1. 秋保温泉の名所&おすすめスポット
秋保大滝
磊々峡(らいらいきょう)
秋保フィッシングエリア
秋保ヴィレッジ
石神(あきう)ゆめの森
[足を伸ばして]宝珠山 立石寺(山寺)
秋保温泉の日帰り湯
2. 秋保温泉のランチ&おやつ4選
アキウ舎
二代目たまき庵
秋保 森のスイーツ 豆あん
KOMOREBI gelato(こもれびジェラート)
3. 秋保温泉を満喫できるホテル4選
ホテル瑞鳳
仙台 秋保温泉 秋保グランドホテル
茶寮 宗園
ホテルニュー水戸屋
子連れにも嬉しい!バイキングが楽しめるホテル
4. 秋保温泉へのアクセス
まとめ

宮城県仙台市に位置する秋保温泉(あきうおんせん)は、仙台市中心部から車で30〜40分で行くことのできる、東北でも人気の温泉地です。

同じく宮城県にある鳴子温泉(なるこおんせん)、お隣の福島県にある飯坂温泉(いいざかおんせん)と合わせて奥州三名湯のひとつにも数えられています。

本記事ではそんな人気温泉地・秋保温泉の周辺観光スポットとおすすめホテルをご紹介いたします。

協力:仙台観光国際協会/各施設
TOP画像:秋保温泉の夕景(写真提供:仙台観光国際協会)

※掲載の情報は2023年3月時点のものです。諸事情により変更となる場合があります

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【仙台観光】定番スポット・グルメ・冬のおすすめ(随時追加) 仙台といえば、美味しいグルメや歴史的なスポットがたくさんあります。子ども連れの旅行やカップルの旅、学生の旅でも楽しめる観光スポットや名所が目白押し。この記事では日帰り旅や1泊2日で楽しみたい仙台の外せない王道名所や名物グルメ、冬の楽しみをご紹介。

その他名所・観光スポット

1. 秋保温泉の名所&おすすめスポット

秋保の特徴は自然が豊かなこと、作家さんの工房やこだわりのお店が点在していること。ハイキングや釣りなど大自然の中で過ごしたり、お気に入りの一品を探してみてはいかがでしょう。

1-1 秋保大滝

水しぶきを上げて流れる秋保大滝

水しぶきを上げて流れる秋保大滝(写真提供:[公財]仙台観光国際協会)

秋保大滝は秋保温泉街から車で30分ほど走った山の中に位置しています。幅6m、落差55mの大滝で、国指定名勝。日本の森滝渚全国協議会の選定する「日本の滝100選」にも数えられています。

観光の際は、近くにある「滝見台」へ訪れると滝の全景をきれいに眺めることできますよ。秋になると山々の紅葉も合わさり、絶好の写真スポットになります。

●住所:宮城県仙台市太白区秋保町馬場大滝
●参考サイト:秋保大滝(せんだい旅日和)

1-2 磊々峡(らいらいきょう)

新緑の季節の磊々峡

凝灰岩が川に侵食されて独特な景観を生みました

磊々峡は秋保温泉街のちょうど真ん中あたりに位置し、奇岩が並ぶ風光明媚な渓谷として人気です。約1キロにわたって続く渓谷の脇には遊歩道が整備されているため、観光客でも気軽に散策ができます。初夏の新緑や秋の紅葉など、四季折々の景色を楽しんでみては。

●住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元
●参考サイト:磊々峡(せんだい旅日和)

1-3 秋保フィッシングエリア

秋保フィッシングエリアの釣りエリア

大自然の中での釣りは爽快(写真提供:秋保フィッシングエリア)

釣りをしながら秋保の豊かな自然を楽しみましょう。秋保フィッシングエリア(AFA)は、絶景ロケーションの中でゆったり釣りが楽しめる、ルアー&フライ専用の管理釣り場です。

ルアーフィッシングに必要な道具一式はすべて現地でそろうので、手ぶらで訪れてもOK。ロッド・ネット・ビクはレンタル、ルアーやフライは購入できます。もちろん持ち込みもOKです。

ニジマス、ドナルドソンなどの魚が放流されているので、釣り初心者さんもトライしやすいですよ。また、夏季限定でニジマスのつかみ取りも実施。沢の中で大人も子どもも一緒に楽しめます。

