東北地方のあじさい祭り
関東地方のあじさい祭り
中部地方のあじさい祭り
関西地方のあじさい祭り
中国地方のあじさい祭り
四国地方のあじさい祭り
九州地方のあじさい祭り

ことしも梅雨の時期がやってきましたね。外は雨がしとしと……でも、なんとなく「どこかにお出かけしたい」。

そんなときはぜひ「あじさい祭り」に足を運んでみて。色も品種もさまざまなあじさいが群生している風景は見応え抜群。雨が降るとあじさいの色鮮やかさが引き立ち、よりきれいに見えるので、梅雨時期のお出かけ先におすすめです。

この記事では、2023年5月末日時点で開催が予定されている、全国のあじさい祭りの会場や料金内容をまとめました。情報は随時更新していくので参考にしてくださいね。今あなたがいる場所の近くで開催されているかも?

※なるべく濡れてもいい靴や撥水加工をした靴で現地を訪れ、心置きなくあじさい鑑賞を楽しみましょう。

東北地方のあじさい祭り

みちのくあじさいまつり(岩手県一関市)

日本あじさい協会により「日本一」と認定された「みちのくあじさい園」。東京ドーム4個分の敷地面積を誇る杉林の中で、約400種4万株のあじさいを眺めながら散策を楽しめる「みちのくあじさいまつり」が今年も開催されます。

カラフルなあじさいで埋め尽くされた「あじさいの池」。美しく幻想的な光景に見入ってしまいます

カラフルなあじさいで埋め尽くされた「あじさいの池」。美しく幻想的な光景に見入ってしまいます

期間中の7月9日(日)には琴の演奏会があるほか、7月10日(月)から最終日にかけては「あじさいの池」を見ることができます。限られた期間しか見ることのできない貴重な風景を、お見逃しなく!

【「みちのくあじさいまつり」基本情報】
会期:2023年6月24日(土)~7月24日(月)
会場:みちのくあじさい園(岩手県一関市舞川字原沢111)
時間:8:00~17:00(最終入園〜16:00)
料金:高校生以上1000円、小中学生200円、未就学児は無料(※園のスタッフが運転するカートの利用は別途1人700円。予約優先、3~4人乗り、ペット不可)
公式サイト:一関市公式観光サイト

むらきざわあじさい祭り(山形県山形市)

全長515mもの参道の両脇に植えられた、40種類・約2,500株のあじさいを楽しめる出塩文殊堂(でしおもんじゅどう)の「むらきざわあじさい祭り」。風情ある石畳の上を歩きながらじっくりとあじさいを愛でることができます。参道の途中には、不動堂、夫婦杉、水子地蔵、弘法大師像もあるので、立ち寄ってみてくださいね。会期中は写真・俳句のコンクールやライトアップなども予定されています。

1987(昭和62)年ころ、石畳保存工事の際に植えられたあじさいは、毎年訪れる人々の目を楽しませています

1987(昭和62)年ころ、石畳保存工事の際に植えられたあじさいは、毎年訪れる人々の目を楽しませています

【「むらきざわあじさい祭り」基本情報】
会期:2023年6月25日(日)~7月16日(日)
ライトアップ期間:7月1日(土)~7月8日(土)18:30頃~20:30
会場:出塩文殊堂(山形県山形市村木沢6048)
料金:無料
公式サイト:村木沢地区振興会

第10回しばた紫陽花まつり(宮城県柴田町)

19種・約4500株のあじさいが船岡城址公園を彩る「しばた紫陽花まつり」。節目の10回目を迎える今年は、園内を歩くウオーキングツアーや浴衣の着付け体験、インスタグラムのフォトキャンペーンなどに加え、特別企画「紫陽花水族館(アクアリウム)」の開催を予定しています。

「花のまち柴田」が誇る色鮮やかなあじさいを堪能して

「花のまち柴田」が誇る色鮮やかなあじさいを堪能して

開催期間中は毎日運行するスロープカー(ケーブルカー)に乗れば、上からあじさいを眺めることができます。スロープカーは、駐車場から本丸跡のある頂上までを結んでいるので、脚力に自信がないという人も安心。スロープカーへの乗車は有料ですが、園内での鑑賞は料金不要なので、ぜひこの機会に足を運んでみてくださいね。

