月29日~4月11日
●場所:宮城県柴田郡柴田町船岡川端
●例年の見頃:4月~5月
●公式サイト:白石川堤一目千本桜
●アクセス
JR東北本線[船岡駅]から徒歩15分
東北自動車道村田[白石IC]から車で15分
(白石市)花見と桜色の温麺でポカポカ「白石城本丸公園」
桜の花びら舞い散る春の白石城
白石城は白石市街のほぼ中心に建つ平城。かつては仙台藩の南の拠点であり、およそ260年の間、伊達家の重臣・片倉氏の居城でした。
城の周りには今も城下町の風情が色濃く残り、本丸公園には白石城を囲むように200本以上の桜が植えられています。
例年開花時期に合わせて行われる「白石城桜まつり」では夜桜のライトアップのほか、「歴史探訪ミュージアム」のレストランや市内の食事処では、白石特産品「白石温麺」を桜の花に合わせてピンク色の温麺で提供してくれます。
ライトアップは17:00〜22:00まで。ぼんぼりに明かりが灯るので夜桜見物もゆっくりと楽しむことができます。
【白石城本丸公園】
●住所:宮城県白石市益岡町1-16
●例年の見頃:4月〜5月
●サイト:白石城本丸公園
●アクセス
JR[白石駅]徒歩12分
東北自動車道[白石IC]より車で約10分
(塩竈市)桜と二つの春祭り「志波彦神社 鹽竈神社」
桜で埋め尽くされた境内
鹽竈(しおがま)神社は、古くから東北鎮護・陸奥の国一の宮として祀られてきました。
1874年に志波彦神社が遷座し、現在は一つの境内に両社が鎮座しています。主祭神は塩土老翁神(しおつちおじのかみ)で、人々に塩づくりの製法を伝えた神様とされています。
そんな境内には、40品種300本あまりの桜の木が。花まつりの時期はシダレザクラやソメイヨシノなどが見ごろを迎えます。
鹽竈神社の全景(写真提供:宮城県観光プロモーション推進室)
国定天然記念物に指定されている鹽竈桜は開花時期が遅く、例年5月初旬が見ごろですが、気候によっては祭りと重なることも。
桜花爛漫の下、200年来の伝統がある「鹽竈神社花まつり」が開催されます。
「白丁」と呼ばれる白装束を纏った輿丁たちが約1tの御神輿を担ぎ、稚児行列が従います。
併せて開催されるのが「しおがま市民まつり」。JR[本塩釜駅]前を中心に、地元中学生によるブラスバンド演奏や大ビンゴ大会のほか、地元団体による屋台なども出店されます。
【志波彦神社 鹽竈神社】
●住所:宮城塩竈市一森山1-1
●例年の見頃:4月〜5月
●サイト:志波彦神社 鹽竈神社
●アクセス
JR仙石線[本塩釜駅]より表参道(表坂)の石鳥居まで徒歩約15分
三陸自動車道[利府中IC]より車で約10分
三陸自動車道[仙台港北IC]より車で約15分
(石巻市)北上川河口を見渡す「日和山公園」
遠くまで見渡せる美しい眺望
日和山公園は石巻市中心部の北上川河口に位置する標高50mほどの丘陵地で、石巻市内を一望できる場所です。
東日本大震災の折には避難場所となり、多くの命が救われました。中世には奥州総奉行の葛西氏の城があったとも伝えられています。
全国には約80カ所の日和山があるそうですが、特に日和山は、江戸時代千石船の出航の日和を見る場所や航路目標の重要な山でした。
山頂には牡鹿十座の一つである鹿嶋御児神社が鎮座しています。古くから花見の名所として知られ、春にはソメイヨシノや八重桜、山桜、シダレザクラなど約400本が山を染めます。
階段下の公園側には創業100年の「金兵衛茶屋」があり、団子や味噌おでん、石巻焼きそば等が食べられます。
桜の見ごろに合わせて日没から21:00までライトアップも行われています。
【日和山公園】
●住所:宮城県石巻市日和が丘2丁目1-10
●例年の見頃:4月~5月
●サイト:日和山公園
●アクセス:
JR石巻線[石巻駅]から徒歩20分、車で7分
(仙台市)仙台市民の憩いの場「西公園」
緑の芝生に桜のピンク色が映えます
地下鉄東西線[大町西公園駅]を出て、すぐに右手の信号を渡ると、目の前が西公園です。
青葉山と広瀬川が隣接するこの公園は、仙台市民にとって仙台の桜スポットの代名詞的存在です。