●住所:宮城県仙台市太白区秋保町長袋山崎40
●公式サイト:秋保フィッシングエリア

1-4 秋保ヴィレッジ

「お茶の井ヶ田(いげた)」が運営する観光農業施設。宮城県産食材を使用したメニューが人気のフードコート、農産物の直売所、加工品の販売所などがあります。お土産選びや休憩に立ち寄りたいスポットです。

●住所:宮城県仙台市太白区茂庭中谷地南32-1
●公式サイト:秋保ヴィレッジ

1-5 石神(あきう)ゆめの森

「石神ゆめの森」はカフェや歌舞団稽古場などが集まったエリア。芸術家たちが移り住み、制作活動をしたり、体験工房やショップを営んでいます。陶芸教室を行う「Gallery 石神窯」やフラワーアレンジメントショップ「グリーンフィールドえむ EM」など個性的なお店に出合えます。

●住所:仙台市太白区秋保町長袋舘山原23-1ほか
●参考サイト:石神(あきう)ゆめの森(秋保・里センター)

1-6 [足を伸ばして]宝珠山 立石寺(山寺)

立石寺の開山堂と納経堂

立石寺の開山堂と納経堂

秋保温泉街から車で約1時間、山形県にある立石寺は、足を伸ばして訪れたい人気の観光名所です。立石寺は860年に建てられ、松尾芭蕉の俳句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の一節でも有名になった歴史あるお寺。

立石寺を周るコースは、約1時間30分のコースとなっています。石段が続く道のりのため、訪れる際はスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめですよ。

●住所:山形県山形市山寺4456-1
●公式サイト:宝珠山 立石寺

秋保温泉の日帰り湯

秋保温泉は宿だけでなく日帰り湯もたくさんあります。日帰り専門入浴施設のほか、ホテルや宿のお風呂を一般開放しているパターンも。詳細は「秋保・里センター」の公式サイトに分かりやすくまとまっていますよ。

日帰り入浴施設一覧(秋保・里センター)

2. 秋保温泉のランチ&おやつ4選

2-1 アキウ舎

ふんわりハンバークの入ったランチプレート

アキウ舎のランチメニュー「ふんわりハンバークの入ったランチプレート」(写真提供:アキウ舎)

アキウ舎は江戸時代に建てられた古民家を、宮大工による伝統工法で改修したカフェ。

ランチメニューは地元野菜をたっぷり使った料理が自慢。人気は岩手県産・短角牛のお肉を使った「ふんわりハンバークの入ったランチプレート」と、ローストした新鮮な野菜、宮城県産鶏肉がワンプレートに乗った「アキウ舎ランチ」です。野菜は近隣の農家さんや、宮城県内の農家から仕入れているほか、ハーブなどは自家栽培をしているそう。カフェメニューも充実しているので、休憩でも利用したいお店です。

アキウ舎店内

アキウ舎店内。宮大工さんの手により古民家が生まれ変わりました(写真提供:アキウ舎)

運営するのは、仙台出身の千葉さんが代表を務めるアキウツーリズムファクトリー。アキウ舎以外にも、秋保町や周辺エリアの魅力を発信する活動を行なっています。2023年夏にはビール醸造所「グレートデンブルワリー」がオープン予定。そのほかにも、ワイナリー、キャンプ場、カフェなどなど、新たな施設が続々とオープン予定とのこと。

●住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元除9-4
●公式サイト:アキウ舎

2-2 二代目たまき庵

二代目たまき庵の十割田舎蕎麦

二代目たまき庵の十割田舎蕎麦。うどんのように太く、もちもちとした食感が特徴です(写真提供:二代目たまき庵)

秋保温泉街から車で約20分。秋保大滝の近くにある人気のお蕎麦屋さん・二代目たまき庵。店を営むのは、和食の職人としてホテルに勤務していた阿部さん。毎日自ら蕎麦を打ちます。

蕎麦は秋保在来種をはじめ、福島県産や福井県産の玄そばを仕入れ、自家製粉して使用。「粗挽き蕎麦」がメニューにあるのは、自家製粉ならでは。

二代目たまき庵の店内

先代の頃と同じようにアットホームな空気感のある店内(写真提供:二代目たまき庵)