【「第10回しばた紫陽花まつり」基本情報】
期間:2023年6月16日(金)~7月2日(日)
会場:船岡城址公園(宮城県柴田郡柴田町大字船岡館山95-1)
料金:入場無料(※スロープカーは大人往復500円、小学生往復300円、片道は半額)
各種イベントは有料のものや事前予約制のものあり
公式サイト:柴田町

関東地方のあじさい祭り

あじさい祭(茨城県桜川市)

雨引観音(あめびきかんのん)の名で親しまれている雨引山楽法寺で、毎年6月10日〜7月20日に開催されている「あじさい祭」。100種5000株のあじさいに埋め尽くされた境内は、見応え抜群です。雨引山楽法寺は安産子育てのご利益があることで知られているので、訪問の際にはぜひお参りを。歩き疲れたら、無料のお休み処で一休みできるのもうれしいポイントです。

7月中にはあじさいを水に浮かべる「水中花」も見ることができます

7月中にはあじさいを水に浮かべる「水中花」も見ることができます

【「あじさい祭」の基本情報】
会期:2023年6月10日(土)〜7月20日(木)
会場:雨引山楽法寺(茨城県桜川市本木1-1)
公式サイト:雨引山楽法寺(雨引観音)

第18回宗吾霊堂紫陽花まつり(千葉県成田市)

あじさいの名所として有名な「東勝寺」は「宗吾霊堂(そうごれいとう)」の名で親しまれています。毎年6月に開催される「宗吾霊堂紫陽花まつり」では、10種類以上・7000株ものあじさいを見ることができるほか、会期中は無料のお茶会、箏(こと)や二胡(にこ)の演奏会、農産物販売も。またあじさい園には、雨によるぬかるみ・泥はね防止のためウッドチップが敷かれており、雨の日も快適にあじさい鑑賞を楽しめます。

鉢植えのあじさいも、本堂周辺で祭りに彩りを添えます

鉢植えのあじさいも、本堂周辺で祭りに彩りを添えます

【「第18回宗吾霊堂紫陽花まつり」の基本情報】
会期:2023年6月4日(日)〜6月25日(日)
会場:宗吾霊堂(千葉県成田市宗吾1丁目)
公式サイト:宗吾霊堂成田市観光協会

第39回あじさいまつり(東京都日野市)

土方歳三の菩提寺としても知られる高幡不動尊金剛寺では、境内と山林を合わせて約200種類以上7,500株余りのあじさいを楽しむことができます。会期中は、拳法・剣道の大会やフリーマーケット、縁日やお茶会も開催されるので、ぜひ足を運んでみて。平安時代や室町時代の文化財も多く、あじさいのほかにも見どころが盛りだくさんです。

生い茂るあじさいと五重塔。塔内部は普段は非公開ですが、年に一度だけ上まで登ることができます

生い茂るあじさいと五重塔。塔内部は普段は非公開ですが、年に一度だけ上まで登ることができます

【「第39回あじさいまつり」の基本情報】
会期:2023年6月1日(木)~6月30日(金)
会場:高幡不動尊金剛寺(東京都日野市高幡733)
公式サイト:高幡不動尊金剛寺

文京あじさいまつり(東京都文京区)

「歯ブラシ供養の神社」としても有名な、都心のあじさい名所「白山神社」で開催されるお祭り。敷地内には約3000のあじさいが色鮮やかに咲き誇り、至る所でその姿を楽しめます。会期中は土・日曜を中心に、模擬店の出店やコンサートなどが予定されているほか、お参りすれば富士山登頂と同じご利益があるといわれる「富士塚」も特別公開。こんもりとあじさいに覆われた富士塚は必見です。

境内には色とりどりのあじさいが至る所に

境内には色とりどりのあじさいが至る所に

【「文京あじさいまつり」の基本情報】
会期:2023年6月10日(土)~6月18日(日)
会場:白山神社(東京都文京区白山5丁目31-26)
公式サイト:文京区観光協会

中部地方のあじさい祭り

あじさい祭(静岡県下田市)

小高い丘の上に東京ドーム5個半分という広大な敷地を有する下田公園からは、下田市街や港を一望できます。6月、100種以上約15万株のあじさいが園内を埋め尽くす様は圧巻。あじさい越しに港町を見下ろせるロケーション抜群な海岸側は、撮影スポットとしても人気です。会期中は和太鼓演奏やあじさい川柳の募集が行われ、露天では地元食材を使ったグルメやスイーツを楽しめます。