1875(明治8)年開園という仙台で最も歴史のある公園で、伊達政宗公が朝鮮から持ち帰ったとされる臥龍梅(保存樹木)や蒸気機関車、こけし塔など見所の多いスポットでもあります。
1887(明治20)年創業の「源吾茶屋」が現役で営業しており、仙台名物のずんだ餅などを頂けます。
桜が咲き始めると、西公園花見広場が開設され、次々と屋台が立ち並び、無料で使えるテーブル席も登場します。
桜祭りの期間中は22:00まで提灯でライトアップされているので、夜桜も堪能できます。
また西公園に隣接している櫻岡大神宮では、お花見期間限定の御朱印が頂けますよ。
【西公園】
●住所:宮城県仙台市青葉区桜ケ岡公園1-3
●例年の見頃:4月〜5月
●サイト:西公園、櫻岡大神宮公式X(旧Twitter)
●アクセス:
仙台市営地下鉄[仙台駅]から東西線乗車、[大町西公園駅]下車後、徒歩約3分
東北自動車道仙台[宮城IC]から車で10分
(登米市)まるで江戸時代「みやぎの明治村武家屋敷通り」
武家屋敷「春蘭亭」隣、通り沿いの桜(写真:株式会社とよま振興公社)
登米市登米町は「とめしとよままち」と読みます。明治の一時期、県庁が置かれ栄えた登米には、当時の洋風建築や武家屋敷が今なお数多く残されているため、「みやぎの明治村」と呼ばれています。
桜の季節になると武家屋敷通りの塀を超えて咲く枝垂れ桜の美しさで有名な人気スポットです。
武家屋敷はほとんどが私有地ですが、唯一一般公開しているのが「春蘭亭」です。
青空に映える武家屋敷通りの桜(写真:株式会社とよま振興公社)
春蘭亭は1604(慶長9)年、白石宗直(後の登米伊達初代当主伊達宗直)が岩手県水沢城から登米に移るに伴い移住した鈴木家の屋敷で200年以上前のものといわれています。
1989(平成元)年まで持ち主の方が住んでいましたが、町に寄贈され保存修理を終えた後「春蘭亭」として1990(平成2)年にオープンしました。春蘭茶と和菓子のセットなどを囲炉裏端で頂けます。
【みやぎの明治村武家屋敷通り】
●住所:宮城県登米市登米町寺池桜小路79
●サイト:みやぎの明治村武家屋敷通り、みやぎの明治村公式X(旧Twitter)
●アクセス:
三陸自動車道[登米IC]より車で約5分
JR気仙沼線[柳津駅]から宮交登米バス(登米行)乗車、バス停[登米三日町]下車
JR[仙台駅]前から東日本急行バス(とよま総合支所行)乗車、バス停[とよま明治村]下車
【宮城の桜名所】ライトアップで雰囲気抜群
青空の下で風に揺れる桜も綺麗ですが、月をバックにライトアップされた桜は、昼とはまた違った幻想的な姿を見せてくれます。
同じ場所を訪れているのに、まるで別世界へ迷い込んだような不思議な感覚を味わってみてください。夜は冷え込むので上着をお忘れなく。
(川崎町)2度楽しめる桜「国営みちのく公園」
ずらりと並ぶ桜がライトアップされた様子は迫力満点
園内には開花時期の早い「ソメイヨシノ」と、遅れて咲く「山桜」「サトザクラ」など、7品種1400本の桜があります。種類によって開花の時期が異なるため、2回に分けてお花見が出来ます。
期間中の土日には、春の花フェスタが開催され、チューリップや菜の花等の春の花が園内に咲き乱れます。
また金土日曜の17:00~20:00には、閉園時間を延長して夜桜のライトアップも行われます。
開花時期が市街地より1週間ほど遅れるということもあり、ほかの場所よりも長くさまざまな桜を楽しむことができます。
みちのく杜の湖畔公園は、国営公園のため入場料と駐車料が必要です。
【みちのく杜の湖畔公園】
●住所:宮城県川崎町大字小野字二本松53-9
●例年の見頃:4月〜5月
●サイト:みちのく杜の湖畔公園
●アクセス:
山形自動車道[宮城川崎IC]から車で約5分
JR[仙台駅]前より秋保・川崎仙台西部ライナーで約60分
(涌谷町)春のメインは桜祭りと馬競技「城山公園」
提灯やぼんぼりのやわらかな光が桜を浮かび上がらせます
城山公園は涌谷(わくや)伊達家2代目当主だった伊達安芸(宗重)の居城跡です。
小高い丘一帯に広がる城山公園と江合川堤防の桜は、1897年に植樹したのが始まりといわれています。
ソメイヨシノを主として、シダレザクラ、山桜、泰山府君など250本が咲き、散策が楽しめます。