かつおぶしと昆布をブレンドしたオリジナルのそばつゆも絶品。季節によって様々な食材を使った天ぷらや一品料理もあるので、蕎麦と一緒にどうぞ。

●住所:宮城県仙台市太白区秋保町馬場大滝8-1
●公式サイト:二代目たまき庵

2-3 秋保 森のスイーツ 豆あん

豆あんのケーキ

人気&定番は「米粉ろーる」シリーズ(左上)と、「おとうふ米粉しふぉん」(右下)(写真提供:秋保 森のスイーツ 豆あん)

2020年9月にオープンしたスイーツ・雑貨店&工房。店頭に並ぶスイーツはバター・生クリーム不使用。一部牛乳の代わりに豆乳を、アーモンドパウダーの代わりにおからを使うなど「豆」を取り入れた、体に優しく美味しいお菓子作りを行なっています。

乳製品や小麦を使わない商品もあるため、アレルギーのある方もそうでない方も、同じケーキをいただけます(※)。

バターや生クリームを使わないのは、製菓担当の佐藤さんの体験が原点。製菓学生時代、バターや生クリームをたっぷり使ったお菓子に嫌気がさした佐藤さんは、妊娠を機に体にやさしい豆類を使ったお菓子作りを始めたといいます。

雄大な山々の景色を眺めながら、ケーキとドリンクでほっとひと息つける、あたたかなお店です。

※日によってラインナップは変わるので、詳しくはお店にお問い合わせ下さい。

●住所:仙台市太白区秋保町長袋町南裏21-2
●公式サイト:秋保 森のスイーツ 豆あん/森の工房 豆あん

2-4 KOMOREBI gelato(こもれびジェラート)

KOMOREBI gelatoのジェラート

自然の恵みたっぷりのジェラート。ダブルでもオーダーできます(写真提供: KOMOREBI gelato)

秋保町にある牧場「柴田牧場」直営のジェラートショップ。お店は牧場から少し離れた場所にあります。

自家牛乳を使用したジェラートは、まずは「牧場ミルク」で濃厚なミルク感を味わってみて。フレーバーはそのほか地元の季節の素材を使ったものがあります。「干し柿」「イチジク」「かぼちゃ」など、その時々でラインナップが変わります。

お店のオーナーを務めるのは、柴田農場2代目の柴田さん。お店は木材や立地にこだわっていて、ジェラートと一緒に周囲の自然の雰囲気も味わえるようになっています。店内のイートインスペースや、店先のベンチで秋保の景色を眺めながら、ジェラートをいただいてみてはいかが。

●住所:仙台市太白区秋保町境野上戸49-1
●公式Instagram:KOMOREBI gelato /こもれびジェラート

3. 秋保温泉を満喫できるホテル4選

3-1 ホテル瑞鳳

ホテル瑞鳳の和室12畳の部屋

和室12畳の部屋。窓の外からは豊かな自然の風景が広がります

磊々峡(らいらいきょう)を眼下に眺めることのできる場所に位置し、数寄屋造りの客室が人気のお宿が「ホテル瑞鳳」です。

全10タイプある客室は、和室・洋室・和洋室などニーズに合わせて選択可能。大浴場は美しい日本庭園の中に「秋保の湯」「磊々の湯」など6種の露天風呂を備えています。

ホテル瑞鳳の露天風呂

露天風呂・潮滝の湯。打たせ湯もあります

また、男女それぞれに広々とした内湯と、サウナ付き。土日祝と、特別期間はウォータースライダーのある温水プールも営業しています。

夕食と朝食は、約1000㎡の広さを持つダイニングでビュッフェ形式の料理を楽しむことができます。

●住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元除26-1
●公式サイト:仙台・秋保温泉 ホテル瑞鳳

3-2 仙台 秋保温泉 秋保グランドホテル

秋保グランドホテルの大浴場・梵天の湯

秋保グランドホテルの大浴場「梵天の湯」(写真提供:Karakami HOTELS&RESORTS)