あじさい園から下田港を眼下に望む

あじさい園から下田港を眼下に望む

【「あじさい祭」の基本情報】
会期:2023年6月1日(木)~6月30日(金)
会場:下田公園(静岡県下田市三丁目3-1174)
公式サイト:形原温泉あじさいの里

形原温泉あじさい祭り(愛知県蒲郡市)

三河湾越しに太平洋を一望できる三ヶ根山(さんがねさん)。そのふもとに広がる形原温泉郷には、6月になるとあじさい祭りを目的に例年約10万人が訪れます。約5万株のあじさいを楽しめる祭りは今年で35周年を迎え、あじさいの挿し木教室やフォトコンテストなど催しもめじろ押し。期間中は毎日ライトアップが行われるので、昼と夜で違う雰囲気を味わえます。

多品種のあじさいが色とりどりの花を咲かせる形原温泉郷。花の形を比較しながら鑑賞してみて

多品種のあじさいが色とりどりの花を咲かせる形原温泉郷。花の形を比較しながら鑑賞してみて

【「形原温泉あじさい祭り」の基本情報】
会期:2023年6月1日(木)~6月30日(金)
会場:形原温泉あじさいの里(愛知県蒲郡市金平町一ノ沢28-1)
時間:8:00~21:00(最終入園〜20:30)
ライトアップ:日没〜21:00
料金:500円(※中学生以下無料、障がい者手帳提示で本人と付き添い1名無料)
公式サイト:伊豆・駿河観光ガイド

本光寺紫陽花まつり(愛知県幸田町)

「三河のあじさい寺」として親しまれてきた本光寺では、参道や境内を埋め尽くさんばかりに咲く1万本のあじさいを見ることができます。ことしは感染症対策のため祭りは規模を縮小して開催されますが、お寺自体の文化的価値も高いため足を運んでみるのはおすすめ。徳川家康にゆかりがある深溝松平家当主の墓や、会期中のみ公開される貴重な宝物を、あじさいとともに楽しんで。

大ぶりの花が地面に垂れている様子も趣があります

大ぶりの花が地面に垂れている様子も趣があります

【「本光寺紫陽花まつり」の基本情報】
会期:2023年6月1日(木)~6月30日(金)
会場:瑞雲山本光寺(愛知県額田郡幸田町大字深溝字内山17)
時間:6:00~18:00
料金:本堂拝観料300円、東御廟所拝観料100円、 駐車場協力金300円
公式サイト:愛知県観光協会

板取あじさいまつり(岐阜県関市)

板取地域一帯を「あじさい村」と称し、村内の各スポットであじさいを楽しむ祭り。あじさい3万本が咲き誇る「21世紀の森公園(岐阜県関市板取2340)」では、6月24日(土)〜25日(日) にステージイベントや体験教室などが企画されています。あじさい7万本が道の両脇を埋め尽くす「あじさいロード(国道256号から県道52号線)」もお見逃しなく。

最高の1枚が撮れたら、ぜひフォトコンテストに応募してみましょう

最高の1枚が撮れたら、ぜひフォトコンテストに応募してみましょう

【「板取あじさいまつり」の基本情報】
会期:2023年6月17日(土)〜7月2日(日)
会場:岐阜県関市板取地域一帯
料金:(会場ごとに異なる)
公式サイト:板取あじさいまつり

第44回護摩堂山湯田上温泉あじさいまつり(新潟県田上町)

ことしで開催44回目を数える、田上町全体であじさいの時期を歓迎する祭りです。多品種約3万株のあじさいが咲き誇る護摩堂山山頂へは、登山口から緩やかな遊歩道を約40分登ると到着します。ぜひあじさい越しに越後平野を一望してみてくださいね。このほか、道の駅たがみではあじさいモチーフのグルメ提供、田上町交流会館ではワークショップや音楽祭開催など、各種イベントも盛りだくさんです。