最初に公園の上り口にある樹齢約120年のシダレザクラが咲き始め、続いて江合川左岸堤防にある樹齢約80年のソメイヨシノも開花。
東北輓馬競技大会の様子(写真提供:宮城県観光プロモーション推進室)
そして園内250本の桜も4月中旬にかけて咲きそろいます。「わくや桜まつり」は2023年から再開されており、メインイベントの東北輓馬(ばんば)競技大会の他、夜桜のライトアップやステージイベント、キッチンカーなど沢山のイベントが用意されています。
お出かけの際は、スケジュール表の確認をお忘れなく。タイミングが合えば涌谷神社の例大祭(4月27日)も見ることができるでしょう。
【城山公園】
●住所:宮城県涌谷町涌谷下町3-2
●例年の見頃:4月〜5月
●サイト:城山公園、涌谷神社例大祭
●アクセス
JR石巻線[涌谷駅]より徒歩約10分(江合川河川敷内)
東北自動車道[古川IC]より車で約30分
(仙台市)駅からのアクセス抜群「榴岡公園」
宮城の開花日を決める標準木があることでも有名です
榴岡公園(つつじがおかこうえん)は、仙台藩四代藩主綱村が京都から取り寄せたしだれ桜など、1000本あまりをこの地に植えたのが始まりと⾔われています。
しだれ桜等14種類約360本近くの桜の木があり、ほかよりも比較的長い期間桜が楽しめます。
榴岡公園の桜祭りは毎年賑やかなイベントがある事でも有名。しばらく自粛が続きましたが、2023年には4年ぶりに復活。
ライトアップされた榴岡公園の桜
会場には屋台やキッチンカーがずらりと並び、メイン広場と南エントランス広場の2カ所で大道芸やすずめ踊り、お花見ライブなど賑やかな催しが続きます。
祭り期間中は21:00まで提灯が点灯されるので、夜桜もたっぷり楽しめます。
東北楽天イーグルスのホームである楽天モバイルパークからの帰り道でもあるので、野球観戦のあとにも立ち寄れますし、近くにコンビニやスーパーがあるので買い出しにも便利です。
【榴岡公園】
●住所:宮城県仙台市宮城野区五輪1-301-3外
●例年の見頃:4月〜5月
●サイト:榴岡公園
●アクセス:
JR[仙台駅]から仙石線乗車、[榴ヶ岡駅]で下車後、徒歩3分
【宮城の桜名所:穴場】離島や里山など人混みを離れて
人気ある桜の名所、やはり一度は訪れてみたいものですが、大混雑になるのが常。駐車場を探すだけでも大変です。
そんな喧騒を避けてのんびりと「お花見」に徹し、人里離れた島や里山の古木に会いに行くのはいかがでしょう。
鳥の声や川のせせらぎ音だけをBGMにして、春の景色を独り占めしてみませんか。
(石巻市)離島の聖域「金華山」
野生のシカが桜の下で戯れる風景は金華山ならでは(写真提供:宮城県観光プロモーション推進室)
牡鹿半島の突端に浮かぶ離島「金華山」は古くからの信仰の島。東奥三大霊場の1つで、島全体が聖域となっています。
震災前は南三陸金華山国定公園に指定されていましたが、現在は三陸復興国立公園になりました。
島の中腹に鎮座する黄金山神社の関係者以外に居住している人は無く、野生のシカとサルたちの楽園です。
金華山の桜は仙台よりも2週間ほど遅れて咲くので、ゴールデンウィークや5月1日の初巳大祭頃に見ごろを迎えます。
島へ渡る手段は船のみ。船での往復は滞在時間が限られますが、時間に余裕があれば標高445mの山頂へ登ってみてください。頂上からは遠く仙台市、栗駒、蔵王連峰まで望むことができます。
加えて金華山は日本国内でも最強の金運のパワースポットとしても有名な場所で3年続けてお参りすると一生お金に不自由しないと言われています。参集殿という宿泊施設(宿坊)があるので宿泊も可能です。
【金華山】
●住所:宮城県石巻市鮎川浜金華山5番地
●例年の見頃:4月~5月
●サイト:金華山
●アクセス:
JR石巻線[石巻駅]前から宮城交通バス(鮎川港行)乗車後、バス停[鮎川港]で下車し、鮎川港よりシードリーム(金崋山汽船)乗船
三陸自動車道[石巻港IC]~[女川IC]から車で鮎川港へ(県道2号線経由)、鮎川港よりシードリーム(金崋山汽船)乗船
三陸自動車道[石巻港IC]~[女川IC]から車で女川港へ、女川港よりアルティアもしくはベガ(潮プランニング)乗船