秋保グランドホテルは磊々峡を眼下に望むホテル。広い館内にはラウンジやレストラン、カラオケBOX、ナイトクラブ、売店、ゲームコーナー、蕎麦がいただける麺処「喜楽庵」などがそろいます。

好みに合わせてさまざまな過ごし方ができ、親子三世代で訪れても、友人グループと訪れても楽しめます。

リニューアルされた秋保グランドホテルの客室

リニューアルされた客室(写真提供:Karakami HOTELS&RESORTS)

歴史ある秋保グランドホテルですが、2014年から少しずつリニュアールが行われ年々進化中。客室は2015年から最上階、4階、3階の順にリニューアル。近代的なデザインの和洋室が人気を集めています。部屋タイプは貴賓室を含め合計11タイプ、140室。

お風呂は本館・別館合わせて4つの大浴場を完備。磊々峡の岩肌を望む「梵天の湯」や、「三春の湯」の小さな露天風呂は注目です。食事は夕食・朝食ともにビュッフェスタイルで提供され、和洋中約50種以上のメニューを楽しめます。

夕食ビュッフェのカニ

夕食ビュッフェではカニや和洋中の料理がいただけます(写真提供:Karakami HOTELS&RESORTS)

●住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原12-2
●公式サイト:仙台 秋保温泉 秋保グランドホテル

3-3 茶寮 宗園

名取川の渓流沿いに位置し、8000坪の日本庭園を備えた純和風の旅館。全10タイプの客室はプライベート感たっぷりの離れです。特に、日本庭園の見える客室露天風呂付きの部屋が人気。食事は三陸産の黒あわびや名物の「湯豆腐」を懐石料理のスタイルで楽しめます。

●住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元釜土東1
●公式サイト:茶寮 宗園

3-4 ホテルニュー水戸屋

3つの大浴場で、岩風呂や桶風呂など合計16種類の湯巡りを楽しむことができる「ホテルニュー水戸屋」。貸切風呂も完備しています。客室は、半露天風呂付き客室を含む合計4タイプ。どの部屋も明るく、木のぬくもりを感じられます。夕食は好きな料理を2品選ぶ「プリフィックススタイル」。朝食はバイキング形式です。

●住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元薬師102
●公式サイト:ホテルニュー水戸屋

子連れにも嬉しい!バイキングが楽しめるホテル

ホテル瑞鳳(夕食ビュッフェ/朝食ビュッフェ)
秋保グランドホテル(夕食ビュッフェ/朝食ビュッフェ)
伝承千年の宿 佐勘(朝食ビュッフェ)
ホテルニュー水戸屋(朝食バイキング)
奥州秋保温泉 蘭亭(朝食バイキング)

4. 秋保温泉へのアクセス

飛行機で(各地空港 → 仙台空港)

次の空港からは、仙台空港への直通便が運行しています。
●伊丹空港(大阪国際空港/大阪府)
●中部空港 セントレア(愛知県)
●新千歳空港(北海道)
●福岡空港(福岡県)

仙台空港から秋保温泉までバスまたはタクシーで。
仙台空港から仙台駅までは、電車・仙台空港アクセス線に乗車。

バスで(仙台駅 → 秋保温泉)

●バス①
仙台駅から宮城交通【秋保線】に乗車し、「秋保湯本」バス停下車
時刻検索は宮城交通のサイトからどうぞ。

●バス②
仙台駅からタケヤ交通【秋保・川崎 仙台西部ライナー】に乗車。「秋保・里センター」「瑞鳳前」ほか各バス停下車。
時刻表はタケヤ交通公式サイト秋保・川崎 仙台西部ライナー 時刻表のページから確認できます。

車で(仙台市内 → 秋保温泉)

東北自動車道「仙台南」ICから国道286号・県道62号経由で約15分
東北自動車道「仙台宮城」ICから国道48号・県道132号経由で約15分

まとめ

秋保温泉周辺の観光スポットとおすすめのホテルについてご紹介しました。自然豊かな環境を生かしたスポットや、それぞれ異なる趣のある温泉宿は、一度は訪れてみたいところばかり。

ぜひ次のお休みは、秋保温泉に足を運んでみてはいかがでしょうか。

Text:サブワーク太郎 Edit:Erika Nagumo
Photo(特記ないもの):PIXTA