山頂で登山客を迎えるあじさい。澄んだ空気の中で花の美しさを堪能して

山頂で登山客を迎えるあじさい。澄んだ空気の中で花の美しさを堪能して

【「第44回護摩堂山湯田上温泉あじさいまつり」の基本情報】
会期:2023年6月10日(土)〜7月9日(日)
会場:
護摩堂山山頂あじさい園(新潟県南蒲原郡田上町田上)
道の駅たがみ(新潟県南蒲原郡田上町原ケ崎新田307-1)
田上町交流会館(新潟県南蒲原郡田上町原ケ崎新田3072-1)
料金:(会場ごとに異なる)
公式サイト:田上町

太閤山ランドあじさい祭り(富山県射水市)

富山県内最大級のあじさい園を有する「太閤山(たいこうやま)ランド」のあじさい祭り。園内では全長500mの「あじさい通り」が見頃を迎え、道の両側に咲く約110種20,000株のあじさいが来場者の目を楽しませます。太閤山ランドのシンボルである機関車「トレーン」に乗って、車窓からあじさいを眺めるのもおすすめ。

あじさいが途切れることなく花をつけた道をトレーンで駆け抜けよう

あじさいが途切れることなく花をつけた道をトレーンで駆け抜けよう

【「太閤山ランドあじさい祭り」の基本情報】
会期:2023年6月16日(金)〜7月2日(日)
会場:県民公園太閤山ランド(富山県射水市黒河4774-6)
時間:9:00〜16:30(土曜のみ〜21:00、最終日は〜16:00)
定休日:会期中の火曜
公式サイト:県民公園太閤山ランド

関西地方のあじさい祭り

あじさいフェア(大阪府大阪市)

会場である「長居植物園」は、季節の花と豊かなみどりに触れられる植物園として、長年大阪市民から親しまれています。11種の専門エリアのうちの一つ、大阪市内最大級の「アジサイ園」では、約45品種約1万株ものあじさいを見ることができます。緩やかな起伏のある小径や渓流が流れる谷など、変化に富んだ園内であじさい鑑賞を楽しみましょう。

初夏の鮮やかな緑の中、無数のカラフルなあじさいが顔を覗かせます

初夏の鮮やかな緑の中、無数のカラフルなあじさいが顔を覗かせます

【「あじさいフェア」の基本情報】
会期:2023年5月27日(土)~6月25日(日)
会場:大阪市立長居植物園(大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23)
時間:9:30〜17:00(最終入園〜16:30)
料金:大人200円
定休日:なし
公式サイト:大阪市立長居植物園

あじさいまつり(大阪府東大阪市)

生駒山の中腹から山上にまたがる広大な山林公園の一角「ぬかた園地あじさい園」は、関西地区最大級のあじさい名所。全長1500mの遊歩道沿いには、30数品種2万5千株以上のアジサイが咲き誇ります。大阪平野を見渡せる大パノラマの中、園内を散策しながらあじさい鑑賞を楽しみましょう。会期中は、園内でのアイスやドリンク販売も予定しています。

両脇をあじさいに囲まれながらトレッキングやウオーキングができます

両脇をあじさいに囲まれながらトレッキングやウオーキングができます

【「あじさいまつり」の基本情報】
会期:2023年6月17日(土)~7月9日(日)
会場:ぬかた園地あじさい園(大阪府東大阪市上六万寺町1748-2)
公式サイト:大阪府民の森

あじさいまつり(大阪府箕面市)

1300年にわたり「人生のあらゆる場面で己に打ち勝つ寺」として信仰されてきた「勝尾寺」では、あじさい3600株を堪能することができます。1603(慶長8)年に再建された山門の向こうには8万坪もの境内が広がり、本堂や喫茶をふくむさまざまなスポットが。多宝塔の下にある観音池はあじさいに囲まれ、水面に映りこむあじさいの美しい姿を見ることもできます。

敷地内の至る所で見られるおみくじダルマとあじさいとの共演が見られるのは、勝尾寺ならでは

敷地内の至る所で見られるおみくじダルマとあじさいとの共演が見られるのは、勝尾寺ならでは

【「あじさいまつり」の基本情報】
会期:2023年6月上旬〜7月中旬頃
会場:勝尾寺(大阪府箕面市勝尾寺)
時間:8:00~17:00(土曜~17:30、日曜祝日〜18:00)
料金:高校生以上500円、小・中学生400円、未就学児100円、2歳以下無料
公式サイト:勝尾寺

