浦上天主堂

長崎県長崎市の小高い丘に建つ「浦上天主堂」。かつて東洋一と謳われたロマネスク様式の大聖堂です。 江戸時代のキリスト教禁教政策が終わり、信仰を取り戻した浦上地区の信者が、30年の月日をかけて資金集めや神父の招致を行い、この地に建設しました。1945年の原子爆弾投下の際には500m先が爆心地となり、この大聖堂も無残な姿に。広島の原爆ドームのように、被爆したそのままの姿で保存するべきという意見もありましたが、信仰の場所を取り戻したいという願いもあり、在りし日の姿に似せて再建されました。焼け落ちた鐘楼(しょうろう)や、熱風で半分が溶け落ちた石像などがそのままの姿で保存され、訪れる人に戦争の悲惨さを訴えています。 近くには、被爆者の治療にあたり、その後病床から平和を訴え続けた永井隆博士のために、浦上の信者や近所の人が建てた「如己堂(にょこどう)」があります。
基本情報
〒852-8112 長崎県長崎市本尾町1-79
095-844-1777
9:00~17:00
無休
無料
アクセス
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FromJR 長崎駅
長崎電気軌道本線 /赤迫方面 →【平和公園】電停 → 徒歩(約8分)