※シードリーム金崋山汽船公式サイト、潮プランニング公式サイト
(栗原市)桜祭りでにぎやかに「若柳町迫川」
遠くまで続く桜並木は散歩にもおすすめ
栗原市の若柳大橋近くを流れる迫川(はさまがわ)の両岸には、600mにわたって数百本の桜並木が続き、開花時期には栗駒山も眺望できる絶景スポットとなっています。
開花期間中は堤防に咲き誇る桜並木と、若柳金成商工会本所前の桜を、18:00~21:00の時間帯にライトアップ。幻想的な夜桜を楽しめます。
「若柳さくらまつり」ではボンネットバス運行による周遊やスタンプラリー、「くりでんミュージアム」および「わかやなぎ農産物直売所」の敷地内での物産販売、商工会などによる屋台も出店され、地元グルメも堪能できます。
注:桜の開花状況によって日程が前後する場合があります。
【若柳町迫川】
●場所:宮城県栗原市若柳字川北塚ノ根17-1 迫川川北堤防
●例年の見頃:4月〜5月
●サイト:若柳町迫川
●アクセス:
JR東北本線[石越駅]より車で約5分
東北自動車道[若柳金成IC]より車で約10分
(丸森町)里山の古木を訪ねる「筆甫地区」
喧騒から離れ厳かに咲く一本桜
丸森町の筆甫(ひっぽ)地区には樹齢600年を超えるウバヒガンザクラがあります。
「親王桜」とも呼ばれるこの桜は、1335年に陸奥守北畠顕家(むつのかみきたばたけあさいえ)が醍醐天皇第八王子の義良親王を伴いこの地を参詣した際に、国土安泰などを祈願し植樹されました。
高さ約30m、根元の幹周り10mの古木で、幹には注連縄がかかり、春にはヒガンザクラ特有の淡い色の小さな花をひっそりと咲かせます。
1968(昭和43)年には、丸森町の天然記念物に指定されました。根本近くに小さな薬師堂があり地域の方々が大切に管理しています。
場所は丸森駅からかなり奥の方ですが、Googleマップで表示されます。例年4月末頃に咲き始めますが、最近の定まらない気候のため開花の時期が掴めないそうです。
丸森町には「不動尊公園」、「和田コミュニティーセンター前」、「桜づつみ公園」、「百々石(どどいし)公園の水辺の広場」など隠れた桜の名所がたくさん。
人混みを避けてのんびりとお花見を楽しみたい方におすすめです。
【筆甫のウバヒガンザクラ】
●住所:宮城県丸森町筆甫和田27
●例年の見頃:4月下旬〜5月
●サイト:筆甫のウバヒガンザクラ
●アクセス:
阿武隈急行線[丸森駅]前から車で約23分
2024年は【宮城の桜名所】で春を満喫
ようやくコロナ禍も落ちついてきましたが、自然災害や異常気象が続き、なかなか日々を穏やかに過ごすのは大変です。
今回は大混雑が予想される人気スポットから、探し出すのが大変な一本桜まで、幅広く紹介しました。
気になる場所がありましたら、ぜひ足を運んでみてください。桜の時期の宮城は天気が良くても夜になるとかなり冷え込みます。厚手の上着を忘れずにご用意ください。
Text:大林紅子 Edit:Sakura Takahashi
Photo:PIXTA(特記ないもの)
参考:
全国さくら名所情報|公財日本さくらの会/観光情報-さくら名所百選の地「一目千本桜」|大河原町観光物産協会/2024しばた桜まつり(令和6年3月29日~4月11日)-柴田町/しばた千桜橋|特選スポット|観光・旅行情報サイト 宮城まるごと探訪/西行戻しの松公園|観る・遊ぶ|日本三景松島-松島観光協会/西行戻しの松公園|日本三景 松島の魅力|日本三景松島-松島観光協会/白石城・歴史探訪ミュージアム・武家屋敷/しろいし観光ナビ/志波彦神社・鹽竈神社 公式サイト/鹽竈神社の鹽竈桜|東北の観光スポットを探す|旅東北-東北の観光・旅行情報サイト/西公園/みやぎの明治村武家屋敷通り/みちのく公園|東北の自然と文化が体験できる国営公園/みちのく公園の春-みちのく公園|東北の自然と文化が体験できる国営公園/城山公園|桜見所一覧&開花情報|観光・旅行情報サイト 宮城まるごと探訪/わくや桜まつり【宮城県涌谷町】|東北の観光スポットを探す|旅東北-東北の観光・旅行情報サイト/日和山公園/仙台でのお花見は榴岡公園「桜まつり」