万博記念公園あじさい祭り(大阪府吹田市)

1970年の日本万国博覧会終了後、草花の植え付けによりパビリオン跡地に再現した里山や平野を表現した「自然文化園」。その西側にある「あじさい園」では、30品種約4000株のあじさいを楽しむことができます。会期中は、「あじさい」を季語とした俳句を募集し、入選句を掲示する予定も。あじさいを堪能した後は、各エリアごとの特徴を感じながら公園内を巡ってみましょう。

雨に濡れたあじさいは鮮やかに発色し、風情を醸し出します

雨に濡れたあじさいは鮮やかに発色し、風情を醸し出します

【「万博記念公園あじさい祭り」の基本情報】
会期:2023年6月3日(土)~25日(日)
会場:自然文化園あじさいの森(大阪府吹田市千里万博公園10)
料金:大人260円、小・中学生80円
時間:9:30~17:00(最終入園〜16:30)
定休:水曜
公式サイト:万博記念公園

あじさいまつり(京都府福知山市)

関西随一のあじさい寺として有名な「補陀落山(ふだらくさん)華観音堂」では、例年6月の第4日曜日に「あじさいまつり」を開催しています。当日はアトラクションや住職の法話などのイベントを開催予定。もちろん、まつり当日以外にも境内周辺であじさい鑑賞を楽しめます。花の見頃である6月中は、期間限定で茶屋もオープンし、抹茶とお菓子などを味わいながら庭園を眺めることができます。

寺務所のすぐ隣では、咲き誇るあじさいとガラスに映り込んだ花の美しい姿を見ることができます

寺務所のすぐ隣では、咲き誇るあじさいとガラスに映り込んだ花の美しい姿を見ることができます

【「あじさいまつり」の基本情報】
会期:2023年6月25日(日)
会場:補陀落山 華観音堂(京都府福知山観音寺1067)
時間:9:00~16:00
公式サイト:補陀落山 華観音堂

紫陽花まつり(京都府京都市)

1800年前に、神功皇后によって創建された皇室ともゆかりの深い古社「藤森神社」の紫陽花(あじさい)まつり。境内2か所には広大な紫陽花苑を有し、さまざまな品種約3500株のあじさいが訪れる人の目を楽しませます。会期中の土日には、蹴鞠や太鼓、雅楽などの奉納行事も執り行う予定。最近では花手水が写真映えすると人気を集めています。

話題の御手水はあじさいの花の色に染められています

話題の御手水はあじさいの花の色に染められています

【「紫陽花まつり」の基本情報】
会期:2023年6月10日(土)から7月9日(日)
会場:藤森神社あじさい園(京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609)
料金:500円
時間:9:30~17:00
公式サイト:藤森神社

アジサイまつり(兵庫県淡路市)

淡路島北部の丘陵地帯に広がる「淡路島公園」では、約40種9000株のあじさいを見ることができます。ことしで開催10回目を迎える「アジサイまつり」では、アジサイが咲く3つのポイント(アジサイの谷、林間広場、花の谷)を巡るクイズスタンプラリー、フォトコンテスト、アジサイの剪定や挿し木体験会を予定。場所ごとに植えられたアジサイの品種が違うので、花の形にも注目しながら祭りを楽しんでくださいね。

あじさいと瀬戸内海のコラボレーションが見られるスポットも

あじさいと瀬戸内海のコラボレーションが見られるスポットも

【「アジサイまつり」の基本情報】
会期:2023年6月10日(土)から7月9日(日)
会場:兵庫県立淡路島公園(兵庫県淡路市楠本2425-2)
時間:9:00~17:00

紫陽花祭(和歌山県那智勝浦町)

自然の恵みに感謝し、無病息災を祈願する「紫陽花祭」を6月14日(水)日中に行います。祭りの中では、巫女の神楽「豊栄の舞」が奉奏され、祭典後に紫陽花園の一般公開が解禁され、花の見頃期間中あじさいを楽しめます。境内には多品種約2000株のあじさいが花を咲かせます。

世界遺産や国の名勝に指定されている那智御瀧と、那智山奥で咲き誇るあじさい

世界遺産や国の名勝に指定されている那智御瀧と、那智山奥で咲き誇るあじさい

【「紫陽花祭」の基本情報】
会期:2023年6月14日(水)
会場:熊野那智大社(和歌山県那智勝浦町那智山)
公式サイト:那智熊野大社

大和三大観音 あぢさゐ回廊(奈良県)

