四明荘

長崎県の南東部、島原半島に位置する「四明荘(しめいそう)」。豊かな湧水を利用して造られた、島原市が誇る美しい湧水庭園です。 島原市は、雲仙岳の島原湧水群から流れる豊富な湧水量を持ち、「水の都」とも評される地。町の水路には鯉が悠然と泳ぐ、生活と清流が共存する町です。そんな島原市を代表する庭園が四明荘。東西南北の「四方」を「明」るく見渡せる場所として名付けられました。庭園内の池、2カ所からは1日3,000tの水が湧き上がっています。和風建築が池に浮かんでいるような配置や色とりどりの鯉が悠然と泳ぎ家屋を囲む姿から、「水屋敷」と呼ばれることも。明治時代後期の医師、伊東元三氏が建てた別邸でしたが、後に島原市に寄贈され、2014年に国の登録有形文化財に指定されています。 庭園には四季折々の花が咲き、家屋の様式美と相まって美しい景観を生み出します。池の透明度が高く、優雅に泳ぐ錦鯉が浮かんでいるように錯覚するほど。不思議な写真が撮れると評判の撮影スポットです。館内で提供していただける島原の湧水で淹れたお茶を飲みながら、歴史的建造物と清流の美しさに存分に浸れます。
基本情報
〒855-0000 長崎県島原市新町2
0957-63-1121
9:00〜18:00
無休
大人:300円(高校生を除く18歳以上) 小人:150円(高校生以下)
アクセス
-
From島原鉄道 島原駅
徒歩(約15分)