頭ヶ島天主堂

長崎県の南部、五島列島の上五島町に位置する「頭ヶ島(かしらがしま)天主堂」。 同天主堂を含む「頭ヶ島の集落」は、2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録されました。 もとは無人島だったこの島に、多くのキリシタンが禁教政策下で迫害をのがれ移住。長崎からひそかに外国人神父が訪れ信仰を守り続けました。しかし「五島崩れ」と呼ばれる大弾圧が行われ、住民全員が島を離れた時期も。 建物は、九州一帯に30もの教会を手掛けた鉄川与助の設計によるもので、島の信徒の10年に及ぶ労働奉仕により完成しました。島の砂岩を切り出し、積み重ねた西日本では珍しい石造りの教会で、重厚な雰囲気を醸し出しています。一転して内部には椿やバラといった島の花のモチーフが随所に使用され、「花の御堂」の愛称も。 同天主堂では、現在もミサや葬儀等が行われています。事前に見学可能日を確認してから訪れてくださいね。
基本情報
〒857-4102 長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638
095-823-7650(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター)
9:00~17:00
※見学には、事前連絡必須。 ※連絡先:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター
アクセス
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From上五島空港
頭ヶ島パーク&ライド シャトルバス / 頭ケ島方面(約7分) ※自家用車での来場不可