日本最古の観音霊場「西国三十三所」のうち奈良県内にある三つの寺院、長谷寺・岡寺・壷阪寺(つぼさかでら)が各寺で同時期に開催するあじさい祭りです。会場は3か所に分かれていますが、それぞれ境内にあじさいの装飾を施したり、限定アイテムを用意したりと、祭りを盛り上げます。あじさい鑑賞場所への入場がチケット制の場合もあるので、訪れる際は事前に各寺の公式サイトを確認しましょう。

カラフルなあじさいの鉢植え300鉢が目を楽しませてくれる長谷寺の石段「嵐の坂」

カラフルなあじさいの鉢植え300鉢が目を楽しませてくれる長谷寺の石段「嵐の坂」

【「大和三大観音 あぢさゐ回廊」の基本情報】
会期:2023年5月27日(土) ~ 2023年7月9日(日)
会場:長谷寺(奈良県桜井市初瀬731-1)、岡寺(奈良県高市郡明日香村岡806)、壷阪寺(奈良県高市郡高取町壷阪3)
料金:(各会場による)
公式サイト:奈良県観光公式サイト長谷寺岡寺壷阪寺

あじさい祭(三重県志摩市)

6月になると境内に50種1500株のあじさいが咲き誇る「大慈寺(だいじじ)」。寺周辺の斜面にもあじさいが植えられ、外から見ると本堂が花に埋もれているよう。ことしのあじさい祭では、毎年恒例のアジサイマルシェ、民謡や吹奏楽コンサート、屋外で抹茶を点てる野点(のだて)などのイベントが予定されており、賑やかに初夏の訪れを迎えられそうです。

斜面を覆うあじさいの花は、まるで自分の上に降ってくるようにも見える

斜面を覆うあじさいの花は、まるで自分の上に降ってくるようにも見える

【「あじさい祭」の基本情報】
会期:2023年6月10日(土)〜11日(日)
会場:法雨山大慈寺(三重県志摩市大王町波切409)
公式サイト:法雨山大慈寺

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神社・寺

中国地方のあじさい祭り

あじさい祭り(山口県防府市)

奈良東大寺の別所として、1187(文治3)年に建立された「東大寺別院阿弥陀寺」で開催されるお祭りです。境内のあじさいは1975年頃から植え始め、今では80種類・約4000株もの花を咲かせます。会期中は鉢植えのあじさいも境内に彩りを加え、至る所で参拝者の目を楽しませます。ことしは飲食を扱うイベントはありませんが、あじさいの苗木販売や展示は予定されているので、ぜひ足を運んでみてください。

境内に群生する色とりどりのあじさい

境内に群生する色とりどりのあじさい

【「あじさい祭」の基本情報】
会期:2023年6月1日(木)~6月30日(金)
会場:東大寺別院阿弥陀寺(山口県防府市牟礼1869)
料金:大人200円、中学生以下無料
公式サイト:防腐市観光情報ポータル

果子乃季あじさい祭(山口県柳井市)

山口県の老舗菓子メーカー「あさひ製菓」のブランド「果子乃季(かしのき)」総本店をメイン会場として開催されるお祭りです。2017年時点では約6000坪の敷地に約150種類2万株のあじさいが見られたようですが、毎年新しい木が植えられるので訪れるたびに違った風景を楽しめます。

あさひ製菓会長の坪野さん自らが20数年前から植樹を始め、現在も1年中欠かさず手入れをしています

あさひ製菓会長の坪野さん自らが20数年前から植樹を始め、現在も1年中欠かさず手入れをしています

会期中は自社の期間限定スイーツを多数提供、そのほかコーヒーショップや肉加工店なども出店予定で、あじさい鑑賞をしながら本格グルメを味わえます。また6月10日(金)〜26日(日)にかけては、果子乃季全店で「週末限定スペシャルスイーツ」を販売するなど各種キャンペーンも実施。ことしの6月は、あじさいとスイーツに癒やされてみませんか?

【「果子乃季あじさい祭」の基本情報】
会期:2023年6月23日(金)~25日(日)
会場:あさひ製菓株式会社(山口県柳井市柳井5275番地)
時間:9:00〜18:00
公式サイト:果子乃季公式サイト

花まつり(広島県三原市)

渓谷やその谷間に点在する里山、瀬戸内海の景勝地を表現した日本庭園「三景園」は、広島空港すぐそばにある観光名所。中でも里山風景が広がるアジサイ園では、100種類1万株のあじさいを見ることができます。会期中はわかば茶会などイベントも開催予定。美しい日本庭園を回遊しながら、あじさい鑑賞を楽しみましょう。

色とりどりのあじさいを眺めながらのんびり歩くのにおすすめです

色とりどりのあじさいを眺めながらのんびり歩くのにおすすめです

【「花まつり」の基本情報】
会期:2023年6月9日(金)~7月2日(日)
会場:三景園(千葉県成田市仲町386-2)
料金:大人320円、小・中学生160円
時間:9:00〜18:00
公式サイト:三景園

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【中国地方のあじさい】近くの名所や人気スポット、見頃をおさえてお出かけしよう

広島県 < 広島

光スポーツ公園あじさい

【中国地方のあじさい】近くの名所や人気スポット、見頃をおさえてお出かけしよう 広島や岡山など中国地方のあじさい名所をまとめました。美咲花山園や吉備津神社をはじめ、有名なあじさいロードやあじさい寺など、あなたの住む場所の近くのあじさい名所も紹介されているかもしれませんよ。

その他名所・観光スポット

四国地方のあじさい祭り

あじさいのいち(高知県香南市)

6月の週末を中心に開催されるお祭りです。会場は、野市(のじ)町西佐古から父養寺までの約1.2km、土手一面に20~25種類・約19000株のあじさいが咲き誇る「あじさい街道」。当日はアイスクリンや寿司、花や花苗を販売するのでぜひ利用を。ちょうどホタルも飛ぶ時期のため、夕方頃に訪れると昼間とは違う幻想的な雰囲気を味わえるかもしれません。

田んぼや新緑の緑の中、遠くまで続くあじさいが映えます

田んぼや新緑の緑の中、遠くまで続くあじさいが映えます

【「あじさいのいち」の基本情報】
会期:2023年6月3日(土)〜18(日)の土日
会場:のいちあじさい街道(高知県香南市野市町父養寺7-12)
時間:9:00~16:00
公式サイト:香南市観光協会

第35回はるのあじさいまつり(高知県高知市春野町)

町中を水路が網目のように走る春野町。水路沿いに1万株のあじさいが咲く「あじさい街道」を会場に、2023年もあじさい祭りが開催されます。祭りのメインイベント「あじさいウォーク」では、花見とウォーキングを楽しみましょう。事前予約推奨ですが、当日参加もOK。最後まで歩き切ると、参加賞として温泉や露天の利用チケットがもらえます。

水辺とあじさいのコラボレーションを楽しみましょう

水辺とあじさいのコラボレーションを楽しみましょう

当日は地場産品の販売、飲食コーナーも開設。休憩所も設置されるので、購入した食べ物を座って味わうことができます。ピザやキューバサンドなどの軽食、ビビンバ丼やおにぎりなどのご飯もの、マフィンやタルトなどスイーツ系と、どれを食べるか悩んでしまいそうなほどのラインナップも魅力的です。

【「第35回はるのあじさいまつり」の基本情報】
会期:2023年6月4日(日)※雨天開催
会場:あじさい街道(高知県高知市春野町弘岡中 県道278号線沿い)
料金:(あじさいウォーク参加費)大人1000円、小学生以下無料
時間:開会式9:15~(物販・飲食コーナーは10:00〜15:00)
公式サイト:春野商工会

新宮あじさい祭り(愛媛県四国中央市)

約4haの山肌に植えられた2万株のあじさいが見頃を迎えている「新宮(しんぐう)あじさいの里」で開催されるお祭りです。醍醐味は、会期中のみ運行されるモノレール(片道500円)に乗ってのあじさい鑑賞!勾配のある斜面を滑走するモノレールは、アトラクション感満載で子どももわくわくすること間違いなし。もちろん、あじさいに囲まれながら敷地内をゆったり歩くのも、風情があっておすすめです。

こんもりと生い茂り、山肌を覆うあじさい

こんもりと生い茂り、山肌を覆うあじさい

【「新宮あじさい祭り」の基本情報】
会期:2023年6月11日(日)~7月2日(日)
会場:新宮あじさいの里(愛媛県四国中央市新宮町上山中野地区)
公式サイト:四国中央市観光協会

九州地方のあじさい祭り

白糸あじさい祭り(福岡県糸島市)

標高900mの羽金山(はがねやま)の中腹、24mの落差を誇る福岡県指定の名勝「白糸の滝」で行われるお祭りです。6月中、白糸の滝周辺では約5000株10万本のあじさいが楽しめます。あじさい祭り当日は、なくなり次第終了ですが、餅まきやあじさいの切り花プレゼントも予定。このほか、滝周辺ではヤマメ釣りやそうめん流しのアクティビティーが体験できます。

濡れたあじさいは鮮やかな発色ながら、しっとりとした雰囲気をまといます

濡れたあじさいは鮮やかな発色ながら、しっとりとした雰囲気をまといます

【「白糸あじさい祭り」の基本情報】
会期:2023年6月18日(日)
会場:白糸の滝(福岡県糸島市白糸460-6)
時間:10:30頃~
公式サイト:糸島市観光協会

第25回若松あじさい祭り(福岡県北九州市)

福岡県内でも有数、約7万4300株ものあじさいが咲き誇る高塔山(たかとうやま)では、例年「若松あじさい祭り」を開催しています。花の品種ごとの見頃に合わせ、祭りはメインとサブの2部制。同時開催のイベントは、モデル庭園設置や庭仕事グッズだけのフリーマーケットなど、特に植物好きな人におすすめしたい内容です。もちろん、ご当地グルメなど各種飲食も提供予定です。

メインイベントの目玉、満開の西洋あじさいは間近で見ると迫力があります

メインイベントの目玉、満開の西洋あじさいは間近で見ると迫力があります

【「第25回若松あじさい祭り」の基本情報】
会期:2023年6月11日(日)~7月2日(日)
会場:高塔山公園(福岡県北九州市若松区修多羅)
時間:(サブイベント)5月28日(日)、6月4日(日)10:00〜15:00、(メインイベント)6月11日(日)、18日(日)10:00〜16:00
公式サイト:北九州市

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【あじさいなら九州】がおすすめ!人気スポット一覧や2023年最新開花情報も

福岡県 < 福岡市

太宰府あじさい

【九州地方のあじさい】がおすすめ!人気スポット一覧や2023年最新開花情報も あじさい名所は九州にもたくさん!九州地方のあじさい名所を一覧にして紹介します。2023年の開花状況も掲載。あなたの家の近くにもあじさい名所があるかも?見頃を迎えたあじさいを鑑賞しにお出かけしましょう。

絶景

梅雨はあじさいの花に癒やされよう

2023年開催分の全国のあじさい祭りについて紹介しました。今週末に行けそうなお祭りはありましたか?まだまだあじさいの時期は始まったばかり。紹介しきれていないお祭り情報は、これから追加していく予定です。

「今週末は雨だけど、どこかに出かけたいなあ…」

そんなときはぜひこのページを覗いてみてください。雨に映える花、あじさいを眺めながらイベントを楽しみ、心身ともにリフレッシュしましょう。


Text:Sakura Takahashi Photo:PIXTA


参考:柴田町一関市公式観光サイト村木沢地区振興会雨引山楽法寺(雨引観音)宗吾霊堂成田市観光協会高幡不動尊金剛寺文京区観光協会伊豆・駿河観光ガイド形原温泉あじさいの里愛知県公式観光ガイド幸田町観光協会愛知県観光協会瑞雲山本光寺板取あじさいまつり岐阜県観光連盟田上町県民公園太閤山ランド大阪市立長居植物園大阪府民の森勝尾寺大阪府万博記念公園補陀落山 華観音堂京都大原三千院京都観光オフィシャルサイト藤森神社舞鶴市淡路島公園熊野古道の新たな魅力100選那智熊野大社山口県防府市観光情報ポータルサイト山口県観光サイト華厳宗東大寺別院阿弥陀寺三景園高知県公式観光WEBサイト香南市観光協会四国中央市観光協会愛媛県公式観光サイト北九州市糸島市観光協会白糸の滝